簡単にイスラエルの映画かと思っていた。
いやこれは、日本映画なのだ。
確かに、出てくる日本人は作者のフォトジャーナリスト広河氏だけだ。
でも彼の映像と写真によるれっきとした日本映画だ。
そして、彼の40年にわたる取材の結果、千時間を超えるフィルム、数万枚の写真という膨大な資料をもとに、
しっかりとした、被虐者の目線での記録映画となった。
日本人にとっては、遠い中東
戦後、いがみ合う複雑な中東。その問題は一言では片付けられない。
ナレーションと解説で、なんとか理解できるが、
それにしても、複雑だ。
まず地理的関係がよくわからない。
イスラエル、パキスタン、レバノン、ユダヤ、アラブと入り組み民族と土地の奪い合いの場である。
その悲劇の原点は、1948年のNAKUBA(大惨事という意味)にあるという。
ユダヤ人による、パレスチナ人の追い出しと虐殺だ。
その廃墟を目の当たりにし、取材を続けた広河氏。
彼は、若い頃社会主義のイスラエルのキブツダリヤに暮らしたことがあり
それが、また、彼の取材の原点にもなっている。
いささか、膨大な資料に目まいがするぐらいだが、視点がしっかりしているので
引き込まれずにはいられない。
中東音痴にも、中東を知らしめてくれる映画だ。
広河氏を支えたスタッフも完敗だ。
いやこれは、日本映画なのだ。
確かに、出てくる日本人は作者のフォトジャーナリスト広河氏だけだ。
でも彼の映像と写真によるれっきとした日本映画だ。
そして、彼の40年にわたる取材の結果、千時間を超えるフィルム、数万枚の写真という膨大な資料をもとに、
しっかりとした、被虐者の目線での記録映画となった。
日本人にとっては、遠い中東
戦後、いがみ合う複雑な中東。その問題は一言では片付けられない。
ナレーションと解説で、なんとか理解できるが、
それにしても、複雑だ。
まず地理的関係がよくわからない。
イスラエル、パキスタン、レバノン、ユダヤ、アラブと入り組み民族と土地の奪い合いの場である。
その悲劇の原点は、1948年のNAKUBA(大惨事という意味)にあるという。
ユダヤ人による、パレスチナ人の追い出しと虐殺だ。
その廃墟を目の当たりにし、取材を続けた広河氏。
彼は、若い頃社会主義のイスラエルのキブツダリヤに暮らしたことがあり
それが、また、彼の取材の原点にもなっている。
いささか、膨大な資料に目まいがするぐらいだが、視点がしっかりしているので
引き込まれずにはいられない。
中東音痴にも、中東を知らしめてくれる映画だ。
広河氏を支えたスタッフも完敗だ。