ひろの映画見たまま

映画にワクワク

百万円と苦虫女

2008-08-01 20:12:25 | 映画
赤い文化住宅の初子と同じタナダユキの作品だ。

苦虫女とは、苦虫をつぶしたような顔をする女の子だ。

でも、蒼井優がその役をやっているから、なんともかわいい。

特に、桃畑の家で風呂に入っている彼女はなんともかわいい。

だから、苦虫だが、この映画は明るい。

こんな話ってありという冒頭のエピソード。

これは、優柔不断の苦虫女ゆえの悲劇だ。

だって、猫を捨てられたからって、男の荷物を全部捨てるなんて。

で、この刑務所行きがこの映画のすべての前提だ。

おかげでいじめられる弟。でも彼はいじめられてもいじめられても

がんばる。この苦境で頑張る少年がこの映画のもう一つのテーマだが。

で、当の彼女、居づらくなり、百万円を持って放浪の旅へ。

かわいすぎるため、すぐ惚れられる。

田舎では、桃娘に仕立て上げられ、逃げ出す。

その前の海では、しつこく誘われる男から逃げる。

そして、とある町のホームセンターで

やっと恋ができる。

でも、行き違いが。

微妙なところで、彼と別れるラスト

これが人生なのだ。

切なくて、悲しくて、でも自分を見失わずに生きる彼女に好感。

蒼井優の存在感は大したものだ。
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