ひろの映画見たまま

映画にワクワク

映画「ヒーローショー」を見る

2011-02-13 17:19:25 | 日本映画
ちょっと人間関係が複雑で、その関係を確認してから再度見た。

DVDの特典だ。

二回目で、この映画の良さがわかってきた。

かなり丁寧に物語は作りこんであるが、一度目はそこが理解できてなくて

ただ、リンチまがいの暴行事件に目が行ってしまったていた。

たしかに、このリンチ、殺人にまで至るので、かなりきつい描写なのだが

この描写が、その後の主人公たちの生き様と関連してくるので、大切なのだ。

で、何とも煮え切らず、ずるずる事件に巻き込まれる主人公は

生きる目的すらあいまいな(これが現代若者のすがたかも)惰性で生きているような男だが、この事件により再生する。

一方、自衛隊上がりで、調理師の免許を取り、開業を考えている男が、

暴力ゆえの、取り返しのつかない惨劇につっこむ。

この二人の主人公をジャルジャルが演じ、素人の演出のうまい井筒監督に引き立ててもらっている。

暴力事件、それも面白アクションでないテーマと、

リアリティを求めたきわどい描写があり、きつい映画であることは確か。
コメント (3)
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