村上春樹の「ノールウェイの森」は、世界で人気の小説だ。
それを、ベトナム人の監督が、日本人を使って、日本語で映画化した。
撮影と音楽は、これも外国人だ。
だが、ヴェネチア映画祭では、賞を逃した。
私は、原作を読んでいない。
たしかに、文学的で不思議なにおいを持つ映画だ。
退屈といえば退屈。
要はテンポがゆったりしているのだが、時にセリフがポンポンととびだす。
基本的な話は、主人公のもて話なんだが、
まず、高校の親友が自殺。
東京の大学へ行くが、そこで、親友の彼女と出会う。
誕生日に結ばれる。
でこの、結ばれることにこだわりがあって、彼女はその日だけ濡れて結ばれた。
だが、親友とは濡れなくて結ばれなかった。
主人公ともその後はぬれない。
なんか、官能というかエロ話だ。
一方、友達の彼女が失踪したので、大学の後輩の女性が近づいてくる。
彼女には、好きな人がいるが結ばれる。
ややこしい話だ。
さらに、友達の彼女は、療養所に入り、自殺する。
一緒にいた、音楽の先生とも結ばれる。
こう書くと、いいかげんなもて男のようだが、
なんかしんがあるのかないのか?
ただ、景色は美しく、音楽は流暢だ。