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映画「大奥」、男女逆転の大奥に意外なしきたりがあった!

2011-09-28 19:06:49 | 日本映画
徳川時代、男だけがかかる難病で、男の数が激減し、将軍様も、男の時代。

従って、大奥なるもの、男所帯であった。

武士道を追い求める若者水野祐之進が、困窮な家計を助けるべく大奥に志願。

そこは、実は、ゲイの世界でもあった。

男同士のねたみなど、一般社会以上に厳しいモノがあった。

そして、将軍がなくなり、新しく将軍になった吉宗。

彼女は改革派であった。

そんな段取りで、裏社会での妬み、出世欲、寵愛などが繰り広げられる。

女社会と違って、刃傷沙汰や厳しい掟があり、

派手な映画というより、深刻な映画だ。

ただ主役の二宮が、ひょうひょうと役をこなし、暗さを補っている。

まあ、普段ありえない社会だけに、その興味だけで引き込まれていく。

豪華絢爛の衣装や調度、徳川時代の華美さは、色を添える。

だが、物語は、祐之進の話が主体で、社会的発展はない。

こんな話もありかなという感じ。

吉宗には柴咲コウが扮するが、結局初夜話なので、あまり活躍どころはない。
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