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北朝鮮を描いた「愛しきソナ」、家族の物語!

2011-09-16 18:05:59 | 日本映画
梁英姫(ヤン・ヨンヒ)監督の家族ドキュメンタリー。

「ディア・ピョンヤン」では、父を主体に撮った作品だったが、

今回は、姪(ソナ)を主体に撮った作品だ。

監督は、朝鮮総連の幹部の娘で、兄3人は帰国事業で北朝鮮に住んでいるという、姪は次兄の娘だ。

特殊な環境で、映像に興味があり撮りためたものを改めて構成したものだ。

北朝鮮の生活の一端が見れる。

ただし、前作の影響で、2005年以降、北朝鮮に入国できなくなり、その後の映像はない。

今回は、子供が主役で可愛いが、母が幼くして亡くなり、父は再婚。

で、彼女を通して、北朝鮮の子どもたちの環境が垣間見える。

後半で彼女が大学で英文科を専攻とあり、将来を見通している。

彼女の撮影で、北朝鮮の置かれた立場が分かるように描かれ、

かなり抑えた描写が心を打つ。

北朝鮮の脱北者のニュースが飛び交う今日、

改めて、両国の関係のむつかしさを想う。

朝鮮総連の幹部だった監督の父もなくなり、時間は容赦なく過ぎていく。

彼ら家族もいつ再開できるのだろうか。

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