ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由」、愛をめぐるそれぞれの理由!

2024-11-19 20:35:38 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆

恋愛映画好き ☆☆☆★

大人の男女の官能的な恋愛を描き、第68回カンヌ国際映画祭でエマニュエル・ベルコが女優賞を受賞、第41回セザール賞主要8部門にノミネートされたマイウェン監督作品。

男女どちらにも感情移入ができない不愉快でわがままな二人の恋愛話。それだけ主役のエマニュエルベルコとヴァンサンカッセルの演技が素晴らしい。カンヌ映画祭女優賞も頷ける。

大人の恋愛、出会っていい時を過ごして裏切られてでも離れられない10年間。

男と女が出会い、恋に落ち、そして結婚、子供ができたまではいい。その後がまあうまく進まない。そこからがまさに男と女、夫と妻の本当の戦い。全く平穏が訪れない。主人公の女はそれを望んでいるのに、相手の男はそんなことお構いなし。

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「BAD LANDS バッド・ランズ」、全てに抗い、全てを掠めとれ!

2024-11-19 18:38:07 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★

安藤サクラと山田涼介が特殊詐欺を生業とする姉弟役を演じたクライムサスペンス。

特殊詐欺等を行う犯罪組織に属する姉弟が組織の資金を奪取する犯罪物語。原田真人監督脚本。黒川博行の「勁草」を原作とする。

大阪で特殊詐欺に手を染める橋岡煉梨(ネリ)と弟の矢代穣(ジョー)。ある夜、思いがけず3億円もの大金を手にしたことから、2人はさまざまな巨悪から狙われることとなる。

冒頭から、一気に目が離せなくなる。安藤演じる橋岡煉梨(以下、ネリ)がキャップを目深にかぶり、ビリヤード場「BAD LANDS」でコーヒーを飲みながら特殊詐欺グループの名簿屋を名乗る高城(生瀬勝久)から指示を受けるシーンで、おおよその人物的背景を理解することができる。関西弁で繰り広げる安藤と生瀬の絶妙なテンポが、観る者を意図せずとも作品世界へと誘(いざな)ってくれる。その渦中で、ふと思いを巡らせる。

ネリの“生きにくい世界を生き抜く美しさと強さ”と、ジョーの抱える異常な愛と衝動に狂う姿…。姉弟が向かう先は“天国”か“地獄”か?予測不能のクライムサスペンスエンタテインメント!

 

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