ひろの映画見たまま

映画にワクワク

1978年冬(中国映画)

2009-01-06 18:28:03 | 映画
最近ちょっと中国映画を見ない(レッドクリフ以外)

今は、こういったまじめな映画は冬の時代か。

この「1978年冬」は

中国が、文化大革命を終え、新しい解放の時代になるまえの

不安定な時代の、まだ、貧しい農村部の物語だ。

年の離れた兄弟の、隣に越してきた都会の娘との

厚情の物語だ。

純朴という言葉がふさわしい、この時代を遠景を多用し

淡々と語られる物語。

すっぱい青春物語だ。

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大丈夫であるように Cocoo 終わらない旅

2009-01-04 13:22:59 | 映画
歌手Cocooに、密着して、そのライブや日常、語りを描いたドキュメントだ。

沖縄出身のCocooは、一部の人には人気があり、紅白にも出たが

一般には、あまり知られていない。

そこがこの映画の良い所か。

沖縄で、ジュゴンの生息地に米軍基地が作られ、

ジュゴンが絶滅に追いやられそうだという

そういう現実に強いメッセージを発している。

それを、一歌手の歌手活動を通じて訴えようというもの。

是枝監督が、自身で撮りたいと思い

半年以上かけて作った映画だ。

カメラワークがきれいで、自然がよく取れているので

その美しさもこの映画の魅力だ。

Cocooの歌は、独特で、沖縄民謡が混ざったりして

新しい歌でありながら、古いものをも巻き込んでいる。

Cocooの語りは、一見脈絡がなさそうだが

結構メッセージとなっている。

ドラマではないが、魅力的な映画だ。
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K-20 怪人二十面相伝

2009-01-03 15:59:17 | 映画
江戸川乱歩は、大正、昭和の推理小説作家で

明智小五郎という名探偵を主人公に数々の少年向け推理冒険小説を書いた。

でもこの映画は、北村想の原作だ。

設定だけをいただいたものだろうか。

たしかに、怪人二十面相に対する明智小五郎や小林少年が出てくるし、

電気を利用した発明が話題になり、そうだとうなづける。

でも、基本は変装であり、自由に飛び回る現代版なのだ。

むしろ、バットマンやスパイダーマンなどアメリカンマンガのヒーローに近い。

サーカス団の男が二十面相に間違われ、本当の

二十面相探しが始まる。

なにしろ、二十面相だから、すぐ変装するので正体不明だ。

でも、映画は正体を明かさねばならず、そこがみそなのか?

松たか子ふんする令嬢が、軽飛行機であらわれ、

金城武扮する二十面相を助けるのだから、

まあ、大人も楽しめる冒険ドラマだ。

ただ、やすっぽく子供を使うのが気になる。
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暗黒街の帝王 カポネと呼ばれた男

2009-01-01 16:03:13 | 映画
正月映画は、あまり気乗りがしないので、

家でDVDを観ることにした。

その一作がこの「暗黒街の帝王」だ。

最近こうゆうやくざ映画はすっかりVシネマの定番になってしまった。

中で、この映画は松方弘樹主演なので、劇場版なみの作品だ。

でも、今は、若い者の暴力映画はあるが、こういう手はすっかり

身を潜めてしまった。

代わりに中国版などが、結構いい線を出している。

で、この映画、実は完結編があって

実に中途半端な終わり方をする

いかにも、一本完結のようなのにだ。

それにしても、ムショ帰りで自分のシマを

再び取り戻そうとするその神経がまず引っかかる。

まるで、殺すために生きているような感じなのだ。

まあ、さすが松方だけあって貫禄は十分なのだが、

脅しと殺しじゃ飽きられる。

それに、年配やくざに威厳がない。

昔の名前で出ているようだ。

もうちょっといい映画を見せてもらいたいね。
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