ひろの映画見たまま

映画にワクワク

NHK山田洋次が選んだ日本映画100選 「利休」を観る

2011-09-12 17:43:26 | 日本映画
1989年作品。

織田信長と豊臣秀吉の時代、茶を教えた利休。

当時、華美な世界であった。

権力者に翻弄され、その生涯をとじた茶人の物語。

監督は、勅使河原宏。いけばなの宗家の跡取りだ。

だけに、映画に出てくるいけばなは意義が深い。

秀吉の朝鮮出兵をいさめ、頑として自説を曲げなかった

茶人の威風が感ぜられる。

一方、衣裳は豪華絢爛。

和田エミさんの本領発揮だ。

贅を尽くした映画にうならされるが。

肝心の話は、ちょっとオーバー的な演出に

ついていけるかどうか。

ただ、落ち着いた利休の三国連太郎はさすがの演技だ。
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映画「蛇のひと」、WOWOWドラマ、映画館でも

2011-09-09 16:54:03 | 日本映画
これは、WOWOWシナリオ大賞の作品を映画化したもので、

一部映画館で上映後、現在DVD化されている。

題名からして、ちょっと引くが、

なかなかのサスペンスドラマだ。

部長の自殺、課長の行方不明、そして会社の金の横領。

立て続けの事件で、課長の行方を探すように命じられた女子社員。

尋ね歩くとともに、課長のちょっと不思議な行動に行き当たる。

課長とかかわることで不幸になる人々、次は?

そして、課長のルーツである大阪、

義太夫の世界があった。

そこでのトラウマか?

話の展開がうまく、つぎつぎと、つぎを追いたくなる構成。

まあ、ミステリーの醍醐味なんだが。

題名が示すように、ちょっと陰湿。

西島秀俊が、課長を好演しているが、関西弁がいまいちなのが気にかかる。}


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「義兄弟」、ソンガンホ、お兄様!

2011-09-08 17:02:06 | 韓国映画
北朝鮮の工作員と韓国の国家情報局員、

ちょっと、この意外な関係についていけるかな?

二人が義兄弟になるのだ。

それは、二人が落ちこぼれだったからだ。

同じ事件で、二人は目的を果たせず、

お払い箱に。

そして6年後、国家情報局員のソンガンホは、探偵業みたいな仕事に、

ぶらぶらしていた工作員カン・ドンウォンを相方にする。

お互い相手をいぶかりながらの同棲生活。

でも、結構、アクションシーンが多く、

一応楽しませてくれる。

この種の映画には珍しく、ハッピーなエンドだ。

ソンガンホの存在感と、ドンウォンのクールさにしびれる。

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映画「神様のカルテ」、末期がん患者と向き合う医師の苦悩!

2011-09-07 18:59:49 | 日本映画
「神様のカルテ」は、桜井翔と宮崎あおいのラブドラマかと思いきゃ、

なんと末期がん患者をみとる救急病院の医師の苦闘物語だ。

加賀まり子演じるがん患者。

夫婦で教師だった夫を偲びながら末期を送る。

他の病院で断られてきた患者を

救急病院で忙しいさなか受け入れる。

そして最後の誕生日には、職員一同で屋上でお出迎え。

暖かい病院にほっとする。

桜井は、大学から研究者になる誘いを受けるが

悩んだ末、地方病院勤務を選ぶ。

夜勤続きの彼を励ますというか、受け止める妻の存在。

あまりべたな夫婦関係がなく、古い旅館に住むメルヘンチックな家庭生活だ。

ただ、少し描写に丁寧さがなく、詰め込みすぎの感あり、残念。


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韓国映画「ハウスメイド」、エロチックサスペンスだけど

2011-09-05 17:35:17 | 韓国映画
最近期待してみて、裏切られることが多い。

ちょっと期待しすぎなのかな?

この映画も、海外でも名高いイムサンス監督、主演のチョンドヨンはカンヌ映画祭で女優賞に選ばれている。

ハウスメイド(家政婦さんだ)のチョンドヨン。

彼女が住み込むのは、親譲りの大金持ち。

まあその邸宅の立派なこと。

でご主人様には、双子を身ごもる妻と6歳の娘、さらには、ベテランハウスメイドがいる。

ハウスメイドは、別荘で過ごす日、ご主人様と関係を持ち、子供を身ごもってしまう。(このあたりがかなりエロっポイ)

金で解決しようとするご主人様と、強制的におろさせようとする妻とその母親。

その辺からサスペンスっぽく、どうなるかとひやひや。

最後に、奇想天外な落ちがあると読んでいたものだから、ハラハラする。

ただ、残念ながら、疑問点が多く、盛り上がらない。

豪邸のセットは芸術的で、音楽もなかなか引きこまれるが??
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映画「ハンナ」、16歳の女が果たす復讐とは?

2011-09-03 17:32:31 | アメリカ映画

16歳の可愛い女の子ハンナが、父親に徹底的にサバイバル訓練を受け、、

復讐を果たすサバイバルアクションだ。

「つぐない」で可愛かったシャーシャ・ローナンが主人公を演じている。

雪深いフィンランドで、元工作員の父とともに暮らし、義務付けられたかのように、サバイバル技術を習得していく。

自ら大鹿を射止め、とどめを刺し、肉の処理までする。

そして父に教えられた復讐の旅に。

まずは、捕えられ、モロッコの砂漠の地下の収容所で尋問を受ける。

が、一瞬のすきに尋問官を殺し、追っ手を吹っ切って、地上に、

でもそこは砂漠、過酷な自然が待ってた。

そして、最後は、自分の故郷であるドイツへ。

約束の遊園地。

で、相手をするのが、これまたすごい腕の女CIA捜査官。

これを演じるのが、ケイトブランシェットで、妖艶で怖い女を見事に演じる。

舞台が、ヨーロッパを駆け巡り、雪原、砂漠と過酷な自然とドイツの都会的な

それもメルヘンチックな遊園地と楽しい。

可愛い少女が、殺し屋とは、そのギャップが面白いが、

まあ、とにかくよく走る。

出生と母親の死の謎が明かされるが、ちょっと異常。

まあ可愛い子のアクションシーンを堪能すだけなら結構面白い。

 

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映画「ノルウェーの森」、村上春樹原作の映画化!

2011-09-02 16:31:20 | 日本映画

村上春樹の「ノールウェイの森」は、世界で人気の小説だ。

それを、ベトナム人の監督が、日本人を使って、日本語で映画化した。

撮影と音楽は、これも外国人だ。

だが、ヴェネチア映画祭では、賞を逃した。

私は、原作を読んでいない。

たしかに、文学的で不思議なにおいを持つ映画だ。

退屈といえば退屈。

要はテンポがゆったりしているのだが、時にセリフがポンポンととびだす。

基本的な話は、主人公のもて話なんだが、

まず、高校の親友が自殺。

東京の大学へ行くが、そこで、親友の彼女と出会う。

誕生日に結ばれる。

でこの、結ばれることにこだわりがあって、彼女はその日だけ濡れて結ばれた。

だが、親友とは濡れなくて結ばれなかった。

主人公ともその後はぬれない。

なんか、官能というかエロ話だ。

一方、友達の彼女が失踪したので、大学の後輩の女性が近づいてくる。

彼女には、好きな人がいるが結ばれる。

ややこしい話だ。

さらに、友達の彼女は、療養所に入り、自殺する。

一緒にいた、音楽の先生とも結ばれる。

こう書くと、いいかげんなもて男のようだが、

なんかしんがあるのかないのか?

ただ、景色は美しく、音楽は流暢だ。

 

 

 

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映画「トルソ」、首なしで手足なしの男の人形、女の性が!

2011-09-01 10:38:32 | 日本映画

前に是枝監督で「空気人形」があったが、これはその男性版。

監督は、是枝の撮影を担当した山崎さん。

ただ、「空気人形」とは違って

主人公は、化粧もせず、友達の合コンの誘いも断る地味な女。

それは彼女にトラウマがあるからだ。

そんな彼女のところへ、彼女と反対の性格をした義理の妹が転がり込んでくる。

まあ、そんな地味な話で、でも今日の空気を醸し出す、不思議な映画だ。

多分、製作費もあまりかからず、こんなの撮ってみたいというそんな映画だ。

姉妹には、渡辺真紀子と安藤さくらが扮し、好演している。

 

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