飫肥藩は藩士の子弟に文武両道を奨励していた。藩の学問所の「振徳堂」では有名な漢学者である安井滄州(そうしゅう)、儒学者の安井息軒(そくけん)親子らが教授を務め、儒教を柱とした教育を行い、江戸末期には蘭学や医学も教えていた。
「飫肥街道」は、飫肥藩の繁栄に大きく貢献した道である。この道は、藩主の参勤交代のために拓かれた、いわゆる「殿様街道」であったが、重要な「物流の道」でもあった。
8月より咲いていた花「鶏頭」
開花時期は、 8/10頃~12/10頃。
・熱帯アジアなどの原産。日本には万葉時代
にはすでに渡来していた”古株”。
・花が鶏の鶏冠(とさか)状に見えるので
この名前になった。
英語でも「cocks-comb」(鶏のとさか)なので
この花に対するイメージは世界共通なのかも。
・花が丸くなって咲くものや、槍のように
とがるものなど、いろいろある。
・昔は草染めの原料として利用された。
・別名 「鶏冠花」(けいかんか)、
「韓藍」(からあい)。
・8月19日の誕生花(鶏冠鶏頭)
9月3日の誕生花(槍鶏頭)
・花言葉は「おしゃれ」(鶏冠鶏頭)
「個性」(槍鶏頭)
・「わが屋戸に 韓藍蒔(ま)き生(おほ)し
枯れぬれど
懲りずてまたも 蒔かむとそ思ふ」
山部赤人 万葉集
「秋風の 吹きのこしてや 鶏頭花」
与謝蕪村
(季節の花300より)