白銀坂は、薩摩藩によって見事な石畳の道が作られているが、急勾配の坂は、やはり相当に険しかったようである。
この道を旅した、江戸中期の地理学者古川古松軒は、「白銀坂から入る道は険しい坂道で、上下三里余り、ところによって屏風を立てたようである・・・」と書いている。
しかし鹿児島から日向や肥後に向かうにはこの道を越えなければならず、険しさに耐えながらも、古来、多くの人々が通ってきた。
坂道の入口から400mほどのところには布引(ぬのびき)の滝があり、急坂に涼しい風を送り込んでいる。また、坂の途中からは右手に錦江湾を望むことができ、道中の疲れを癒してくれる。
9月より咲いていた花「ユリオプスディージ」
開花時期は、 9/25頃~翌5/ 末頃。
長い間咲き続ける。
・南アフリカ原産。
1972年にアメリカから輸入された。
・花は咲く前は白い房に包まれている。
・葉っぱはおじぎ草に似ている。
銀白色の茎葉もきれい。
・比較的寒さに強い。過湿を嫌う。
・「ユリオプスデイジー」とも読む。
(季節の花300より)