滝廉太郎の名曲「荒城の月」に歌われた岡城・・・その城下町であった豊後竹田から、久住高原の南部を通り、天領、日田に至る道で、大量の物資が運ばれた「物流の道」である。
竹田の岡城は、鎌倉時代に緒方惟栄(これよし)が断崖の上に築いた城であり、現在、国の史跡に指定されている。作曲家の滝廉太郎は、少年時代によくこの城跡で遊んでいたという。名曲「荒城の月」は、この岡城に曲想を得たと言われる。
7月より咲いていた花「女郎花」
開花時期は、 7/25頃~10/10頃。
・黄色い清楚な花。山野に生える。
・「おみな」は「女」の意、
「えし」は古語の「へし(圧)」で、
美女を圧倒する美しさから名づけられた。
また、もち米でたくごはん(おこわ)のことを
「男飯」といったのに対し、「粟(あわ)ごはん」
のことを「女飯」といっていたが、
花が粟つぶのように黄色くつぶつぶしていることから
「女飯」→「おみなめし」→「おみなえし」となった、
との説もある。
・漢字で「女郎花」と書くようになったのは
平安時代のなかば頃から、と言われている。
・あまりいい匂いではないようです。
・別名 「粟花」(あわばな)、
黄色い花が粟に似ているから。
「思い草」(おもいぐさ)。
・8月16日の誕生花(女郎花)
・花言葉は「約束を守る」(女郎花)
・「手にとれば 袖(そで)さへ匂ふ 女郎花
この白露に 散らまく惜しも」 万葉集
「女郎花 秋萩凌ぎ さを鹿の
露分け鳴かむ 高円(たかまど)の野そ」
大伴家持 万葉集
(季節の花300より)