季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「烏野豌豆(からすのえんどう)」

2019-02-08 04:28:37 | 暮らし
名言名句(528)

「私はなまじ器用に悪く完成したものより、寧(むし)ろ未完成な

ものに嘱目(しょくもく)する。何故ならそこには無限の将来性が

あるからである」『光 秋


仕事に例を挙げて見ても、要領よく仕上げたものには、どこか軽さが

感じられます。何か欠点があるのではないかと言った疑いが生じて

きます。仕上げはあまりよくないけれども、ひたむきに取り組んだこと

の感じられるものには、親しみがもてます。仮に失敗した部分があって

も、それは許容できる範囲なものなのです。理想としては出来上がりに

何の欠点もないのが一番いいのですが、理想と現実とはなかなかうまく

噛み合わないものの、誠意のこもった器用さは、誰もが望むところです。

歳時記


針供養

「事八日」に1年間お世話になった道具を片付け、供養する風習が

あります。道具の供養として代表的な行事が「針供養」です。

「針供養」は12月8日に行う地域と2月8日に行う地域があり様々です

が、 東日本では2月8日に西日本では12月8日に行われる事が多いよう

です。この日付の違いは、「事始め・事納め」の捉え方の違いが影響

しています。

針は着物の時代の大切な道具。江戸時代に針の労をねぎらい裁縫上達

を祈る祭りとして広まりました。

針仕事は女性にとってとても大切な仕事でしたので、お世話になった

折れた針や古くなった針を、感謝の気持ちを込めて柔らかい豆腐や

こんにゃくに刺し、川に流したり、神社に納めたりして、裁縫の上達

を願いました。

また、色白の美人になる、まめに働けるようになど、由来には諸説ある

ようです。

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2月から咲く花「烏野豌豆(からすのえんどう)」

開花時期は、 2/10 ~ 5/10頃。
・春、いかにも豆科っぽい
 ピンク色の花が咲く。
・春、若芽を天ぷらにすると
 おいしいらしい。

・これより小さいものに、
 「雀野豌豆」
 (すずめのえんどう)がある。
 大きめのものに
 「烏」と名づけることが多い。
 また、実は熟すと
 黒くなることから
 黒→カラス、との連想で
 「烏」の名がついた、
 との説もある。


・黒く熟した実は、
 時期が来ると自然に爆(は)ぜて、
 中のタネを外にはじき飛ばす。
 飛ばすときは
 実がねじれるように爆(は)ぜて、
 タネを遠心力で
 遠くに飛ばす仕組みを
 もっているようだ。

 (爆(は)ぜるところは、
  カタバミに似ている)

 1つの実に
 5個ぐらいのタネが入っている。
 爆(は)ぜる時季に、
 群生しているところで
 耳をすましていると、
 「パン、パン」と
 爆(は)ぜる音が聞こえる。


・別名
 「矢筈豌豆」
  (やはずえんどう)。
   葉の先端がくぼみ、
   矢筈形になることから。


(季節の花300より)



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