名言名句(537)
「沈黙は愚人の鎧(よろい)、冑(じゃぶと)なり。奸者
(かんじゃ)の城塞(じょうさい)なり。明白々の心地、
温照々の胸郭(きょうかく)ならば、千言万語するとも
何の不可あらん」『幸田 露伴』
ゆっくりものを言うとか、あまりしゃべらない人間を慎重で重厚で
あるという一般的な見方がありますが、この偏った見方は、露伴の
言葉によって訂正すべきだと考える人も少なくありません。よく
しゃべる人間は軽蔑だとするこれまでの先入観を変える必要は
あります。鎧冑を脱いで、さあ、俺はこれだけのものだ、と胸を
張って、どこからでもかかってこい、と正々堂々と自分を曝け出
しているのに冑を身に付けた方が立派だとするのは、それは鎧とか
冑の装身具せいでしょう。
幸田露伴(1867-1947)は、東洋思想に裏打ちされた理想主義的な
作風で、明治から昭和にいたって長い文学活動を続けた小説家でした。
==========================
2月より咲く花「オンシジューム」
中南米原産。
・黄色い蝶の羽が
ひっついたような、
変わった形の花。
・寒さには強いようです。
・「オンシジウム」とも読む。
・別名
「雀蘭(すずめらん)」
・6月20日、10月9日の誕生花
・花言葉は「印象的な瞳、遊び心」
(季節の花300より)
「沈黙は愚人の鎧(よろい)、冑(じゃぶと)なり。奸者
(かんじゃ)の城塞(じょうさい)なり。明白々の心地、
温照々の胸郭(きょうかく)ならば、千言万語するとも
何の不可あらん」『幸田 露伴』
ゆっくりものを言うとか、あまりしゃべらない人間を慎重で重厚で
あるという一般的な見方がありますが、この偏った見方は、露伴の
言葉によって訂正すべきだと考える人も少なくありません。よく
しゃべる人間は軽蔑だとするこれまでの先入観を変える必要は
あります。鎧冑を脱いで、さあ、俺はこれだけのものだ、と胸を
張って、どこからでもかかってこい、と正々堂々と自分を曝け出
しているのに冑を身に付けた方が立派だとするのは、それは鎧とか
冑の装身具せいでしょう。
幸田露伴(1867-1947)は、東洋思想に裏打ちされた理想主義的な
作風で、明治から昭和にいたって長い文学活動を続けた小説家でした。
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2月より咲く花「オンシジューム」
中南米原産。
・黄色い蝶の羽が
ひっついたような、
変わった形の花。
・寒さには強いようです。
・「オンシジウム」とも読む。
・別名
「雀蘭(すずめらん)」
・6月20日、10月9日の誕生花
・花言葉は「印象的な瞳、遊び心」
(季節の花300より)