名言名句(538)
「年々にわが悲しみは深くしていよよ華やぐいのちなりけり」
『岡本 かの子』
岡本かの子(1889-1939)は、小説家、歌人として、昭和初期、
大活躍した文学者です。昭和11年、47歳の時、芥川龍之介を
モデルにした『鶴は病みき』で小説家としての実質的な出発を
果たしましたが、その陰には、漫画家の鼻祖である夫の岡本一平
の献身的な犠牲と奉仕を抜きにしては、彼女のその後の文学の
展開は考えられないといってもいいでしょう。故画家岡本太郎は、
二人の間の長男でした。一平は、「かの子の崇拝者の青年たちとの
恋と同居を黙認」し、「とうてい常識では考えられない特異な夫婦
生活が営まれ、性を抜きにした全く精神的な共同生活が続けられた」
といった生活の背景を考えると、この歌の寂寥感も一味違ったもの
として伝わってきます。かの子は、昭和14年のこの日、亡くなりました。
===========================
2月より咲く花「寒桜(かんざくら)」
咲き始めるのは
桜のなかでは早い方。
1月頃から咲くものもある。
・大島桜と
寒緋桜(かんひざくら)との雑種。
ピンク色の花びらがいっぱい。
・寒桜の仲間には
「大寒桜(おおかんざくら)」や、
伊豆半島に咲く、
「修善寺桜
(しゅぜんじざくら)」
「河津桜(かわづざくら)」
などがある。
(季節の花300より)
「年々にわが悲しみは深くしていよよ華やぐいのちなりけり」
『岡本 かの子』
岡本かの子(1889-1939)は、小説家、歌人として、昭和初期、
大活躍した文学者です。昭和11年、47歳の時、芥川龍之介を
モデルにした『鶴は病みき』で小説家としての実質的な出発を
果たしましたが、その陰には、漫画家の鼻祖である夫の岡本一平
の献身的な犠牲と奉仕を抜きにしては、彼女のその後の文学の
展開は考えられないといってもいいでしょう。故画家岡本太郎は、
二人の間の長男でした。一平は、「かの子の崇拝者の青年たちとの
恋と同居を黙認」し、「とうてい常識では考えられない特異な夫婦
生活が営まれ、性を抜きにした全く精神的な共同生活が続けられた」
といった生活の背景を考えると、この歌の寂寥感も一味違ったもの
として伝わってきます。かの子は、昭和14年のこの日、亡くなりました。
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2月より咲く花「寒桜(かんざくら)」
咲き始めるのは
桜のなかでは早い方。
1月頃から咲くものもある。
・大島桜と
寒緋桜(かんひざくら)との雑種。
ピンク色の花びらがいっぱい。
・寒桜の仲間には
「大寒桜(おおかんざくら)」や、
伊豆半島に咲く、
「修善寺桜
(しゅぜんじざくら)」
「河津桜(かわづざくら)」
などがある。
(季節の花300より)