人生日訓(602)
「過ぎ去ったことにくよくよせぬ」
既に遅く来てしまった社員を今更咎めても始まらない。失敗したら子女を叱っ
ても、もう時効にかかっている。孔子も「既往を咎めず」と言っている。「来
時を忘却し去る」ことが悟りの一つの極意だと聞いている。勿論、自分の失敗
に思い切り、懲りることは大切だが、やってしまった失敗をいつまでも後ろ向
きに咎めだてをせぬことである。さらっと、向き変えて、再び失敗を繰り返さ
ないように、堅実に前進することである。
歳時記
雛祭り
中国の上巳の祓いが伝わる以前から、日本の貴族社会では「雛遊び
(ひいなあそび)」というものがあり、平安の中期に盛んに行われて
いたようです。
当時は大人の遊びでしたが、次第に子どもたちの世界に広まりました。
現在のように、段を組んだり豪華な飾りを施すようになったのは江戸
時代に入ってから。
江戸時代の初期に、京都の御所で盛大な「ひなまつり」が催されて
以降、江戸の武家社会にも広まり、庶民の間にも定着していったと
されています。
式日にも定められていました。
ひな人形を飾り、白酒・菱餅・あられ・桃の花等を供えて祀ります。
ひな祭りの料理はやはり、ちらし寿司と蛤のお吸い物ですね。
蛤は女の子の美徳と貞節を意味するもので、ちらし寿司の具である
蓮(れんこん)やエビも縁起がいいものとされ、お祝い事には良く
使われます。
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3月から咲く花「土佐水木(とさみずき)」
開花時期は、 3/ 5 ~ 4/ 5頃。 ・自生しているのは 土佐(高知県)近辺の 蛇紋岩地帯のみだが、 全国で植栽されている。 ・日向水木と比べて、 一房の花の数が多くて花も大きい。 おしべの部分は茶色。 (開花直後はおしべは赤っぽい。 花が開いてくると 次第に茶色くなるようだ) 土佐水木の仲間に 支那水木がある。
(季節の花300より)