季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「三叉 (みつまた」

2021-03-05 04:49:44 | 暮らし
人生日訓(604)

「農業すなわち仏業なり」

これが仏教楓の職業倫理、経済倫理ともいうべきものである。別段、山に入っ

て修行しなければ成仏できぬというのは特別の人間、小乗的な考え方をもった

者も意見であって、釈迦の本意でhない。従って、鈴木正三に従えば、仏教と

いうものはすべての職業を肯定し、世間に生き、衣食の道に沿って成仏の可能

性のあることを教えるものであると受け取ったようである。私も、ほぼ同様な

見方をしている。

歳時記

啓蟄

3月5日。および春分までの期間。

太陽黄径345度 雨水から数えて15日目頃。

啓は「ひらく」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」の意味で、

大地が暖まり冬眠していた虫が、春の訪れを感じ、穴から出てくる頃。

菰(こも)はずし を啓蟄の恒例行事にしているところが多いですね。

まだまだ寒い時節ではありますが、一雨ごとに気温が上がり、日差しも

徐々に暖かくなってきます。

春雷がひときわ大きくなりやすい時季でもあります。

八百屋さんの店先に山菜が並び始めます。

旬の食材で春の訪れを味わいましょう。

※実際に、動物や虫(種類によって違いますが)が冬眠から目覚めるのは、

最低気温が5度を下回らなくなってから、平均気温が10度以上になって

からだそうです。

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3月から咲く花「三叉 (みつまた」

 開花時期は、 3/ 5 ~ 4/10頃。 ・原産地は  中国中南部、ヒマラヤ地方。  江戸時代初期に渡来した、  とされるが、  万葉集の「さきくさ」の名で  歌われているのがミツマタである、  との説があり、  渡来時期が万葉時代以前なのか  江戸時代なのかは  確定していない模様。 ・花芽は、  ちょっと不気味な、不思議な形。 ・花は、蜂の巣が  ぶら下がったような形。 ・枝が3本ずつ分岐する。  (不思議!)  これが名の由来♪ ・樹皮には強い繊維があり、  和紙の原料になる。  しわになりにくく高級で、  また虫害にもなりにくいので、  1万円札などの紙幣や証紙など  重要な書類に使われる。  1876年(明治9年)に、  政府印刷局で三叉を原料として  紙幣を作ってから、  三叉の利用度が高くなった。  紙幣以外でも、  証書、地図用紙、コピー紙など  各種の紙とその原料として  幅広く使われている。 ・「三椏」とも書く。  「椏」は”あ”とも読み、  「木の股」の意味がある。 ・「赤花三叉  (あかばなみつまた)」は、  戦後、愛媛県の栽培地で  発見された。  ときどき見かける。 ・「春されば   まず三枝(さきくさ)の   幸(さき)くあらば   後(のち)にも逢はむ   な恋(こ)ひそ   吾妹(わぎも)」    柿本人麻呂

(季節の花300より)

  
        

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