人生日訓(619)
「接心ということ」
相手の心を見抜いて相手にぴったりくる質問を出してやり、
回答の暗示を与えるのである。面接とも言っている個人的
接触のことである。今日の教育にはこうした個人的カウン
セリングが不足している。みんな形式的、一般的の訓示に
なってしまう。これでは「お説教」である。
歳時記
春分の日
3月20日。および清明までの期間。 太陽黄径0度(春分点)啓蟄から数えて15日目頃。 地球の赤道を延長した天の赤道と太陽の通り道の黄道が ちょうど交差したところが黄径0度。 春分とは、太陽がちょうど黄径0度(春分点)に到達した 瞬間のこと。太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の 長さがほぼ同じになります。 この日から夏至まで昼がだんだん長くなり、夜が短くなります。 ヨーロッパなどでは、春分をもって春の始まりとしています。 春分・秋分の3日前から7日間をそれぞれ春の彼岸、秋の彼岸とします。 春分・秋分は「彼岸の中日」といいます。彼岸は日本独自の行事です。 雷が稲光り雷声が轟き始める時季でもあります。 「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、寒さは和らぎ 過ごしやすい季節になります。 桜の開花情報が聞かれるのもこの頃からです。 |
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3月から咲く花「辛夷(こぶし)」
開花時期は、 3/15 ~ 4/15頃。 ・「北国の春」(千昌夫)の 歌詞にでてくる。 ♪ こぶし咲く あの丘 北国の ああ 北国の春 ♪ ・昔の人は、この花の開花時期から 農作業のタイミングを判断したり、 花の向きから 豊作になるか否かを占ったりした。 (種まき桜と呼ぶ地方もある) ・つぼみが開く直前の形が 子供のにぎりこぶしに 似ているところから この名前になったらしい。 また、辛夷の実は ゴツゴツしており、 その実の具合から 「こぶし」と命名されたのでは、 との説もある。 ・白い花で、花びらの幅は狭い。 全開する。 白木蓮より小さい。 葉に先立って開花。 ・花の下に小さい葉を一枚つける。 ・細長い花びらが10数枚あって 垂れ下がるさまが、 神前に供える玉串の 「四手」に似ている、 「四手辛夷(しでこぶし)」や、 ピンク色の 「紅辛夷(べにこぶし)」 もある。 ・薬効 鼻炎、花粉症 ・薬用部位 花のつぼみ ・生薬名 「辛夷(しんい)」 ・別名 「田打桜(たうちざくら)」 昔は、コブシが咲く頃に 田植えを始めたことから。 ・3月24日の誕生花(辛夷) ・花言葉は「信頼」(辛夷)
(季節の花300より)