季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

長崎街道(二)⑦

2007-09-25 07:49:57 | インポート

諫早北部には破籠井(わりごい)という地名の集落があり、ここから、鈴田峠が始まっている。
「破籠井」とは弁当箱のことで、ここで旅人が食事をとったことからその名が付いたといおう説がある。

鈴田峠の道は、高くはないが深い山中を通る。頂上付近は雑木林が広がり、木漏れ日の注ぐ中を、心地よい、細い林道が抜け、その先は大村へと続いている。

最寄りの駅=JR長崎本線・長崎駅、諫早駅、JR大村線・岩松駅。


7月より咲いている花「松葉牡丹」

開花時期は、  7/  1頃~10/25頃。
  長い間咲き続ける。                     
・「ポーチュラカ」も載せてみました。     
・ブラジル原産。全世界の温帯、熱帯にある。
  暑ければ暑いほどよく繁る。             
  強健な草花で、強い日照りにも耐えて     
  次々と一日花を咲かせる。               
・アロエやサボテンなどと同じ貯水能力と、 
  気孔が夜開くという特殊な光合成能力がある
・線形の葉を「松」に、花を「牡丹」に     
  見立てたことから「松葉牡丹」に。 

(季節の花300より)  

   


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朝顔

2007-09-24 07:52:50 | インポート

7月より咲いていた花「朝顔」

開花時期は、  7/  1頃~10/10頃。     
・中国原産、平安時代に日本に渡来した。         
・朝のうちだけ開花。日陰にある場合は           
  夕方頃まで咲き続けることもある。             
・夏から秋まで長い間咲き続ける。               
・さまざまな色で楽しませてくれる。

(季節の花300より)


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長崎街道(二)⑥

2007-09-21 06:49:39 | インポート

日見峠を越えると矢上至る。矢上にはシーボルトが江戸参府の途中に立ち寄ったと伝えられる教宗寺(きょうそうじ)があり、庭園は当時そのままの姿で残されている。
矢上を出て諫早へ向かう途中には井樋ノ尾峠(いびのおとうげ)がある。ここは100~150mの小高い丘が連なる地帯で、その頂上付近には「御籠立場」と呼ばれる小さな広場があり、旅人や長崎往来の幕府役人たちはここで駕籠を据えて一休みしたと言われている。

付近からは、眼下に大村湾を一望でき、休憩場所として選ばれた理由が窺える。


7月より咲いていた花「鳳仙花」

開花時期は、  7/  1頃~  9/20頃。 
  夏から初秋にかけて咲く。                 
・インド近辺原産。日本には17世紀頃に渡来。 
・花を鳳凰(ほうおう)に見立てた中国名。   
・以前、島倉千代子の唄にありました。       
・実は熟してくると、はじき出される。       
・別名  「爪紅」(つまべに)、             
    昔、鳳仙花の花で爪を染めたことから。   

(季節の花300より)

 


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長崎街道(二)⑤

2007-09-20 07:30:53 | インポート

蛍茶屋付近から始まる日見峠への坂道は、ほぼ現在の国道34号線沿いに進んで、日見トンネル手前で国道をそれ、頂上に至る。
日見峠は長崎の街の出入り口にあたる峠である。峠からの下りは、通称「七曲がり」と呼ばれる九十九折りの坂道で、その麓に「芒塚(すすきづか)の去来碑」がある。
これは、芭蕉門下で長崎出身の向井去来が詠んだ句が刻まれた石碑で、「君が手も まじるなるべし 花薄(はなすすき)」と記されている。


長崎の東部には山越えの道が続く。


7月に咲いていた花「禊萩(みそはぎ)」

開花時期は、  7/  1頃~  8/  末頃。 
・やや湿ったところに咲く。                 
・「みそはぎ」は「みそぎはぎ」を略したもの。
  「みそぎ」は水を注いで悪魔を払うこと。   
  「はぎ」は「萩」。                       
  旧暦のお盆のときに、ミソハギの枝を水に   
  浸して、仏前の供物に禊ぎ(みそぎ)をした。
  長野県などでは、お盆の日に、花に水をつけて
  玄関先でおはらいをして祖霊を迎える。     
・別名  「盆花(ぼんばな)」               
            上記理由から。                 


★江戸時代までの「8月」は、明治以降「7月」
  に前倒しになったので(旧暦→新暦)、     
  江戸時代までの”旧暦のお盆(8月中旬)”は
  今だと「7月中旬」に該当する。           
  ただ、実際には「7月中旬」と「8月中旬」の
  お盆があり、また、                       
  お盆といえばふつう「8月中旬」のことを指す
      = 8月13日~16日。              
             8月13日は「祖霊を迎える日」
             8月15日は「お盆」          
             8月16日は「祖霊を送る日」  

(季節の花300より)


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長崎街道(二)④

2007-09-19 06:40:22 | インポート

高野長英をはじめとする蘭学者を輩出した「シーボルトの鳴滝塾」は、蛍茶屋の近くにあった。
鳴滝塾の跡地には現在、シーボルト記念館が建てられている。シーボルトはオランダ商館長に随行し、長崎街道を江戸に旅しているが、その時のことを綴った『江戸参府紀行』には、「長崎街道」に関する多くの記述がみられる。



7月に咲いていた花「南京はぜ」

開花時期は、  7/  1頃~  7/  末頃。 
・中国、東南アジア原産。                   
・花は夏。葉の色と同じようなので目立たない。
・実は緑から白っぽくなり、目立たないが、   
  秋の紅葉はとてもきれい。                 
・昔は、実の皮から”ろうそく”用の         
  「ろう」を採った。                        
・埴輪(はにわ)などの素焼土器をつくる人たちを
  「はじ」と呼ぶが、紅葉の色がこの土器の色に
  似ていることから「はじ」と呼ばれ、       
  しだいに「はぜ」になった。               
  「南京」はたぶん、原産地の名前から? 

(季節の花300より)

    


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