季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「芙蓉 (ふよう)」

2019-10-26 05:17:07 | 暮らし
人生日訓(45)

「店での人造り」

お店といえば昔は住み込みがきまりで、厳しい躾があったものだ。今日では自由主

義となり、主人側も気を利かして手を緩めているので、自由放任の独身寮になって

しまってところが多い。何も昔風に戻せともいわぬが、店というものがこの広い世の

中における一つの人造りの場でもあるということを考えてほしい。店主側もその責

任を感じて、月に何度なり、自分からその寮に出向いて一人一人面接してみてほし

いものである。

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40月に咲いている花「芙蓉 (ふよう)」

開花時期は、 8/ 1 ~ 10/ 5頃。 ・ピンク色の大型の花。  枯れたあとの姿も印象的      (”枯れ芙蓉”)。 ・昔から、「美しい人のたとえ」に  用いられている花で、   美しくしとやかな顔立ちのことを  「芙蓉の顔」という。 ・「酔芙蓉(すいふよう)」   芙蓉とほとんど同じ形の花だが、   朝に開花したときは白花で、   夕方になるにつれて   だんだん赤くなるという、   とてもおもしろい花。   ”酔っぱらって赤くなった”   とのことで    この名前になったらしい。   ピンク色の「芙蓉」を   夕方に見ただけだと   ふつうの「芙蓉」と「酔芙蓉」は   見分けがつきにくいが、   朝、白かった花が   夕方ピンク色になっていれば、   それは「酔芙蓉」かもしれない。   「酔芙蓉」写真は上記「写真集」で。  ・「反橋(そりばし)の   小さく見ゆる 芙蓉かな」    夏目漱石   「草とって   芙蓉明らかに なりにけり」    河東碧梧桐    (かわひがしへきごとう)  「白き芙蓉   あかき芙蓉と かさなりて   児のゆく空に 秋の雨ふる」    与謝野鉄幹    (よさのてっかん)

(季節の花300より)


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季節の花「ユリオプステージ」

2019-10-25 04:37:15 | 暮らし
人生日訓(44)

「うてばひびく」

それは、何も経営指導の診断に限ってはいない。村松氏のように人間の心理、精神

分析を専門にやっている者の診断も聞いてみることである。過日、彼は月々出講し

ているある店舗の代表者達に、「この店の諸君にははねっかえりが弱い。自分から

進んで質問しようとともしないし、こっちから尋ねても、なかなか答えない。こんなこ

とではいけない。もっと工夫すべきではあるまいか」と注意したところが、幹部連が

非常に共鳴して、店員の体質改善に乗り出した例がある。
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10月に咲いている花「ユリオプステージ」

開花時期は、 9/25 ~ 翌 5/末頃。  長い間咲き続ける。 ・南アフリカ原産。  1972年に  アメリカから輸入された。 ・花は咲く前は白い房に包まれている。 ・葉っぱはおじぎ草に似ている。  銀白色の茎葉もきれい。 ・比較的、寒さに強い。

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季節の花「ユッカ蘭」

2019-10-24 04:52:11 | 暮らし
人生日訓(43)

「悪しき友と交わるなかれ」

釈迦は友人ということについたは余程関心が強かったとみえて、一切経の中には

度々取り扱われている。この公法句経の句もその一つで、全文には、「あしき友と交

はる勿れ、いやしき人をも侶(とも)とせざれ。こころ清き友と交はるべし。上士を侶と

せよ」と言っている。自分よりも上士、人柄なり、能力の上の人と交われというのもい

い。お互い、うっかりすると、目上の人と交わるより、気苦労の少ない目下と付き合い

たがるのが人情である。どんなことでもいい合える友人と、うっかりすると付き合っ

てしまう。「わるい友人」とも、えてして付き合うのである。

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1月に咲いている花「ユッカ蘭」

開花時期は、 5/25 ~ 6/15頃。  (二度咲き→ 9/25 ~ 11/25頃) ・春と秋に二度咲きする。  秋の花は、9月下旬頃から   咲き出すものと、  11月になってから咲き出すものに  分かれるようだ。  (さらにそれが年を越して   咲きつづけるものもある) ・アメリカ大陸原産。  1596年にイギリスに渡り、  日本へは明治中期に渡来。 ・葉は先端が尖り、固い。 ・白い、おわんを逆さにしたような花が  たくさん咲く。  一つ一つの花が重いため、  花柱が倒れてしまうこともある。  (いくつか目撃したことあり) ・英名は「Spanish dagger」で  ”スペインの小刀”の意味。  剣状の葉っぱに由来する。  中国名は「鳳尾蘭」で、  「鳳凰」の尾のような形をした蘭、  という意味。 ・別名  「厚葉君が代蘭」   (あつばきみがよらん)。   学名が「Yucca gloriosa」で   「gloriosa」が   「立派な、栄光ある」という意味   があり、そこから    立派な和名がつけられた。

(季節の花300より)



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「金木犀 (きんもくせい)」

2019-10-23 04:24:55 | 暮らし
人生日訓(42)

「魚心水心」

上司がみんなの気持ちをおしはかって、「いいわけ」を聞いてやろうとすると、皆は

歯を食いしばってでも、「いいわぇ」をいうまいと頑張る。「無理するな」といわわって

上げると、自ら進んで「重い石」を持とうとする。人間というものは妙な存在で、いわ

ば、「魚心水心」である。相手の気持ちを察してあげると自分の義務にふるい立って

くる。義務呼ばわりされると、自分の権利を主張したくなってくる。こうなっては和の

ムードはたちまち破壊されてしまう。
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10月に咲いている花「金木犀 (きんもくせい)」
開花時期は、 9/25 ~ 10/10頃。  10月中旬頃にもう一度咲いて  「再びあの香り♪」  ということもある。 ・とてもよい香り。  9月下旬か10月上旬頃の  ある日突然、  金木犀の香りが始まる♪  (それは年によって   9月25日だったり、     10月3日とかだったりする。   それまで匂わなかったのに   どの花も一斉に匂い出す。   不思議♪)  2019年は、匂い始めが  10月13日と、相当遅かった。  ※月日は東京近辺での実例です。  咲いているあいだじゅう  強い香りを放ち、    かなり遠くからでも匂ってくる。  (匂いの元はどこかな?と探すのも、   楽しみのひとつ) ・春の沈丁花と同じぐらい香る。 ・咲いたあとで雨風があると   あっけなく散ってしまう。  はかない。 ・中国南部の桂林地方原産。  中国語では  ”桂”は木犀のことを指し、  「桂林」という地名も、  木犀の木がたくさん   あることに由来するらしい。  日本では木犀といえば、  ふつう思い起こすのは  金木犀ですね。  金木犀の中国名は「丹桂」。    丹=だいだい色、    桂=モクセイ類。 ・”犀”の字は  「固い、鋭い」の意味あり。  枝が固いからかな? ・江戸時代初期の頃、渡来した。 ・「散らし雨   道端染める 金木犀」          '92 (筆者)

(季節の花300より)





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季節の花「みせばや」

2019-10-22 04:39:54 | 暮らし
人生日訓(41)

「予が遺跡は諸州に遍満(へんまん)すべし」

法然上人がいよいよ建歴二年に入滅される直前、「あなたにはお寺を一ケ寺もお建

てになりませんでしたが、どこを御遺跡といやずべきでせうか」と尋ねたとき、その

返事がこれである。「ゆへいかんとなれば念仏の興行は愚老一期の勧化なり。され

ば念仏を修せんところは貴賤を論ぜず、海人漁人がとまやまでもみなこれ予は遺

跡なるべしとぞ仰せられける」とある。また、「あとを一廟にしむければ遺法あまねか

らず」とも言っている。何という壮大な見識であろうか。彼が一生涯に一字の精舎も

建てなかったのも、いかにも法然らしい見識であるが、「念仏の声するところ、みなこ

れわが遺跡なり」と見破ったところは実に驚くべき考え方である。全く圧倒されるも

のがある。

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40月に咲いている花「みせばや」

開花時期は、 9/15 ~ 11/末頃。 ・「見せばや」は、  ”きれいなので誰に見せようか”  という意味。 ・葉は多肉質で、ぶっとい。  冬になると赤く紅葉する。 ・北海道に生える、  「日高見せばや」という品種もある。 

(季節の花300より)


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