人生日訓(45)
「店での人造り」
お店といえば昔は住み込みがきまりで、厳しい躾があったものだ。今日では自由主
義となり、主人側も気を利かして手を緩めているので、自由放任の独身寮になって
しまってところが多い。何も昔風に戻せともいわぬが、店というものがこの広い世の
中における一つの人造りの場でもあるということを考えてほしい。店主側もその責
任を感じて、月に何度なり、自分からその寮に出向いて一人一人面接してみてほし
いものである。
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40月に咲いている花「芙蓉 (ふよう)」
開花時期は、 8/ 1 ~ 10/ 5頃。 ・ピンク色の大型の花。 枯れたあとの姿も印象的 (”枯れ芙蓉”)。 ・昔から、「美しい人のたとえ」に 用いられている花で、 美しくしとやかな顔立ちのことを 「芙蓉の顔」という。 ・「酔芙蓉(すいふよう)」 芙蓉とほとんど同じ形の花だが、 朝に開花したときは白花で、 夕方になるにつれて だんだん赤くなるという、 とてもおもしろい花。 ”酔っぱらって赤くなった” とのことで この名前になったらしい。 ピンク色の「芙蓉」を 夕方に見ただけだと ふつうの「芙蓉」と「酔芙蓉」は 見分けがつきにくいが、 朝、白かった花が 夕方ピンク色になっていれば、 それは「酔芙蓉」かもしれない。 「酔芙蓉」写真は上記「写真集」で。 ・「反橋(そりばし)の 小さく見ゆる 芙蓉かな」 夏目漱石 「草とって 芙蓉明らかに なりにけり」 河東碧梧桐 (かわひがしへきごとう) 「白き芙蓉 あかき芙蓉と かさなりて 児のゆく空に 秋の雨ふる」 与謝野鉄幹 (よさのてっかん)
(季節の花300より)