町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

東北本線に進出するキハ110系

2017年09月12日 | JR東日本

東北本線は上野~黒磯間は直流1500V、黒磯以北は交流50Hz・20000V電化となっており、境界となる栃木県那須塩原市の黒磯駅では日本で唯一の地上切り替え方式の設備がある駅として知られていましたが、2008年9月に保守点検中の作業員が誤って送電線に触れ感電死する事故が発生してしまい事態を重く見たJR東日本では、交流と直流が混在する構内の直流化を決定し、工事を進めて来ました。完成後はデッドセクションが黒磯~高久間に新設される為、交流電車の乗り入れが不可能になる事から10月14日のダイヤ改正で黒磯~新白河間はE531系が主体になる事が決まりましたが、一部にキハ110系の列車も加わる事になりました。

郡山駅中線に1両でポツンと停車していたキハ110系。実際に運用されるのは郡山派出所に在籍している磐越東線用の車両ですが、この写真の車両は磐越西線や羽越本線で使用される新津運輸区の所属車でした。車体がかなり綺麗だったので、検査後だったようです。

黒磯〜新白河間の県境を跨ぐ区間は旅客需要が少なく高価な交流・直流両用電車を閑散路線の為に増備するのは経済的にも得策とは言えない為、このような措置になったようですが、東北本線で架線の下を走る気動車列車の久々の再来ということで、運転開始を大変楽しみにしています。

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