前回にPJ-・PKG-規制のエルガを記事にしましたが、今回は現在主力になりつつある最新世代のエルガです。改良を繰り返して導入が続いて来たエルガも遂にフルモデルチェンジされる事になり、長年見慣れた旧デザインのエルガは2014年導入の14-C9352(QKG-LV234L3)を最後に終了しました。そして2016年に増車で導入の16-C9353(QDG-LV290N1)からは新型エルガの導入に移行します。その新型エルガも2017年からは早くも同年9月に施行される排出ガス規制に適合させるべく型式も2PG-として改良が加えられ、小田急では17-C9387(2PG-LV290N2)から導入を開始しています。
毎度お馴染み調布駅南口で、18-D9396(2PG-LV290N2・2018年式)です。武蔵境・狛江からは東京オリンピック・パラリンピック希望ナンバーが多数登場しました。この型式の導入でKL-規制車と一部のPJ-規制車に多数廃車が発生しています。
二子玉川駅で待機中の同車をリア部から。行先表示は長いこと三色LEDを継続して採用していましたが、2017年度車よりフルカラーLED表示に変更されています。長らくリア部には「人に優しいノンステップバス」のロゴと木のイラストが描かれていましたが、新型エルガでは省略されているのでシンプルそのものですね。
登戸営業所から回送で向ヶ丘遊園駅に向かっている途中の18-E9392。上と同型式ですが、屋根上ファンが角形から本車は丸型になっています。このアングルだと見えないですね・・・。
大型の固定窓で開放的な車内。優先席部分は1人掛け座席ですが、ハートマークの模様入りモケットで区別しています。普段乗る分には申し分無いですが、前扉直後のタイヤハウス上にあった席が廃止されたままなのは残念です。
今後も継続して更に導入されるかと思いますが、代替でPJ-規制車が置き換えられ地方のバス会社に譲渡されると、また見慣れた高年式ツーステップバスが消えることになるので、少々複雑な気分でもありますね・・・。