本年3月18日の東急・相鉄新横浜線開通により、東急目黒線からは8両編成化された3000系と5080系が相鉄線乗り入れを開始しました。どちらも初登場から20年以上が経過していますが初期車を含め全編成に増結用の新造中間車を組み込んでおり、3020系が未だ相鉄非対応(2023年5月現在)であることから依然として東急車の主力として活躍しています。
朝の通勤時間帯にのみ見られる急行高島平行きに充当される5183F。2006年登場の5次車に当たる編成で、同時期の東横線5050系に合わせてフルカラーLED式行先表示と液晶画面による車内案内表示を目黒線向けの車両では初採用しました。
相鉄本線を走行する2002年登場のトップナンバー5181F。製造から実に20年目にして8両化され、現在は地下鉄〜東急から相鉄線に直通するロングラン列車の他、相鉄線内のみで完結し地上の横浜駅に入線する運用も設定されました。
車内設備(5181Fにて撮影)は前回の後期車と比較するとステンレス仕上げのドアや袖仕切りの形状が異なり、大分印象が違っています。因みに5183・5184Fの2編成は更にラインデリア整風板が変更されるなど細かい相違点があります。なお、座席に関しては初期製造車はやや座面が薄い片持ち式バケットシートでしたが、後に後期車と同一品に交換されました。
東急新横浜線内の案内を表示する17インチワイド液晶画面これも5183・5184Fから初採用され、5181・5182FはLEDのまま存置されていましたが現在では全編成が17インチ画面に統一されました。
今やすっかり初期製造グループは製造から20年以上が経過して古参扱いすらされる年代になって来ましたが、この5080系については中間車を新造して組み込んでいる為、相当長期間の活躍が期待できそうな予感です。