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綺麗なお花や美味しいたべものなどあれこれあれこれ載せて行きたいと思います。

スピードスケート

2009-02-09 21:30:57 | Weblog
最近、長島圭一郎選手が好調だというスピードスケート。
彼は高校の後輩にあたる。
十勝はスケート王国だった。
気がついたらスケート靴を履いていた。
町内には2つの大きな公式リンクがあり、大きな大会が催されていた。
走ったら1分でリンクに着く場所に小学校の職員住宅と、父が勤める会社の社宅があった。

わたしはスピードスケートが大嫌いだった。日中でも零下の気温の中、体育の授業もスケートなら、放課後毎日滑ることが義務付けられていた。
たとえば4年生は30周とか・・・400mの公式リンクを・・・・

いつも足や手がシモヤケになっていた。
五本指の手袋の上に、母が作ってくれた毛糸のボッコ手袋、さらに化繊のボッコ手袋の三重にしても指先が冷たい。低学年の頃は泣いて帰ったこともある。
洗面器に湯を張り、温めたこともある。
でも急に温めると、痒くなるんだけどね。
根性が足りないから、負けん気も無い。大人しかったわたしは、競争することも嫌いだった。
小学校4年生の時は、リンク整備もしなければならなかった。
竹ぼうきで細かい氷のカスを掃く。リンク4周ほど。
そしてそのあとは、先生が散水車で水を撒き、一瞬にしてピッカピカの表面に仕上げるのである。そこまで地域と一体となり選手を育成していたのである。
だから、一流選手も輩出した。もう少しで同級生がオリンピック・・・というところまで行った。

小学校のころは、毎年春が待ち遠しかった。それは、スケートをしなくて良いからなのだ。
けれど、中学校以降はどうだろう。クラスでも上手い方だった。
学生時代は、花形だった。
社会人になったら羨望のまなざしで見られた。
大嫌いなスポーツでも、回数を重ねると、やはり上手くなるのだなと思う。
同じ十勝管内でも、飛びぬけて厳しい学校だったようだ。

今では小学生にリンク整備などさせないだろう。
リンクから遠い子供は親が自家用車で送り迎えしているし。
嫌いだったけれど、強烈な思い出に残っているスピードスケートである。
もう少し、娯楽としてもスピードスケートが普及するといいのにな、と思う。
競技だけじゃきついもんね。
特に雪の少なくて寒い地域は、大人になってもスケートを楽しむ場所があってもいいのかな、と思う。嫌いだったわたしが言うのもなんだけど。
コメント (2)
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