☆★今日のショット★☆

綺麗なお花や美味しいたべものなどあれこれあれこれ載せて行きたいと思います。

小学校の卒業式

2009-03-19 21:10:30 | Weblog
朝から近所が賑やかな気がしていたが、その理由は、札幌市内の小学校の卒業式なのだということをニュースで知った。

小学校までさかのぼって記憶をたどっても、卒業式の記憶がない。
「春」「万物の春」「式場に満ちる春の気配」・・・・と卒業生が言う言葉だけ、ほんの少し思い出した。
北海道の田舎の小学校だから校歌はのどか・・・
「朝日きらめく十勝川流れ豊けき田や畑♪
夕空映えて広き野に、牧場の駒(馬)は草を食む」
情景が浮かぶよね(^_^;)

20代の半ば、中学時代のクラスメイトの父親が亡くなった。
葬儀は、まだ現役の小学校校長で赴任していた、わたしの母校で行われた。
十数年ぶりに訪ねた母校だった。
小学校のころ、父の勤める会社が小学校の隣に在ったので、遊び場も小学校の校庭だった。だから、母校のほかに周辺の住宅も懐かしかった。
正面玄関から中に入り、廊下を渡って体育館に行く。
途中で除いた教室の壁に張ってある習字や絵が、いかにも小学生らしくて、思わず笑みがこぼれる。
机も椅子もこんなに小さいんだね。
自分がまるで大きくなったガリバーのようだ。
当時、「いつか見た夏の思い出」という舞台でいっぱい悩んでいた。
小学生になったり、大人になったりして、衣装も年令もコロコロ変わり、見ている方は楽しいけれどやっている本人は自分の存在を確かめられずにいた。
ちょうどその頃葬儀が有ったものだから、いつの間にか自分探しの旅に出たような、なにか答えが見えるようなそんな錯覚を起したものだ。

残念ながら、母校は廃校になり、歴史は途絶えてしまったけれど、心の中にちゃんと残っているものだと思う。
田舎町の小学校だけど、卒業生はそれぞれの場所で活躍している。
わたしの原点なんだな。
思い出すときりがないほど宝箱にいっぱいの思い出がある。
 
今日卒業した子供たちも、年月がたったら宝物になるような思い出を残してくれたかな?
コメント
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