二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

あなたに会いに行った日のできごとです

2010-12-20 00:00:05 | コブクロ
少々キモイ題名ですんません。

やさぐれた気分(笑)でいろいろ先週末のことを思い出していたら、唐突にメルヘンな題名が浮かんで払拭できませんでした。

空から天使がおりてきたようなので、全面降伏して、気まぐれなささやき声?に従います。

閑話休題。

先週末は、いろいろありました。
土曜日には30年来の旧友と生存を喜び合い(笑)、30年前の中学生は呑気だったと笑い合い、まさか30年後にこうして変わらず昨日会った続きのように会っているとは思わなかったね、としみじみしつつ、全員ザルor枠なので、入った酒量にも関わらず素面のような和やかさ(笑)で「じゃあ、また」と別れ、それでも30年後の様々な悲哀に胸痛みつつ、所詮中年、失うものばかり増える世代よ、と多少センチメンタルな面持ちで、春のように暖かい夜風に慰められ、おいらは一人、日付が変わりそうな深夜の都心でホテルの位置を見失い、静かにパニクりつつ(爆)さまよっておりました。(それもまた一興?オヤジ狩りには遭遇せず、胸を撫で下ろした次第。)

日曜日は江ノ島詣で。新江ノ島水族館は最高でした。
なにしろ、小春日和、というか、完全に「春」という天気で、「ハワイってこんなかなぁ」(←「冬+晴天=ハワイ」という小市民的な発想)と幸せを満喫しました。

さて、その後さいたまスーパーアリーナで満喫したEMTG Music Fes. 2010は、Chemistry、Juju、nokko、阿部真央、秦基博、コブクロという超豪華ラインナップ。

コブクロ以外のパフォーマンスについては、以前のブログに感想を掲載済みのため、今日はコブクロのステージについて。

おいら、スタンド200番台でしたが、スタジアムライブの感覚からすると「めっちゃ近い!」という位置でした。だって、表情は無理だけど、手足の動きは十分確認できる距離(笑)なんだから。豆粒じゃない、すげーという位置でした。音もクリアに聴こえてすごくよかった。コブクロだけでなく様々なスタイルのアーティストがいて、PAさんや音響さんは大変だったんじゃないか、と思ったが、とても心地よく聴こえました。

さて。

コブクロの一曲目は、ALL COVERS BESTから"WHAT A WONDERFUL WORLD"

涙が出るほど嬉しかったです。この歌、ものすごく好きなんだ。
さらに嬉しかったのは、黒田氏の歌が、さらによくなっていたこと。

これはコブクロの底力だといつも思うが、ライブパフォーマンスがCDを上回る、というものすごい事実がよくおこるのだ。

CDの完成度がむちゃくちゃ高いコブクロなのに、ライブがさらによい。
そんなことがあるのである。

スタジアムライブでも、それはあった。
味の素スタジアムでの
1日目:superstition
2日目:lovin' you

いずれも、CDを超えるパフォーマンスだったと思う。
ライブ感を生かしつつ、寸分違わぬ精密機械のような正確さと瞬発力、声の伸びと艶、加えてCDより自然で英語らしい発音(笑:ホンマ、めちゃよかった!)めちゃくちゃ嬉しかった。

この日のWhat a Wonderful Worldも、CDよりも進化した歌声に「うわ~、これ音源化してくれ~!」と思いながら夢中で聴いてました。

さて二曲目は、新曲"BlueBird"
「鳥」つながりってことで、最初の曲に鳥の鳴き声のSEがあったせいか、とても自然な流れで聴くことができました。

このBlueBird、雨上がりの青空や、悲しみを湛えた笑顔を連想します。痛みと歓喜を同時に感じる曲です。
この日のパフォーマンスも、(小渕氏が若干顔しかめながら歌うせいか)若干愁いを帯びた風に聴こえて、それが自分の今の気分に合っていて癒されました。

三曲目は「君への主題歌」

力強いパフォーマンスでした。BlueBirdと君への主題歌は来春CDになるらしい!
やった!

この曲を知ってほしい友人のことを思い出して、曲を聴きながら涙が止まらなかった自分としては、とても嬉しかったです。
(まぁ、実際CDを贈れるか、っつーと、この手の音楽を聴かない友人なんで、難しいんだが、、、それでも機会があれば、ぜひ贈りたいと思っている。)

四曲目「永遠にともに」

前奏が変わっていて、おいらは最初「風」かな?と思っていたのだが、「永遠にともに」だとわかり、意外さと嬉しさに震えました。

この曲はとても好きだ。だから、最近歌われなくて寂しかった。
彼らがこの歌を歌ってくれて、改めてこの曲の良さを再確認できました。
また、次のライブでも歌ってほしいなぁ。。。

五曲目「流星」

月9「流れ星」の主題歌としても、そうでなくても、この「流星」の存在感はすごいと思う。
曲だけで癒される。細かな理屈なんていらない。このメロディー、この歌詞、このアレンジ、この歌声、、、
今年最強の歌です。MVP。

ふと思う。この曲は(小渕氏も言っていたが)メッセージよりも絵画的な情景を描いている曲だ。
つまり、意志ではなく、情景。
「べき」が促す緊張感はなく、夢のように美しい気持ちを描く世界。

だから癒されるのかなぁ。すごく気持ちいいんだ。

退廃的ではなく、刹那的でもない。でも、揺らぐ感情を優しく受け止めてくれる、 そんな青い世界。

どこまでも目を凝らして流星を追いかけて行くと、次の曲が一層深い青色を放射した。

六曲目「蒼く優しく」

この曲、実は、前に東京に来たときも、駅中の居酒屋でかかっていた。
実は東京人に人気?とも思うのだ。

おいらにとっては、今を生きるための座右の銘、というか、働く者への応援歌、である。

黒田氏の吠える声に、今回も泣けた。
「心の叫びなど 誰にも聴こえない  だから笑うんだよ 涙が出るんだよ だから輝くんだよ」

こんな凄まじい孤独と人生の肯定を同時に歌った歌は、あまりないように思う。
強く、もろく、激しく、優しい曲だ。

コブクロにしか歌えない歌だなぁ、好きだなぁ、と思う。


やがて、コブクロはパフォーマンスを終え、舞台袖へ消えて行った。

感動のうちに拍手を送っていたが、ワーナー音楽祭では二日間ともアンコールはなかったので、今日もないのかな、と思った。
しかし、客電がつかなかったので「もしや」という期待もあった。

そして期待は現実となり、まさかのアンコール。

「光の粒」

おお~!!!!!

おいらこの曲知っていたのだが、CDじゃなくてライブビデオだったんだな。(ビデオ「ANSWER」に収録されていた)

しみじみクリスマス気分になり、幸せな気分で帰ることができました。

ありがとう、EMTG Music Fes.2010!

全体的にコブクロのファンの人が多かったみたいで、途中のビジョン投影でコブクロが出たときだけ拍手が出たりするのが(これはワーナー音楽祭でもそうだった)ちょっと違和感あったけど(おいらとしては「コブクロで拍手するなら、別の歌手の人が出たときも拍手しようや」って気分だった)、まぁ、その辺は仕方ないのかな。

オムニバスライブって、もちっと大人感覚で、出演者全員にエール贈ろうや、って思ったのですが、ほかのオムニバスもこんな感じなのかな。

中年には、ちっと理解の難しい感じはありましたです(汗)

何はともあれ、コブクロにも他の歌手にも、素晴らしいパフォーマンスを感謝したい。
明日何が起こるとしても、くじけずに歩いて行こう。
そんな勇気をもらったような気がします。


それでは、何だかまとまらないが、取り急ぎの感想はこれにてひとまず終了します。

明日もがんばろう。いや、明日こそがんばろう。
じゃね。
コメント
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