二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

そして二人は同じ星座だと 信じていた ~「流れ星」完結に寄せて~

2010-12-21 23:07:47 | コブクロ
昨日、「流れ星」を観ました。

よかったなぁ。。。

ほんと、健吾にとって梨沙は「流れ星」だったんだな。

そして、最終回を観て確信した。
梨沙にとっても、健吾は「流れ星」だったんだ。


最後、本当に最後に二人が再会できて、感無量でした。
おおおおおおおっ(笑)って感じで盛り上がったです。
(家族の手前、少々かっこつけて余裕かましてましたが(苦笑))

詳しい感想は後日にしたいが、今日は一つだけ。

実は、健吾と梨沙に寄り添うように、小さな二人の物語が紡がれていたんだよな。


第1話:男の子と女の子が水族館のクマノミを一緒に見ている。健吾が男の子にクマノミの生態について説明する。男の子は怪訝そうに健吾を見る。健吾は先輩に「子どもに専門的すぎること言ってもわからないよ!」とたしなめられる。

第?話:どこかで男の子と女の子が仲良く水族館に来ていたような、、、(記憶曖昧)

第9話:悩む健吾が水族館のクラゲの水槽の前で男の子と再会する。男の子はひとりで、少し寂しそうだ。健吾は男の子に(以前会ったことは気づかず)「クラゲ好きなの?」と話しかける。男の子は健吾に「うん、魚は全部好きなんだ。」と答え、健吾は「僕もだよ」と答える。男の子は「クマノミはね、、、」とクマノミの生態についての知識を披露する。それは、以前健吾が男の子に話した内容だった。自分が話したことを男の子が憶えていてくれた、という驚きと喜びに、健吾は今までの自分の生き方を肯定されたようにも感じた(ようだ)。男の子は、以前健吾に会ったことは気づかないまま「将来は水族館の飼育員になりたい」と健吾に夢を語る。(それで「オレの志はこの子が継いでくれる」と思ったかどうか、健吾は水族館を辞める決意をしてしまう(爆))

第10話:
(1)事件から1年後、男の子が母親と一緒に、梨沙の勤める熱帯魚ショップにやってくる。会話から、女の子が引っ越してしまい、男の子は、水族館での思い出の魚「クマノミ」を女の子に届けたいのだということがわかる。

(2)宅配の配送センターに、女の子と母親がやってくる。男の子から(梨沙の勤める熱帯魚ショップの)クマノミが届けられたのだ。受け渡し担当は、水族館をやめて再就職した健吾。受付伝票の差出人欄に梨沙の名前を認め、動揺する健吾。そうとは知らず、女の子と母親は、男の子からのクマノミのプレゼントを嬉しそうに受け取って帰っていった。


男の子と女の子は、これから未来、どんな運命を歩むのだろうか。
彼らが、そうとは知らず、健吾と梨沙に助けられ、また同時に、奇跡のような偶然を取り持っていた、というのが、粋な演出だ。


偶然、って、人の出会いって、そんなものかもしれないね。


流星のような、出会い。

健吾と、梨沙は、お互いがお互いの流星だった。
彼らが強く強く願ったから、お互いの前に流れ落ちてきたのだ。


月9ってこんなロマンティックなんだな。この年にして初めて月9を観た中年としては、何とも心洗われた10週間でした。
(予告見た限りでは、次の月9は視聴無理だ、、、ドラマってこんなのが多いのかな。)


このドラマに出会ったのは偶然から。
コブクロが主題歌「流星」を歌ったから。

まぁ、過去にも彼らはいろんなドラマの主題歌を歌っては来たんだが、おいらことごとく「知らなかった」or「続けて観れなかった」で、今回初めて、最初から最後までドラマと主題歌を楽しみました。

良いドラマだった。良い曲だった。

これもまた、流れ星のような出会い。この出会いから、何かが変わるのかもしれないね。
健吾や梨沙の生き方が変わったように、この出会いが、おいらにとってもよいものでありますように。


星に祈ろう。今宵は月食。

満月と月食と冬至と、、、どんだけパワフルなんだろうね。おいらの地域では雲に厚く隠されておりましたが、、、

クラゲのようにふんわりふんわりと漂っていたい。
脳が無くたって、生きているんだ。
クラゲのように頼りない人間だって、迷いながら間違いながら、自分や他人の幸せを願って生きてるんだ。


心優しいひとのための、ひとときの心の避難所。

そんな風に感じました。

どこまでも優しい控えめな物語に感謝。

「流れ星」ずっと忘れない。ありがとう。
コメント
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