Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

イタリア料理教室【基本編・6月】

2014-06-05 23:35:03 | イタリア料理
今日は夜からすごく強い雨が降ってびっくりしました。ちょうどイタリア料理に
行こうと家を出たときに雨が強くなったので、駐車場に車を止めて、お教室まで
歩くあいだにずぶ濡れになってしまいました…

というわけで、今日も仕事のあとに、夫に娘の世話をお願いして、イタリア料理
教室に行かせてもらいました


今日は基本のコースを受講します。6月ぶんの他のコースは去年のうちに受講して
しまっていたので、今月はこの1回だけの予定なので寂しいです。短時間で終わる
クイックレッスンのコースはまだ受講していないので、普段はそのコースに参加
しないのですが、今月は参加してみても良いかもしれませんね

いつも通りメニューの内容や調理手順のご説明を伺ってから、調理スタート


まずは前菜の準備から始めていきます。今日の前菜は「Peperonata」。その名前
通りパプリカ(=ペペローネ)を使ったお料理です。前菜やメインの付け合せと
して出されることが多いこの料理は、トスカーナ風・ピエモンテ風・シチリア風
など様々なバージョンがありますが、今日はトスカーナ風。

一人分でだいたい中くらいのサイズを1個といったところですので、数人分を作る
場合には、パプリカの色をそれぞれ変えると仕上がりが綺麗です


まずはパプリカの表面を焼いて、皮を剥くところから始めます。できれば金網に
乗せて直火で焼くのが一番なのですが、今日は金網がないのでコンロに直置き

大量に作る場合には大変なので半分に切って伏せ、180度のオーブンで20~30分
ほど焼くのが良いそうですが、そうするとパプリカに完全に火が入って、食感が
変わってしまうのだそうです。できれば少しシャキシャキ感を残したいところ。


こうして強火で表面を焼けば、シャキシャキ感をある程度残しておけるのです。
各面をまんべんなく焼きたいのでつきっきりになりますが、このように黒コゲに
なるまでしっかり焼きます。

皮をむいたほうが口あたりが滑らかになるのですが、この作業が面倒であれば、
剥かずに使っても大丈夫ですよ。ちなみにピエモンテ風では、パプリカを素揚げ
して使うのだそうです




全面黒コゲになったら火から下ろして冷水につけます。そうするとコゲとともに
皮がするっとむけるので、剥き終わったらヘタや種を取り、1cm幅程度に切って
おきます。表面は冷めていても中は熱いので、注意しながらやってくださいね。



フライパンにオリーブオイルをしいて、スライスした玉ねぎを弱火でじっくりと
炒めていきます。玉ねぎがしんなりしたらパプリカを加えてさらに炒めます。



そこにトマトピューレと、ひたひたになるくらいのお水を入れたら、水分が無く
なるくらいまで煮込んでいきます。今回は口あたりを滑らかにするためにトマト
ピューレを使っていますが、トマト缶や生のトマトを使っても大丈夫です


煮込んでいるあいだにメインの準備をします。メインは「Tagliata di Manzo」。

日本でもそれなりに知られているお料理ですが、もともとはフィレンツェの伝統
料理である「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」の切れ端を使って作る
ものなので、フィレンツェ発祥のお料理なのでしょうか


赤身のお肉をレアっぽく仕上げて、ルッコラとパルミジャーノを添えたうえに、
バルサミコ酢をかけるのが特徴のお料理です


ビステッカはトスカーナのキアーナ渓谷で育つ真っ白なキアーナ牛のお肉を使う
のですが、日本では手に入らないので普通の牛肉のモモか肩ロースのブロックを
使います。今日はオージービーフ。和牛は脂が多すぎるのであまり向きません
できればサシの少ない肩ロースがお勧めです

シェフによっては鹿肉や羊肉を使って作ることもあるそうで、羊肉の場合には、
パルミジャーノではなくペコリーノチーズ(羊乳のチーズ)を使ったりもすると
いうお話でした。色々とアレンジがきくお料理なのですね。


本来はあまり必要がないのですが、今日はお肉の臭みを取るために、フォークで
全体に穴をあけたら赤ワインをかけて、ラップをして15~20分くらい置きます。
この下準備さえしておけばあとは簡単



みじん切りのローズマリーと塩コショウを合わせておいて、水気を拭いたお肉の
全面にしっかりと摺りこみます。




フライパンにオリーブオイルをたっぷり入れてニンニクを熱し、オイルに香りを
移していきます。ニンニクを取り出したらお肉を入れて、弱火~中火で、各面を
2~3分ほど焼いて取り出し、アルミホイルに包んで5分ほど休ませます。

焼く時間はお肉の厚さによって異なりますので、その時々で調節してください


先ほどから煮込んでいたペペロナータの水分がほとんどなくなったので、火から
おろして塩コショウで味を調え、ちぎったバジルを入れて冷蔵庫で冷やします。

しっかり冷やすと水分が少しトロッとするので、パプリカを小さめにカットして
焼いたバゲットに乗せて、クロスティーニとして食べても美味しいそうですよ


最後にはパスタの準備を。「Spaghetti aglio, olio, e pepperoncino」です。

日本でもおなじみのぺペロンチーノですが実はシンプルであるがゆえに美味しく
作るのは意外と難しく、水分量の調節などにコツがいるお料理。もとはローマの
あたりで食べられていたお料理ですが、今はイタリア全土で食べられています。

日本のレストランでは「○○のペペロンチーノ」などと謳って色々な具を加えて
出されることが多いのですが、イタリアでは基本的に具のないシンプルなものが
食べられています。

ボリュームのあるメイン料理の前にペペロンチーノ、というのが定番だそうで、
今日のメインであるタリアータにも良く組み合わせられているのだとか

ちなみに正式名称が長いので、レストランなどでは、オーダーの際にスタッフが
「AOP」と略して呼んだりもしています(もちろん裏で)。




フライパンにオリーブオイルをたっぷり入れ、スライスしたにんにくと鷹の爪を
入れて火にかけます。香りと辛みが十分オイルに移ったら、そこにみじん切りに
したイタリアンパセリをいれ、パスタの茹で汁を加えます。


茹であがったパスタを加えて混ぜ合わせて塩コショウで味を調えたら、オリーブ
オイルを入れて乳化をさせます。このときの水加減が難しいのですが、ある程度
水分が残っていないとパサパサの焼きそばのような仕上がりになるので要注意


パスタが出来たところで、休ませていたお肉をカットしお皿に盛り付けて試食の
準備をします。以前牛肉のカルパッチョを作ったときにも書きましたが、お肉は
カットしてから断面を空気に触れさせておくと酸化して表面が綺麗な赤になって
いくので、焼いた後に少し白っぽくなってしまっていても大丈夫です

全て盛り付け終わったところで、お待ちかねの試食タイムに


前菜はペペロナータ。皮を剥く下処理に時間はかかりますが、それさえなければ
とっても簡単に出来て数日保存も可能な便利なお料理です。皮を剥いてあると、
本当に口当たりが良くてびっくりしました

黄色・赤・オレンジ以外に、最近では緑色のパプリカもあるそうなので、色々な
色のパプリカを入れて作ったら、とても鮮やかで綺麗でしょうね


パスタはペペロンチーノ。やはりプロの方に教えて頂くと水加減もバッチリで、
シンプルながらもとっても美味しく、ツルっと食べられてしまいました。何度か
家で練習してみようと思います


メインは牛肉のタリアータ。赤身のレア肉好きにとってはたまらない一皿です。
日本のお肉だと脂が多いのでジューシーさや脂の甘みのほうが先に立ってしまい
がちですが、外国のお肉は赤身部分が多くてお肉の旨味がギュッと詰まっていて
力強いので、こういうお料理に良く合いますね


食後にはコーヒーを淹れて頂いてホッと一息。あれほど激しく振っていた雨
小ぶりになって、帰るのにちょうど良さそうです。

来月から手打ちパスタとシチリア料理のコースが新しいメニューに切り替わり、
まだ見たことのないメニューを習えると思うとワクワクします

早く来月にならないかな~