今日は朝から仕事が詰まっていて一日バタバタして少し疲れ気味だったときに、
同僚からとっても素敵な和菓子の差し入れを頂きました
中に丸い餡を包んだ青々とした葉を模した和菓子に、白くて小さな丸が一粒だけ
乗っているものです。
これはお茶のお稽古でも何度か使われたことがあるのですが、6月に使う和菓子の
定番で「落とし文」というものです
落とし文というと「直接手渡すのが憚られるような内容の手紙を、宛先の人以外
にはわからないように落として渡したもの」を思い出しますが、こちらはまるで
その落とし文のように葉を丸め、地面に落としたものを表しています
ではだれが何のために葉を丸めて落としたのかというと、「オトシブミ」という
名前の甲虫です。オトシブミはこの時期になると葉に卵を産み、その葉を丸めて
地面に落とします。
この葉はきちんとした法則に則って丸められておりそう簡単には崩れないため、
この葉が敵から身を守ってくれる、幼虫の揺りかごとなるのです
この由来を知らないと「なぜこれが落とし文なのか」と思ってしまいますが、
知っていると「もうそんな時期になったのだなぁ」と季節を感じることができる
素敵なお菓子ですね
私もお稽古を始めてからお師匠さんに教えて頂いたので、それ以来このお菓子を
見ると夏の足音を感じるようになっています
忙しくて周りを見る余裕のなかったときにふと差し入れられたお菓子に、季節の
訪れを感じ、ほっこりと癒されたひと時でした
同僚からとっても素敵な和菓子の差し入れを頂きました
中に丸い餡を包んだ青々とした葉を模した和菓子に、白くて小さな丸が一粒だけ
乗っているものです。
これはお茶のお稽古でも何度か使われたことがあるのですが、6月に使う和菓子の
定番で「落とし文」というものです
落とし文というと「直接手渡すのが憚られるような内容の手紙を、宛先の人以外
にはわからないように落として渡したもの」を思い出しますが、こちらはまるで
その落とし文のように葉を丸め、地面に落としたものを表しています
ではだれが何のために葉を丸めて落としたのかというと、「オトシブミ」という
名前の甲虫です。オトシブミはこの時期になると葉に卵を産み、その葉を丸めて
地面に落とします。
この葉はきちんとした法則に則って丸められておりそう簡単には崩れないため、
この葉が敵から身を守ってくれる、幼虫の揺りかごとなるのです
この由来を知らないと「なぜこれが落とし文なのか」と思ってしまいますが、
知っていると「もうそんな時期になったのだなぁ」と季節を感じることができる
素敵なお菓子ですね
私もお稽古を始めてからお師匠さんに教えて頂いたので、それ以来このお菓子を
見ると夏の足音を感じるようになっています
忙しくて周りを見る余裕のなかったときにふと差し入れられたお菓子に、季節の
訪れを感じ、ほっこりと癒されたひと時でした