一昨日は霜降。朝晩の空気が冷え込んで、霜が降りるころです
初候である10/23~10/27は「霜始めて降る(しもはじめてふる)」。
大地にこの秋初めての霜がおりるころ。お月見と言えば9月の中秋の名月ですが、
旧暦9月13日の十三夜も名月と名高く、昔から愛されてきました。十五夜がその
時期に取れる作物にちなんで芋名月などと呼ばれるのに対し、十三夜は栗名月、
豆名月などと呼ばれるそうです
ちなみに、9月の十五夜だけを眺めて、10月の十三夜を眺めないのは、「片見月」
といって良くないとされていたそうです
次候である10/28~11/1は「霎時施す(しぐれときどきほどこす)」。
時雨が降るようになるころです。時雨は晩秋から初冬にかけて、急に強い雨が
ざぁっと降り、まるで何事もなかったかのようにあっという間に晴れる空模様。
夏の夕立とはまた違った通り雨です
末候である11/2~11/6は「楓蔦黄なり(もみじつたきなり)」。
楓や蔦が色づくころ。紅葉(もみじ)と言われてすぐに頭に浮かぶのは色づいた
楓の葉ですが、「もみじ」の語源は草木などが色づいて赤や黄に染まることを、
「紅葉つ(もみつ)」「黄葉つ(もみつ)」と言ったことから来ています{紅葉}
楓のほかにも、桜の葉や柿の葉なども美しい紅色に染まって、山々が美しく粧う
時期になりますね