Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

最後のお茶のお稽古 / 32週検診 / おうちごはん(プチ懐石料理:2016年6月)

2016-06-25 23:45:15 | おうちごはん
今日は朝一番でお茶のお稽古へ行ってきました

臨月に入る7月からはお休みをするつもりなので、今日が産前最後のお稽古となり
ちょっと寂しい気がしますが、お正月の初釜頃からまた復帰できたら良いなぁと
考えているところです

最後となる今日のお稽古では飾り物で、茶碗飾りのお点前をさせて頂きました。
お菓子は6月最後のお稽古らしく夏越の祓えにちなんで「清月堂」製の「水無月」。
お軸は「鳥啼山更幽(とりないて やまさらに しずかなり」と書かれた墨跡。
茶花はシマススキ、ノアザミ、トラノオの3種が活けられていました。

午後は夫とバトンタッチをして、娘を連れて32週検診を受けに病院へ


検診では私自身も赤ちゃんも順調で何も問題がなく、一安心しました。あと1ヶ月
ちょっとで出産と思うと少し緊張してきました(笑)

夜は早めに娘を寝かしつけて、ゆっくりディナーを楽しみました

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【プチ懐石料理教室:2016年6月】


今日は先日習ったプチ懐石料理の復習です。回を重ねるごとにこの自宅での復習が
辛くなくなってきているのが嬉しいです。和食に少し慣れてきたかな


前菜は「めかぶの酢の物」。お教室では上に雲丹を飾りましたが私が雲丹が苦手
なので、今回はめかぶと山芋のみで作りました


煮物1品目は「豚肉の薩摩煮」。薩摩煮といっても家にある材料だけで作りたいと
思ったので、イモ焼酎ではなく普通の焼酎、薩摩黒糖ではなく普通の黒糖など、
自分なりの材料で作りました


煮物2品目は「鮎の実山椒煮」。こちらも実山椒が手に入らなかったので、無理を
せず山椒の粉末を使い、梅干しを多めに入れて梅煮にしました


椀物は「鰯のつみれ汁」。こちらはお教室で習ったレシピに忠実。鰯のつみれは
とてもふわふわに仕上がって、夫にも大好評


ごはんは「もずく粥」。こちらは夫がとても気に入ってくれたようで美味しいと
何度も言ってくれました。とっても簡単なので、夏の間に何回か作ろうかな


フランス料理教室【2016年6月】

2016-06-24 23:36:51 | フランス料理
今日は娘を保育園に送ったあと、フランス料理教室へ行ってきました


産前最後となるフランス料理教室ですが、今回のレッスンは6月~7月レッスンで
例年8月はお休み、そして今年の9月レッスンは以前私が受講したメニューだと
いうことで、新しいレッスンは10月からとなります

その頃にはいまお腹にいる赤ちゃんの慣らし保育が始まっているので、ちょうど
良くレッスンに参加することができそうで、一度も休むことなくレッスンに通う
ことができる見通しが立ったのが嬉しいです


今日のウェルカムドリンクは夏らしく赤紫蘇酢のソーダ割り。先生のお子様達が
この夏に作られたそうで、とっても優しいお味でした。私の実家でも毎年赤紫蘇
ジュースを作っているので、夏といえばコレ、といった味わいです



今日のテーブルコーディネートのテーマは夏の和モダン。暑い夏の合間に降る、
恵みの雨をイメージしたテーブルコーディネートだそうです。涼しげな色合いの
テーブルクロスに、黒と白でメリハリのある器を合わせて


ディスプレイコーナーには涼しげなドウダンツツジが大胆に活けられています。
我が家でも夏の間はリビングのコーナーに大きな花瓶でドウダンツツジを活けて
いますが、明るい緑がとても涼しげな雰囲気を演出してくれますね


さてお料理ですが、まずは前菜から作っていきます。前菜1品目は「玲瓏豆腐」。
こちらは江戸時代のベストセラー料理本「豆腐百選」に掲載されているもので、
暑い夏に良く合うお料理です

お鍋に粉寒天と水を入れて良く溶かしたら、水を当てて粗熱を取ります。



絹ごし豆腐は食べやすい大きさに切るか好きな型で抜いておき、流し缶もしくは
四角い容器に並べて寒天液を2mmほどの深さまで注ぎ、一度冷蔵庫で冷やします。
固まったら残りの寒天液を流しいれて再度固めれば、あとは盛り付けるだけ。

一度浅く寒天液を注いで固めることで、中のお豆腐が動かなくなります


続いてはごはん。夏らしい「新生姜ご飯」です。いつものフレンチは炭水化物は
パンを用意して下さっていますが、今日は和フレンチなので、ごはんなのです

新生姜は皮ごと千切りにします。お米・新生姜・薄口醤油・白ワイン・オリーブ
オイル・塩・水を合わせて焚きます。


続いて前菜2品目の「焼き茄子のマリネ」を作ります。ナスは皮ごとグリルで焼き
皮をむいて、容器に合わせて食べやすい大きさに切ります。



ボウルにレモン汁・オリーブオイル・しょうが汁・塩を合わせてドレッシングを
作って、ナスを和えて冷蔵庫で冷やし、食べる前に盛り付けたら千切りの大葉と
白ごまを飾ります。


続いて前菜3品目は「イカと夏野菜のマリネ」。イカは輪切りにして塩コショウを
したら、片栗粉をまぶして揚げます。イカを揚げるときは水分が多くて油が跳ね
やすいので、一度ボイルしておくと良いそうですよ

パプリカも同じ油で素揚げにし、オクラは塩ゆでし、プチトマトはヘタを取って
おきます。


ボウルに、バルサミコ酢・レモン汁・ニンニクのすりおろし・オリーブオイル・
塩コショウを入れて良く混ぜあわせ、ドレッシングを作ります。



全ての材料をボウルに入れてドレッシングと和え、器に盛り付ければ完成です。
イカの紫、パプリカやトマトの赤、パプリカの黄、オクラの緑など、色鮮やかな
夏らしい前菜が出来上がりました


続いてはメインの「鮎のコンフィ 胡瓜ソース」。コンフィとはフランス料理の
調理法で、肉や魚をオイルで煮る、保存食にも良く使われるやり方です。肉なら
調理後油につけたまま密封すれば、冷蔵庫で10日~2週間も持つそうですよ


今日は和フレンチなので、旬の鮎を使います。鮎は頭からしっぽまで食べられる
お魚ですので、今日の下処理はフンを出して軽く水洗いするのみ。

鮎のほかにはサンマや味などのお魚がコンフィに向くそうです


全体に強めに塩を振って30分ほど置いて、水気をふき取ったら耐熱皿に並べて、
魚がかぶる程度のオリーブオイルを注ぎ、ローリエ・ローズマリー・にんにくを
入れて100度のオーブンで3時間焼いたら、粗熱を取り冷蔵庫で一晩休ませます。

焼きあがってすぐはまだ味が落ち着いていないのだそうです


一晩おいた鮎のコンフィを使って、前菜4品目の「鮎のリエット」を作りますね。
鮎のコンフィと室温に戻した無塩バターをブレンダーにかけて、型に流しいれて
冷蔵庫で冷やすだけ。とっても簡単にできる一品です

今回はコンフィを頭からしっぽまで丸ごとミキサーにかけていますが、気になる
場合は頭やしっぽ、太い背骨などは外してからでもOKです

また、無塩バターではなくクリームチーズで代用しても美味しいそうですよ


冷えたリエットを切り分けて器に盛り、あんずジャムを添えれば完成です。肉や
魚のリエットに甘いジャムを添えるのはフレンチでは良くある食べ方だとか


鮎のコンフィのほうですが、こちらは食べる直前にオイルから取り出して、軽く
塩を振って、フライパンで両面がきつね色になるまで焼きます。オイルが次から
次へと出てきて跳ねるので、ペーパーでこまめにふき取るのがポイント


鮎は「キュウリウオ」科の魚で、胡瓜のような香りがするため、胡瓜との相性が
とても良いそうで、今日は胡瓜・オリーブオイル・塩をブレンダーにかけて作る
きゅうりソースを添えて頂きます。


最後にデザートの「甘酒とオレンジとヨーグルトのジェラート」を作りますね。
オレンジは皮をむき適当な大きさに切ります。甘酒はストレートタイプではなく
濃縮タイプを使います。


オレンジ・甘酒・ヨーグルト・水で戻したチアシード(なくてもOK)をミキサーに
かけて全体が滑らかになるまで回します。



冷凍庫で数時間凍らせたら一度取出して、もう一度しっかりと滑らかになるまで
ミキサーにかけたら、再度冷蔵庫で凍らせれば完成です


お料理が出来上がったところで、冷やし固めた玲瓏豆腐を切り分けて器に盛り、
酢醤油をかけて完成させます。


ご飯も器に盛り付けて、千切りにした大葉と茗荷を飾り、白ごまをかけて完成。



こうしてと~っても涼しげで夏らしい和モダンのテーブルが出来上がりました。
長方形の折敷を少しずらして並べることで、まるで八つ橋のような雰囲気に


前菜1品目は「焼き茄子のマリネ」。と~っても簡単に出来るのに、素敵な器に
盛り付けるだけできちんと見えるのが不思議ですね


前菜2品目は「イカと夏野菜のマリネ」。彩りがとってもきれいで印象的な前菜。
パプリカやイカを一度揚げてあるので、マリネ液の浸透がとても良いのですね


前菜3品目は「鮎のリエット」。メインを少しアレンジしただけで作れる1品は、
作る側にとってはうれしいレシピです。コンフィとジャムの相性もばっちり


前菜4品目は「玲瓏豆腐」。こちらは完全に和のお料理ですが、見た目も涼しく
素敵なので、全体に良くマッチしています。本体には何も味付けをしていない
ので、酢醤油のかわりに黒蜜をかければデザートにもなりますよ


メインは「鮎のコンフィ・胡瓜ソース」。低温で3時間じっくりコンフィされた
鮎は頭からしっぽまで柔らかで、胡瓜のソースもぴったり合っていました


ごはんは「新生姜ご飯」。ほんのちょっぴりの調味料を入れて新生姜とお米を
焚いただけなのですが、とても美味しくてびっくりしました。ほんのり甘さを
感じるのは、オリーブオイルが入っているからでしょうか


デザートは「甘酒とオレンジとヨーグルトのジェラート」。甘酒らしい風味は
残りつつ、オレンジとヨーグルトの爽やかさも加わって、とても食べやすい、
さっぱりとしたジェラートでした。これなら子供も喜んで食べそうですね


今日のお茶は和フレンチのメニューに合わせて、一保堂の煎茶「芳泉」です。
一保堂は濃茶や薄茶しかなじみがありませんでしたが、お煎茶も色々とあるの
ですね。出産したらお茶も色々飲めるので、お煎茶も飲み比べてみたいです。

今日もとっても楽しいレッスンでした。また10月のレッスンが楽しみです


お中元の準備

2016-06-23 23:28:31 | 季節行事
去年は何かとバタバタしていて準備が遅くなってしまいましたが、今年は産休に入る
時期に重なったので、いつもよりも余裕を持ってお中元の準備が進められました


お中元の起源は古代中国に遡るそうで、古代中国の道教では、天官・地官・水官
という神を祀る三官信仰があり、それぞれの神を上元・中元・下元の三元の日に
祀ったのだそうです。

陰暦1月15日が上元、7月15日が中元、10月15日が下元で、その日はそれぞれの
神が生まれた日だと言われています

このうち、中元にあたる陰暦7月15日が、同じ日に行われていた仏教の盂蘭盆会と
混ざり合い、先祖の供養をする日になりました。

江戸時代に入るとこの中元の日に親類や知人の家へ行って盆の礼として贈り物を
する風習が生まれ、次第にお世話になった人へ贈り物をする習慣に変わります。

元が盆供(お盆の供え物)という理由から、お中元は7月15日までに届けるものと
されているため、毎年なるべく早めに準備をしたいですね


昨日は夏至・夏の最中日北上の極

2016-06-22 23:27:34 | 季節行事

昨日は夏至。一年の中でもっとも日が長く、夜が短くなるころです

初候である6/22~6/26は「乃東枯る」。
ウグボグサ(乃東)の花が黒ずんでまるで枯れたように見える時期なのだそう。
ウグボグサは古来より薬草として使われてており、花を煎じて飲むと利尿・消炎
作用があるのだとか

この時期は鮎釣りが解禁されて、鮎料理を見かけることも多くなる時期ですね。
鮎は別名「香魚」ともいわれ、その独特の香りを味わえるのは獲れたてだけなの
だそうで、一度天然の鮎を川原で塩焼きにして食べてみたいものです

次候である6/27~7/1は「菖蒲華さく」。
菖蒲の花が咲くころだそうですが、温暖化の激しい現代では、もう咲き終わりの
時期に当たりますね。「いずれあやめかかかきつばた」。菖蒲、杜若、花菖蒲と
見分けが難しい植物ですが、どれも美しいことに変わりはありません

6月末日には夏越の祓が行われます。年初から半年のあいだに溜まった罪や穢れを
落とすため、茅の輪くぐりや人形を使ったなでものをします。

末候である7/2~7/6は「半夏生ず」。
半夏が生えはじめるころです。夏至から数えて11日目を半夏生と言い、田植えを
終えた農家の休息日でした。

7月に入ると京都では夏の風物詩である祇園祭が1ヶ月間かけて行われます。メイン
となる宵山(17日)には、全国各地からたくさんの人が集まって賑わいます


手捏ねパン教室【中級4回目・ベリーローズ】

2016-06-21 23:25:17 | 手捏ねパン
昨日に引き続いて、パン教室のご報告です

昨日の記事では午前中のレッスンで作ったパンをご紹介しましたが、今日はお昼
からのレッスンで作ったパンのご紹介


中級4回目となるレッスンでは、ベリーローズを作ります。ウィンナーブランチ・
セサミブラン・ベリーローズの3種類から選べたのですが、ベリーローズは綺麗で
素敵だけれど成形が大変という話を聞いていたので、挑戦してみたいと思って

ボウルに強力粉・ドライイースト・お砂糖・溶き卵を入れます。いつもと同じく
強力粉は全体の半量、ドライイーストとお砂糖は隣同士に、溶き卵はイーストに
触れないよう強力粉で壁を作って入れます。

40度くらいに温めておいた牛乳をドライイーストめがけて流し入れ、イーストが
ダマにならないよう木ベラでしっかり粘りがでるまで練り混ぜます。

別のボウルに残りの強力粉・バター・塩を入れておきこれをさきほどのボウルに
一度に入れます。木ベラでさっくり混ぜたら捏ね台の上に出します。

手のひらを使い生地を押し伸ばすようにしてしっかり捏ねます。今回は副材料が
たくさんあるので、ベッタリと捏ね台につく生地ですが、比較的まとまります。

しっかり捏ねてキメが細かく柔らかくなったら、スケッパーなどでひとまとめに
して、軽くX字型に転がすようにして捏ねていきます。

ボウルに入れ、ラップを被せたら、40度で25~35分ほど一次発酵させます。




発酵した生地はガス抜きをして4等分にしてからもう一度丸め直し、濡れふきんを
かけて10分のベンチタイム後、とじ目を上にしてめん棒で縦20cm×横10cm程度に
伸ばします。


今日はジャムを織り込むのですが、一般的なジャムは、そのままだとゆるすぎる
場合が多く、事前にコーンスターチと水を混ぜて加熱し冷ましておきました




生地の片面にジャムを塗ったら、縦半分に折ってとじ目をしっかり押さえます。
上下1cmを残し、3~5本程度の切れ込みを入れます。切れ込みの本数は好みですが
本数が多めの方が仕上がりがきれいなようです


切れ込みを入れた生地を横向きにおいて少し横に引っ張って伸ばし、2~3回くらい
ねじったら、左端を中心にして時計回りに上に被せるように巻き、巻き終わりを
下から生地の中央の穴に入れ込み、アルミカップに乗せます。

天板に乗せてラップと濡れふきんをかけて、40度で20分ほど二次発酵させたら、
生地の表面に溶き卵を塗り、190度のオーブンで12分焼けば完成です


成形は少し難しかったのですが、その分仕上がりはとっても可愛らしいですね。
やはり切れ込みの本数を多めに入れたものが、仕上がりが綺麗な気がします

今日はイチゴジャムで作りましたが、ブルーベリージャムやピーナッツバター、
固めのカスタードクリームなどで作っても美味しいそうです