Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

中秋の名月

2018-09-25 23:04:04 | 季節行事

昨日は中秋の名月でしたね


日本では昔から旧暦8月15日の夜に空にかかる月を愛でる十五夜の月見の行事が行われてきました。もともとは唐の時代に中国から伝わってきた行事と、日本にもとからあった月を祀る習慣が合わさったものだそうです


農耕民族である日本人にとって、月や太陽というのは、作物に恵みをもたらしてくれる大いなる力。欠けるところのない満月は豊穣の象徴だったとか


秋の実りを祈り、恵みを与えてくれる月に感謝をささげる行事として、この時期採れる里芋や栗や大豆などとともに、豊穣をもたらす月の神の依り代である穂のたれた薄と秋の七草を飾り、満月のように丸い月見団子をお供えします


薄の穂は稲穂に見立てて、田の収穫を願うとも言われています


三方の奉書紙を敷き、15個の月見団子を一段目に9個、二段目に4個、三段目には2個並べて置きます。これを月の見える縁側等に飾るのですが、月から見て上座である左側に秋の実りを、右側に月見団子を飾るのがしきたりです


中国から伝わったこのお月見の祭事は、平安時代にはとても雅なものとなって、貴族は池に船を浮かべ、池に映った月を眺めながら歌を詠んで遊んだそうです


我が家でも月見団子を用意して、綺麗な月を見上げてみたりできると良いのですが、子供が小さくてバタバタしていて、今年は時間が取れませんでした




娘のバースデーパーティー

2018-09-24 23:23:08 | ホームパーティー

今週金曜日に5歳の誕生日を迎える娘のため、一足先にバースデーパーティーを行いました


引っ越し以来、お披露目が済むまではこういったパーティーは控えていましたが、先月ようやくお披露目も終わったので、また復活させることに


女の子のバースデーパーティーなので、食器やテーブルクロスはやお花はピンク系で統一。食器はJ.L CoquetのHemisphereローズピンクとParisのレッドを


そこに差し色として赤みの強い紫のナプキン、sghrの食器などを組み合わせて。この時期らしくブドウモチーフのナプキンリングも使っています



前菜はまずアスパラガスと帆立のシャルロット仕立て。ピンクのリボンで結んで、まるでケーキのように仕上げました。中身はじゃがいもとサツマイモと帆立をマヨネーズソースで和えたもの



続く前菜はフィンガーフードを中心にしました。


かぼちゃのエマニュエーレ風

焼きなすのムース・ブドウのサラダ仕立て

かぼちゃのポタージュ

豚肉のリエット・柿ジャム添え

梨入りキャロットラペ



パスタは手打ちパスタタリアテッレ、キノコのラグーソース。前菜が多いためメイン料理を用意していないので、パスタくらいは手打ちのものがあると全体が引き締まります


デザートはもちろんバースデーケーキ。娘の希望で、近所にあるお気に入りのケーキ屋さんで、シロクマちゃんのデコレーションケーキを作ってもらいました


この日のために用意したドレスを着てティアラをつけて、うっすらとお化粧もしてご満悦の娘


毎日を忙しく過ごすうちに、あっという間に5歳になってしまいました。女の子はおませさんなので最近では反抗的な態度や言葉も見せますが、まだまだママが大好きな甘えん坊で、可愛くて仕方ないです


いつも弟のことでたくさん我慢をしてくれているので、たまに娘だけを連れ出しておでかけする機会を作るよう心がけています


ちょっと元気すぎておてんばだけど、弟思いで優しい子に育ってくれました


パパとママの子供に生まれてきてくれてありがとう






九十九里へ / おうちごはん(イタリア料理:手打ちパスタ上級・9月)

2018-09-23 23:12:36 | おうちごはん

今日は夫の希望で九十九里までいってきました


私たちのお気に入りのガラス工房「スガハラガラス」の敷地内で、千葉近郊のこだわりの手作り品を扱うお店が集まった販売会「くらしずく」が行われているのです


子供たちの目にとまったのは革製品を扱うお店に設置されていたガチャガチャ。お金を入れるとプラスチックケースに入った革片が出てきて、それに自分たちでスタンプを押して、紐をつけてもらってキーホルダーにできるのです


色々な形の革片があって、どれが出てくるかというのもお楽しみ。家族4人分のキーホルダーを作りました


今日は暑かったので、子供たちはお買い物よりも飲食スペースのかき氷に一目散。大きなかき氷を分け合って食べていました



私も手作りシロップを使ったドリンクを販売しているお店でローズヒップ系のドリンクを買ったり、ピザ釜で焼かれた本格的なピザを買ったりしてランチに


デザートは目の前で仕上げをしてくれるクリームブリュレを頂きました


せっかく九十九里まできたので、帰り際に海に寄ることに


人が少ない砂浜で思いっきり走り回ったり、わざと転んで砂だらけになってみたり、波打ち際でスリルを楽しんだり


大きなキャンバスに絵を描いたりと、思う存分砂浜遊びを楽しみました


帰りの車では子供たちも私も熟睡。気がついたら家に到着していました


夜は早めに子供たちの寝支度を済ませてから、ゆっくりディナーを楽しみました


前菜はかぼちゃのエマニュエーレ風。今日のかぼちゃは水分が多かったので、レシピにはありませんが、パン粉を加えて硬さを調節しました。チーズが入ってしっかりしたお味なので、お酒がすすみます


パスタは栗粉のナストリ、キノコのラグーソース。秋らしく栗粉を使ったリボン状のパスタにキノコのソースを合わせて。食べるとあまり栗粉ということを感じませんが、これ以上栗粉を増やすとまとまらないのです


メインはサーモンのレモンバター風味。生鮭をレモンバターソースでさっぱりと頂く一品。この時期の美味しいお魚ならではの調理法ですね


今日は秋の味覚尽くしのディナーでした




お茶のお稽古 / おうちごはん(イタリア料理:手打ちパスタ上級・8月)

2018-09-22 23:05:30 | おうちごはん

今日はあまり時間がなかったので、お洋服でお茶のお稽古へ。


今日のお稽古は台天目をさせて頂きました。久しぶりだったのでかなりうろ覚えで、そろそろ真面目に茶道ノートを作ることを考え始めました


茶花は穂の開いたススキと萩が活けられて、お月見らしい趣向でした


夜は子供たちの寝支度を早めに済ませて、ゆっくりディナーを楽しみました


今日のお料理のレッスン記事はこちら↓

<リンク:http://yaplog.jp/mariacallas/archive/2721>【イタリア料理教室:手打ちパスタ上級・8月】



前菜はトマトの米詰め。くりぬいたトマトに茹でたお米とトマトの汁などを詰めてオーブンで焼きます。見栄えがするのでおもてなしにぴったりの一品です


パスタはクルルジョネス。どうにもこのパスタの成形が苦手で上手に出来ないのですが、何度か作っていれば綺麗な稲穂型に作れるようになるでしょうか今後の課題です


メインは豚肉と夏野菜のグリル、ハーブソース。今日はコンロ(デリシア)のグリルプレートを使って焼いてみました。とっても簡単で洗い物も少なくて助かります。ハーブソースは夫にも大好評でした






明後日は秋分・秋の最中昼夜平分

2018-09-21 23:01:18 | 季節行事

明後日は秋分。昼と夜の長さがぴったりと同じになる日。農耕民族である日本人にとっては、冬至・春分・夏至・秋分はとても大切な節目でありました


初候である9/23~9/27は「雷乃声を収む(かみなりこえをおさむ)」。

夏に雷とともに突然降る夕立も収まるころで、秋晴れの空が見える時期ですね。夏には入道雲がかかっていた空に、鰯雲や鱗雲など、秋の雲がたなびきます


ちょうどお彼岸時期ですが、この時期になると、それまで何もないと思っていた場所に突如として真っ赤な曼珠沙華が咲き出します。お彼岸のころに咲くので、彼岸花とも言われていますね


その赤さや急に現れたように咲くこと、また墓場に多く植えられていたことなどから縁起が良くないとして切り花として飾るのを嫌がる人もいますが、私は綺麗だなぁと思います


ただ、曼珠沙華は毒草で、間違って食べてしまうと吐き気や下痢、ひどいときは中枢神経の麻痺を起こすこともあるのでご注意を


鈴蘭・水仙・レンゲツツジ・キョウチクトウ・シャクナゲなども、綺麗で身近な花ですが実は有毒ですので、食べたり蜜をなめたり、活けていた水を誤飲したりしないようにお気をつけて


次候である9/28~10/2は「蟄虫とを?す(すごもりのむしとをとざす)」。

涼しくなり始め、虫が土の中での巣籠りの支度を始めるころです。


中秋の名月がちょうどこの時期です。旧暦8月15日の満月を指して中秋の名月と言いますが、満月になる前や後の月まで楽しもうと、十三夜・小望月・十五夜・十六夜・立待月・居待月・寝待月など、日本人は様々な名前を秋の月につけてはその美しさを愛でていました


さらには十五夜に月が雲に隠れてしまって見えないときにまで無月とつけたり、雨が降ってしまった場合には雨月とつけて、その見えない様までも楽しんでいたようなのです


末候である10/3~10/7は「水始めて涸る(みずはじめてかれる)」。

夏のあいだたっぷりと水を張って青々とした苗を育てていた田から水を抜いて、稲刈りの準備にとりかかるころです。


青かった水田が次第に黄色味を帯びはじめると、どんどん稲穂が実って穂が垂れ下がり、一面に黄金色の景色を見せてくれます


私も小学校で田植え・稲刈り・収穫祭を経験しましたので、稲穂が垂れ下がってくると「そろそろ稲刈りの時期かな」と、懐かしく思い出します