新興市場はこのところの連騰からようやくテクニカルにも明らかな下げに入ったようです。マザーズ指数のOSCは12月4日の67%をピークに、今日で53%(前日同値)、ヘラクレス指数は11月30日の70%をピークに今日で61%(-7%)です。共に、最高値を付けたのが、OSCの最高値からは少しずれているのが今回の特徴です。それまで余韻が残っていたということですね。OSCは最低値を付けてからも同様に、底を打つのに数日の誤差があります。
その点からも今回の上げ局面はピークアウトしたと踏んでおります。日経平均などの動きによっては多少の紆余曲折はあるでしょうが、基本的なトレンドは今日で転換したのではないでしょうか。持ち越しの3036アルコニックスは後場に売却。キャッシュ100%です。
注目すべき銘柄があるかどうかは別にして、明日の注目銘柄です。
テクニカル用語の簡単解説
1.3783ナノ・メディア
300K割れ待ち。今日の後場の下げでもOSCは+1%の41%です。12月8日の37%からの脱出過程にはまだ乗っております。明日の押し目が狙い目かと。
2.8918ランド
この株も摩訶不思議な動きをします。OSCは+1%の49%と「順調」に上げたようです。明日も市況など何食わぬ顔をして上げるのかどうか注目。
3.6158和井田製作所
通称、相場の反逆児。昨日の反転から今日は地合もあっての調整ですが、それでも引けにかけては今日の高値圏です。OSCも+1%の41%と順調に上げております。
4.8789フィンテックグローバル
OSCが連続31%から、今日は42%とやっと抜け出ました。PERが8倍弱のようですが、これは不動産銘柄としてはかなり低いのではないでしょうか。
5.3230スターマイカ
今日の下げで指数値が12月1日よりも下回ってきました。その時のOSCは38%です。今日はまだ42%です。明日も押し目は必至でしょう。そして、OSCが38%を下回った時は、いわゆる底割れです。更に更に下落するまでは手出し無用となります。しかし、そこからの反発が顕著に見られれば、再度の上昇もあるでしょうが、ここまでの高見を極めた株です。今度こそ、底割れの予感がします。そのあたりを注目。
6.4565そーせい
この株も地合とは無関係です。今日も最後に高値です。OSCはまだ+8%の44%です。この株の場合は押し目をじっくりと待ちます。225Kあたりです。そして、じっくりと火がつくのを待ちます。急に買い板が膨らんで来ると一気に行きますが、しぼむのも極めて早いのが特徴です。正式社名は「そーせいグループ」なのですね。グループと付けるのが何とも憎らしいではありませんか。XXホールディングなどと偉そうに付けるのが全盛の時代に、筆者は好感が持てます。ひらがなの「そーせい」の名前の由来といい、この会社は全く憎めません。インテリジェンスという会社とは違ってインテリジェンスもあります。これは株とは関係ないか。
7.6902デンソー
新興が頼りないなら、この世界のデンソーでもいかがでしょうか。ずっとOSCが30%台で低迷しておりましたが、今日は100円も上げての53%です。まだもう少しいけるでしょう。
8.6790野田スクリーン
11月末に今期の上方修正をして思い切って上げてから、132Kをピークに116Kまで落ちました。まだ少し落ちたりませんが、明日押し目で110Kが破れられるようなことがあれば、戻し期待で上げるでしょう。地味な動きですが要注目。
9.2759テレウェイヴ
今日、あの赤字転落の8798アドバンスクリエイトが反転するのを見て、明日はこの株にも注目したいと思います。93500円の安値を下回ってからの反転狙いです。アドクリもそのパターンでした。ここまでは幾ら何でも落ちすぎと皆さんが考える線までは、絶対に手を出さないことです。90Kに限りなく近づいたらその時かも知れません。
何しろ、皆さん虎視眈々とリバウンド狙いしております。まさしく飢えた狼のようです。貸借銘柄だけに余計に始末が悪いのです。売りでもまだ貪欲に狙っている方々がいる一方、その踏み上げを狙っている方々がおります。そうした一触即発の緊張関係から、まさに飢えた狼どもが共食い状態に入るその極限まで待たなければ、無防備な子羊や子ウサギ連中がシャシャリ出る幕では決してありません。彼らの共食い錯乱状態の修羅場を横目で見ながら、チャッカリと彼らの食い残しを頂く戦法です。ああ、何と小汚い戦法であることか。我ながら語るのも見るのも嫌になります。
10.2411ゲンダイエージェンシー
11月24日引け後に中間決算を発表。来期はほぼ四季報予想通りで驚愕はないものの、着実な業績に一旦293Kまで11月30日は付けました。そこからは調整モードに入り12月8日の39%というOSCを底にして、今日は前日比+1%の43%です。まだひ弱な反発ですが、今日の後場の地合からして上げエネルギーがそれなりにあると思われます。指数値は11月21日と同じレベルまで押しております。
11.9474ゼンリン
OSCが38%まで押されました。まだ下げる勢いです。創業家の一族が個人株主拡大のため、420万株の売り出しが12月4日に発表されたためです。OSCが20%台になるまでは下げが続くでしょうが、元来住宅地図で有名な好業績会社です。しかし、その創業家一族の大迫久美子氏、393万株も放出するようです。いずれにしても、大迫益男氏や正男氏がわずか100万株弱しか持っていないのに、この方はずば抜けております。どうも創業者の大迫忍氏の死去に伴い筆頭株主になったようですから、かなりお歳を召した奥さんなのでしょう。いくつかの競走馬のオーナーでもあるようです。何故、先行きが短い?であろう人が多額の現金を手にするのか?(今日の2785円という値段で計算すると、悠に100億円を超えます。)まさか墓場まで持って行けるボリュームではないでしょうから別のことに使うのでしょう。興味津々たるものがあります。というわけでしばらくの間、皆さんのカーナビにも縁の深いこの会社の「落ちぶり」を注目下さい。最後にゼンリンは「善隣出版社」として創業したそうです。多分100億円は善隣なる行為に使うつもりでしょう。まさか糞高い競走馬ではないでしょうね。
以上です。
その点からも今回の上げ局面はピークアウトしたと踏んでおります。日経平均などの動きによっては多少の紆余曲折はあるでしょうが、基本的なトレンドは今日で転換したのではないでしょうか。持ち越しの3036アルコニックスは後場に売却。キャッシュ100%です。
注目すべき銘柄があるかどうかは別にして、明日の注目銘柄です。
テクニカル用語の簡単解説
1.3783ナノ・メディア
300K割れ待ち。今日の後場の下げでもOSCは+1%の41%です。12月8日の37%からの脱出過程にはまだ乗っております。明日の押し目が狙い目かと。
2.8918ランド
この株も摩訶不思議な動きをします。OSCは+1%の49%と「順調」に上げたようです。明日も市況など何食わぬ顔をして上げるのかどうか注目。
3.6158和井田製作所
通称、相場の反逆児。昨日の反転から今日は地合もあっての調整ですが、それでも引けにかけては今日の高値圏です。OSCも+1%の41%と順調に上げております。
4.8789フィンテックグローバル
OSCが連続31%から、今日は42%とやっと抜け出ました。PERが8倍弱のようですが、これは不動産銘柄としてはかなり低いのではないでしょうか。
5.3230スターマイカ
今日の下げで指数値が12月1日よりも下回ってきました。その時のOSCは38%です。今日はまだ42%です。明日も押し目は必至でしょう。そして、OSCが38%を下回った時は、いわゆる底割れです。更に更に下落するまでは手出し無用となります。しかし、そこからの反発が顕著に見られれば、再度の上昇もあるでしょうが、ここまでの高見を極めた株です。今度こそ、底割れの予感がします。そのあたりを注目。
6.4565そーせい
この株も地合とは無関係です。今日も最後に高値です。OSCはまだ+8%の44%です。この株の場合は押し目をじっくりと待ちます。225Kあたりです。そして、じっくりと火がつくのを待ちます。急に買い板が膨らんで来ると一気に行きますが、しぼむのも極めて早いのが特徴です。正式社名は「そーせいグループ」なのですね。グループと付けるのが何とも憎らしいではありませんか。XXホールディングなどと偉そうに付けるのが全盛の時代に、筆者は好感が持てます。ひらがなの「そーせい」の名前の由来といい、この会社は全く憎めません。インテリジェンスという会社とは違ってインテリジェンスもあります。これは株とは関係ないか。
7.6902デンソー
新興が頼りないなら、この世界のデンソーでもいかがでしょうか。ずっとOSCが30%台で低迷しておりましたが、今日は100円も上げての53%です。まだもう少しいけるでしょう。
8.6790野田スクリーン
11月末に今期の上方修正をして思い切って上げてから、132Kをピークに116Kまで落ちました。まだ少し落ちたりませんが、明日押し目で110Kが破れられるようなことがあれば、戻し期待で上げるでしょう。地味な動きですが要注目。
9.2759テレウェイヴ
今日、あの赤字転落の8798アドバンスクリエイトが反転するのを見て、明日はこの株にも注目したいと思います。93500円の安値を下回ってからの反転狙いです。アドクリもそのパターンでした。ここまでは幾ら何でも落ちすぎと皆さんが考える線までは、絶対に手を出さないことです。90Kに限りなく近づいたらその時かも知れません。
何しろ、皆さん虎視眈々とリバウンド狙いしております。まさしく飢えた狼のようです。貸借銘柄だけに余計に始末が悪いのです。売りでもまだ貪欲に狙っている方々がいる一方、その踏み上げを狙っている方々がおります。そうした一触即発の緊張関係から、まさに飢えた狼どもが共食い状態に入るその極限まで待たなければ、無防備な子羊や子ウサギ連中がシャシャリ出る幕では決してありません。彼らの共食い錯乱状態の修羅場を横目で見ながら、チャッカリと彼らの食い残しを頂く戦法です。ああ、何と小汚い戦法であることか。我ながら語るのも見るのも嫌になります。
10.2411ゲンダイエージェンシー
11月24日引け後に中間決算を発表。来期はほぼ四季報予想通りで驚愕はないものの、着実な業績に一旦293Kまで11月30日は付けました。そこからは調整モードに入り12月8日の39%というOSCを底にして、今日は前日比+1%の43%です。まだひ弱な反発ですが、今日の後場の地合からして上げエネルギーがそれなりにあると思われます。指数値は11月21日と同じレベルまで押しております。
11.9474ゼンリン
OSCが38%まで押されました。まだ下げる勢いです。創業家の一族が個人株主拡大のため、420万株の売り出しが12月4日に発表されたためです。OSCが20%台になるまでは下げが続くでしょうが、元来住宅地図で有名な好業績会社です。しかし、その創業家一族の大迫久美子氏、393万株も放出するようです。いずれにしても、大迫益男氏や正男氏がわずか100万株弱しか持っていないのに、この方はずば抜けております。どうも創業者の大迫忍氏の死去に伴い筆頭株主になったようですから、かなりお歳を召した奥さんなのでしょう。いくつかの競走馬のオーナーでもあるようです。何故、先行きが短い?であろう人が多額の現金を手にするのか?(今日の2785円という値段で計算すると、悠に100億円を超えます。)まさか墓場まで持って行けるボリュームではないでしょうから別のことに使うのでしょう。興味津々たるものがあります。というわけでしばらくの間、皆さんのカーナビにも縁の深いこの会社の「落ちぶり」を注目下さい。最後にゼンリンは「善隣出版社」として創業したそうです。多分100億円は善隣なる行為に使うつもりでしょう。まさか糞高い競走馬ではないでしょうね。
以上です。