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明日の注目銘柄(12.11.06)

2006-12-09 21:32:42 | 明日のモニタリング銘柄
まず市況概況。新興市場は落ちそうで落ちません。マザーズ指数は僅かプラ転しOSCも+4%の57%、ヘラクレス指数も+2%の62%と「息を吹き返した」感があります。しかしOSC面では高値圏であることには違いありません。そして、息を吹き返したといってもたったの1日の反転です。上値は相当に重いと覚悟して置かねばなりません。ちなみに日経ジャスダック平均のOSCは75%ですが、これは10月24日の73%を越えており、それ以前は8月23日につけた84%という暑さに狂ったような値以来です。今の時期、冬の寒さに狂う上昇を見せるかも知れませんが、それは文字通り「季節外れ」でしょうね。

そうした状況を踏まえて、さて、明日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説

1.3331雑貨屋ブルドック
 逆張り。2265円という11月20日の安値を割り込むようだと、まだ様子見です。金曜日は何とか引けにかけて戻しましたが、まだOSCは-1%の40%です。PER16倍弱ですが、このところ女性向けのファッション雑貨を扱う銘柄がどういう訳か低迷しております。スタイライフしかりハニーズ然り。一体何か異変があったのでしょうか?筆者の勘では、もう一通り行き渡ったのだと推測します。「雑貨屋」という社名も終戦後ではあるまいし夢も何もあったものではありません。しかも、その後にブルドックです。ソース屋でもあるまいし。そのあたりがこの株の低迷の真の原因かと。それはそれとして明日だけは注目。

2.6158和井田製作所
 あの和井田、ピンチです。2000円割れ寸前です。機械受注統計の影響でしょうか?2000円割れともなると今年1月18日以来となります。真面目な会社だけにここは何とか踏ん張って欲しいものです。OSCも33%となり、直近安値の11月13日に並びました。まさに崖っぷちです。11月14日には115円も上げましたが、明日はその再来がなるか、それともたがが外れて底なし沼に沈み込むか、注目です。

3.6163エイチアンドエフ
 一押しは買いという格言があります。まさにこの株3連騰からの一押しです。しかし、前日安値を確実に切り上げているのは評価してもいいでしょう。家人が金曜日にまたまた高値で買ったあの6259大崎エンジニアリングでも、一度は前日安値を上回れない日がありました。(上場翌日は別)この株のOSCは-2%の54%です。105円上げた時のOSCは何と76%です。結局お前は何を言いたいのだという外野の声が聞こえてきそうですが、「押し目買い」ということにつきます。その目安は、1290円という金曜日の安値か1251円という木曜日の安値です。大崎の例で言うと1251円でしょうか。

4.3036アルコニックス
 下落が続いております。OSCはついに34%(前日比+1%)です。乖離幅も-50円です。そろそろでしょう。指数値は10月12日のそれにくらべると実はまだ400円ほど高めです。4570円までその時は落とされました。今回は急落局面がないだけに、まだ隠された爆弾が仕込まれている可能性もありますが、OSC的には一旦底打ちの気配。出来高も少なく予断は許しませんが、一応継続監視としておきます。

5.8993アトリウム
 面白いポジションにいるのがこの株。東証への鞍替えを発表したばかり。OSCは36%→41%へとほどよい切り返し。一旦25MAあたりまでの切り返しがあるかも知れません。要注目。

6.6786リアルビジョン
 この鵺のような株、ついに直近安値付近まで来ました。11月6日に中間期の上方修正をして151Kまで付けた株です。しかし、OSCはまだ55%でその151Kを付けた日と同じなのです。最低値は11月15日の39%です。明日以降、55%から39%あたりまで下げるのを根気よく待ちましょう。100K割れもあるでしょう。そして、ささやかでもプラ転したその日の引けに、こっそりと仕込むというのが、こうした株に対する正攻法と言えそうです。とにかく鵺株です。つまり掴み所がない株ですが、そこを何とか掴むのがリアルビジョンのリアルビジョンたる所以です。一体何を言いたいのか??

7.7261マツダ
 円安反転で明日は高く始まるでしょうね。OSCのダイバージェンスが激しい銘柄の1つです。もし静かに始まるようなら乗ってみる手。同じく円安に押さえられていた6902デンソーも同じ。

8.8894原弘産
 金曜日は高値引けでした。OSCは-2%の53%と落としながらも+5Kです。この勢いで220K辺りを易々と越えるならば、ひょっとすると大きく跳ね上がるかも知れません。一応222Kという25MA線を意識して、これをも勢いよく越えるようなら後は240Kあたりまでも視野に入ります。もっともこれは一番の楽観予測です。しかし、中間期減益も通期見通しは四季報を一応上回っていることは記憶しておいて下さい。

9.4340シンプレクス・テクノロジー
 この証券システムの雄、なかなか火がつきません。しかし、そろそろ反撃体勢に入るかと思われます。指数値が11月21日のそれに並びました。明日は一旦押される局面があるかと思いますが、そこからは反転するでしょう。OSCは-1%の37%です。55200円を付けた11月21日のOSCが31%なので、このあたりを意識しながらとなります。本当に惚れ惚れするビジネスモデルを持っている会社なのですけれどね。PER35倍は高すぎるとも思えませんが。クレディスイスが目標株価を55000円に引き下げているニュースがありますが、例によって例のごとくですね。週足を見て下さい。何が「高成長に鈍化が見られる」ですか?今の株価は昨年の高騰前の水準ですよ!!全くいい加減なことを言いなさんな。仮にもプロでしょう、クレディスイスのアナリストと言えば。全く。(チョイと怒りすぎたようですかな。。。)

10.6769ザインエレクトロニクス
 業績下方修正してから156Kを付け、その後また169Kまで落とされ、金曜日でOSCが+5%の44%と切り返しました。次の上げ目途は167Kそしてその後は183Kと続いておりますが、これを目指して動くかどうかを来週をかけて注目。液晶価格の下落に影響を受けた銘柄ですが、こうした半導体関連銘柄は栄枯盛衰を繰り返すものです。一時は700Kまで付けた株価が、ここまで落ちるものでしょうかね。

以上です。
コメント (3)
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