株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(12.19.06)

2006-12-18 21:05:38 | 明日のモニタリング銘柄
新興市場、日経平均ともに後場は一時急落する場面もありましたが、引けにかけて戻しました。日経平均は17000円の大台まで後一歩まで行きましたが、OSCは+1%の67%です。まだ過熱感はありますが、下落調整へとは行っておりません。

新興市場も、マザーズ指数のOSCが+6%の55%、ヘラクレス指数も前日同値の58%と、二枚腰を今日のところは発揮しております。しかしこのところのOSCの最高値から見るとまだ7分目程度の戻しであり、山頂よりも次の尾根に登るための下り勾配へと向かった方が早いポジションのようです。

日経には海外からの買いも結構入っているようです。海外市場との比較で日経の出遅れ感がようやく認識され始めたことと(元来そのタイミングまで待っていたのでしょうが)、来年の利上げまでに仕込んで置こうとの思惑、そして、日本企業の来期の業績見通しに対する上方修正可能性やM&Aでの企業価値向上などの、様々な要因が今のタイミングで買い行動として符合し始めているのではないでしょうか。

持株は、229Kで買った2448イーコンテクストと、引け際にプラ転したのを見て431Kで買った2132アイレップの2つのみです。

さて、過熱感が明日はどう出るか気を付けながら明日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説

1.2459アウンコンサルティング
 今日303Kから309Kまで良く盛り返しました。OSCも+5%の49%でうs。310Kから315Kを難なく抜ければ335Kあたりまでは、ちょっとした空白地帯ですので、出来高や値動きに注目。

2.2132アイレップ
 同じ検索エンジン連動型広告業のアウンを出したので、これも何故今日引けに買ったかを少し詳しく説明。PERはアウンよりまだ低めです。51倍。11月28日に上場来安値を付けてから534Kまで上げるも、指数値は昨日でほぼ上場来の最低値に近づいておりました。後場に筆者がこの株に注目した時点ではまだ大きくマイナス圏でした。これは明日の押し目で買いと思ってみておりましたが、何と引けにプラス圏に戻すほどの買いが涌いているではありませんか。致し方ありません。プラス引けだと心理状態が大幅に改善されます。OSCも+4%の47%です。12月4日のOSCが32%でしたので、今日の後場の押された時は30%台に落ちていながら405Kあたりまで落とされていたということになります。まあ、明日はどうなるか分かりませんが、上げ潮に乗るのが一番楽です。出来高も多い株だし、更に明日も買いが入るようだと445Kを抜けば、そのまま放置し500Kに近くなるまでホールド予定。

3.3230スターマイカ
 この株も後場の切り返しの勢いに乗じて危機を脱したようです。OSCは+8%の40%です。明日の押し目が狙い目ですが、地合によってはそのまます~と上に行くかも知れません。

4.7826フルヤ金属
 チョイと面白い位置にあります。OSCがこの高値圏にして+1%の34%と絶好なのです。23500円という高値が7日にありますので、それを目指して上に行くかどうか、低OSCの有効性を検証するためにも注目。何しろこの上り龍のような株、これまでのOSCの最低値は48%なのです。

5.2929ファーマフーズ
 14日に1Q赤字決算発表で大きく下げるかと思うと、通期は予定通りの黒字見通しとのことで若干の下げで留まっております。もとより結構下げてきました。もうこれ以上はという気分なのでしょうね。今日も-3Kですが、OSCは大きく上昇し+5%の50%です。明日は132Kから134Kでの押し目狙い。130Kが破られるような地合だと見送りかと。

6.9438エムティアイ
 この癖株を明日は取り上げます。RSIは16%まで落とし、OSCは逆に+2%の25%とコンバージェンス。指数値もこのところの最低値更新中。140Kという11月20日の安値をかろうじて死守。明日、再度140K割れの攻防で競り勝てば、この低OSCからの一気の上昇もあるかもしれませんが、11月28日の自社株買い騒動で188Kまで上げた時の喧噪でまだ玉を握ったままの方々が隠れていなければの話です。そのあたりは10月末に業績下方修正をした銘柄でもありますので、迂闊な飛びつきには注意。しかしPER13倍弱とはチョイと低すぎるのではありませんか? 下方修正分の調整がまだなのかも知れません。

7.2384SBSホールディングス
 これもよく分からない鵺株です。鵺って言う字は、夜の鳥と書くようですが、夜の鳥の典型の梟(ふくろう)でもなくヌエなんですね。ちなみに国語事典で調べてみると、鳥ではなく、伝説上の獣(Animal)だそうです。そうなると夜という字の右の字は、筆者はもう小さくて読めませんが、なぜ鳥に似た字なのでしょうね。これがヌエの鵺たる所以かと。この株に注目するのは指数値が11月22日のそれに並んだからです。10月11日も同じ指数値で翌日は反発しました。と言う訳で、この株に対してはこっそりと明日押したところで鵺のような姿をしながら少々買いに入り、あとは果報は寝て待てといった心境で引けまで待ってから、ほどよく上げていれば決して早売りすることなく、もう一日果報を待つといった鵺のような戦法でいかがなものでしょうか?一体、鵺という獣が明日は是非ともこの株の化身として姿を現して欲しいものです。それと言うのも、一度でいいから何とか正体を見せてくれないと、とにかくこうやって書いていても、鳥だか獣だか自分でもややっこしくてかないません。ひょっとすると鳥のような獣か??

8.7972イトーキ
 結構落とされました。12月8日のOSCの30%の底値に対して、今日でまだ37%も?ありますが、RSIもこの株としては10月13日に25%から5%の低い20%まで落とされております。明日は幾ら何でも押し目があったとしても、それなりの反発があるでしょう。少し暖かく見守ってやって下さい。この会社に何の恩義もありませんが。

以上です。
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新興市場もファンダメンタルズ再検証要

2006-12-18 11:36:37 | 株に出会う
12月15日のブログで、年初からの騰落率をいくつかの銘柄でエクセルの表にまとめたものを掲載しましたが、今日ストップ安を付けた4788サイバーコミュニケーションには触れておりませんでした。もう既に新聞などでご存じでしょうが、この株の年初は657Kでした。それが今日は121Kまでの下落ですので82%の下落です。もっとも、この株は貸借銘柄ですので、この株の売り専門にやっている方は、随分と儲けが出ていることと思います。買い方で儲けを出すのはかなり困難でしょう。

筆者もたまにこの株や4751サイバーエージェントを買うことがありますが、値動きが緩慢なことと、基本的には大きく戻すタイミングを捉えない限り勝てないため、ほとんど市場の指標として毎日見ている感じです。

さて、新興市場は下落中という先週までの見立て通りに、今日は一時はヘラクレスなど結構の上げを演じておりましたが、前場は「予定」通りに、両指数ともマイナスで、マザーズ指数のOSCは1%の50%、ヘラクレス指数のそれは-2%の56%です。ヘラクレスは緩やかに下落中、マザーズは上に行く力不足で停滞中、ということとなります。まあ、日経225平均の上値追いに今のところは支えられております。

そんな停滞相場でも値動きの激しい直近IPOのこのところ走っていた方々が、損切りないしは利確の動きで下げにかかっている銘柄が多いようです。これは、注目銘柄にも取り上げた3230スターマイカあたりに典型です。この株、明らかに「底抜け」しておりながら、全体の地合で寄り付きは何と+5Kも高く始まりました。しかし、皆さん何とか高値で売り抜けたい一心で、ほどなく一気に365Kまで落とされたのです。底抜けしている銘柄は、こうしてたまり溜まったマグマが一気に悪い方に吹き出しますので、今日の寄り付きの高値で買った方は、多分、今年の相場での敗者ではなかろうかと思います。この株、前場でOSCは更に1%悪化し31%です。この株が今後反転するとすれば、①一気に300K割れでOSCも25%程度まで落ちる。②後2-3日の調整の後、やっと売りが止まって、引けにかけてプラ転し、OSCもプラ転する。 この2つのパターンのどちらかでしょうか。それまでは、黙って動きを時折チェックしていれば良い株ですね。

家人がしがみついている6259大崎エンジニアリングも金曜日に明らかに下落サインが出ておりました。それなのに、100万円まで行くという「掲示板」あたりで騒がれていることを鵜呑みにして、放置プレーなのです。いつもの行動です。これでは勝てるわけはないのに本人は一向に意に介しておりません。全く株式市場では完全なる「鴨」です。しかもこれまでに献上したネギの本数は一本1万円の高価なネギを千本以上です。まだまだ増えております。

まあ身内の恥をさらすのはこれくらいにして、持ち越しの8947ノエルは+9Kの289Kで売りました。この株の今日の上昇は289K程度と予想していたためです。もし後場に地合に関係なくこの株だけ噴くなら、310Kあたりまではあるでしょう。しかし、それは多分ないと思っております。

後場はいくつかの監視銘柄の動きを見ながら、場合によっては仕込むし、無理をしないで大きく落ちきるまでは静観するかも知れません。

タイトルのファンダメンタル再検証が新興市場にも必要と書いたのは、先述の両サイバーですが、エージェントのPERは36倍ですが、コミュニケーションズは85倍です。そのせいかどうか、サイバーエージェントの年初の終値は303Kでしたが、今日は137Kと、55%ダウンに「押さえられて」おります。同じ貸借銘柄で売り買いをするなら、サイバーエージェントの方に分があったということになりますね。

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