株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(12.08.06)

2006-12-07 20:51:25 | 明日のモニタリング銘柄
いよいよ明日はメジャーSQ日です。また午後2時には10月の機械受注統計が発表されます。事前の予測は6.3%増です。この2時過ぎに一波乱あると見ておいた方が良さそうです。いち早く知りたい方は、ひまわり証券のマーケット情報→カレンダー(週間)をクリックすると結果が出ております。2時を少し回ったところから「更新」ボタンを押し続けると数字が出るかと思います。

さて、新興市場の市況状況は前場から更に悪化しました。OSCは更に落としております。マザーズ指数は53%(-6%)、ヘラクレス指数も60%(-6%)です。RSIは共に少し上げております。

筆者の持ち越し株の6163K&Fは今日も健闘しましたが、引けにかけてだらだらと落ちるので、前場終了時に+終了する限り持ち越す予定ですと言った、その舌の根も乾かぬうちに1378円で売ってしまいました。駄目ですね。こらえ性がありません。しかし大和証券の分はそのまま長期保有です。何せ、売る時の手数料が馬鹿になりませんので。大和以外の分では、平均取得価格1157円に対しては2割近い利益ですので、ここは一旦降りて様子見とします。和井田製作所の場合でも上場後のMM祭りは5日目まででした。H&Fは既に7日が経過。お祭りはこれからクライマックスを迎えるほど、今の相場は楽観できないのではと見ております。誰もが昨日の急降下を見て、今日は下落すると思ったその日に思わぬ上げがあった、しかし、昨日の高値はほんの僅かなところで2-3度チャレンジするも抜けなかった。そして引けにかけてじり安となってしまった。こうした経過からすると、明日以降は一旦調整の波をかぶらざるを得ないと見ております。(こんな勝手な予想、IPOに対してはあまり当たりませんので、真面目に捉えないように)

さて、またまたキャッシュ100%になってしまった筆者ですが、それでもまだ下落に転じていない相場です。何とか少し落ちたところから反発が期待できるような銘柄を探してみたいと思います。

1.6790野田スクリーン
 11月30日に上方修正してから、貸借銘柄のせいか押されてきました。あと5K分ほどの下落でその11月30日の前日の指数値に到達します。明日の押し目で110K前後に来れば、売り方の買い戻しも入るかと思います。

2.4817ジュピターテレコム
 新興市場が軟弱な中でひとり気を吐いている感があります。去年の106Kという最高値に12月1日にもう一息のところまで迫りました。上げ潮です。そこにもってきて、OSCが+1%の38%で+1200円とこの株にしては低い値です。ひょっとすると今週から来週にかけて一気に昨年の高値の更新なるかどうか注目。今日は出来高も少なく(それでも5812株)ひっそりとしておりました。思えば、この株はこれまで楽天証券で当たった唯一のIPOです。+5000円くらいで売ったのを記憶しております。それ以来の付き合いとなります。

3.8798アドバンスクリエイト
 この赤字・無配転落の株、いずれはウォッチ銘柄から削除の予定ですが、テレウェイヴやF&Mもそうですが、意外と出来高が多くて売られすぎからの反発も時折ありますので、まだ記録を取っております。この株のOSCは11月22日に19%をマークし終値が83Kでした。その予兆通りに翌24日に75200円まで付けました。そこからは一旦105Kまで買われたものの、長期凋落の銘柄です。その後は容赦なく売られて今日で、OSCは23%で終値80Kです。明日はOSC19%を下回る程に売り込まれ、75200円の安値をも下回ってくれば、これはOSCが15%程度になるでしょうから、そこからの一定程度の買いが期待できそうです。しかし、一種の博打ですからそのあたりはよく分かった上で参戦するようお勧めします。あまり刺激的な株が明日はないので、こうした「屑株」を取り上げておきます。

4.2384SBSホールディングス
 再度この不可解な株を取り上げます。指数値が11月22日以来の低水準まで落ちております。280Kという22日の安値には及びませんが、300K割れ寸前です。OSCは11月10日の38%がこのところの最低値ですが、今日はまだ44%(前日比-4%)と高めです。にも拘わらず終値は-14Kですから、ダイバージェンスの度合いが増しているというところです。いずれにしても、300K割れからの反発のタイミングを探る時期に差し掛かっていることは明らかです。

5.6920レーザーテック
 このところあまり冴えません。明日は機械受注統計発表の日でもあります。液晶関連や半導体関連の設備投資に関わるこの株も、最近の業績好調にもかかわらず伸び悩んでおります。この株しばし、相場に逆行したりしますので、明日はここ4日ほどの尻上げ基調から一気に3000円回復の動きとなるかどうか注目。OSCも+5%の53%、RSIは+1%の37%です。この時期にしては良い数字でしょう。

6.7972イトーキ
 11月7日に利益4倍の好決算を発表してから伸び悩み、その後11月22日には1352円まで付けました。その時のOSCに今日は近づいております。38%です。さすがにそこからは大きな下落に見舞われることなく、引け際に一度高値を付けましたが、戻されて+13円で終了という軌跡でした。この安値圏からの脱出が図れるかどうか明日注目です。

以上です。

 
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新興は下落調整継続中

2006-12-07 11:49:37 | 株に出会う
今日の寄りこそ高く始まりましたが、こういうタイミングにある時は寄り天になることを皆さん先刻ご存じのようで、ほどなく下落を開始しました。しかし、まだ全銘柄が明らかな下落という訳ではありません。楽天が昨日ストップ高を付けるような段階です。行けるところまで行こうと、昨日のブログで書きましたが、これが今の相場心理状態かと思います。

そこで、一応下落が収まったと思われたところから、ボチボチと拾われ出しました。10時半ごろがそのサインでした。ここで一応マザーズ指数の1分足に注目してみると、12月6日の10時に1153ポイントで底を打ち、12時52分で1157ポイントで底を打ち、そして今日1159ポイントで底を打っております。1155ポイントあたりをこのところの底と見ての攻防ですね。そして、マザーズ指数の日々の高値はこのところ少しずつではありますが切り上がっております。これが、今の相場の見通しを付けるのを難しくしております。もう少し皆さん行けると思っているので、じりじりと切り上げる相場にはつい手を出さねば置いて行かれるという気になってしまうものです。そのエネルギーがどこかでドカーンと反転した時が潮目の変わり目ですが、今のところまだそのサインはありません。しかし、先行きの指標としてこのブログで使っているOSC値は着実に落ちていることは気に留めておいた方が良さそうです。

前場終了で、マザーズ指数は前日比-4%の55%、ヘラクレス指数も-5%の61%です。つまり、OSCが示す先行きの動向は下げるとでているのに、実際の値動きはまだじり高をしているという状態です。捻れ現象ですが、これが本来ラリーウィリアムズが言うダイバージェンスです。この捻れが正常に戻った時、更に上に行くのか、それとも底を目指すのかがはっきりとします。今回の底は11月21日~22日でした。この時、筆者はトレンド転換したと言いました。そこから既に10営業日です。前回の10月12からの上昇は8日目で天井を打っております。約200ポイントの上昇でした。今回の上昇は日柄は10日も経過しておりますが、まだ160ポイント程の上昇です。この差かも知れません。それだけじり高でしか上がらなかったということですね。途中IPOの極度の不振もありました。

いずれにしてもあと僅かしか、今年の相場状況からすると新興市場では上昇余地が残されていないことを再度確認しておきます。

持株の6163H&Fは社名を変更する筆者の提案?はあえなく無視されたものの、今日は再度の反転です。前日比プラス終了で終わる限りホールドの予定です。
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