株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(10.3.07)

2007-10-02 22:04:44 | 明日のモニタリング銘柄
NYダウの高値更新やら為替の円安やらの追い風を受けて、今日の市場はほぼ全面高。しかし、日経225平均は寄り付きに買っていても、ほぼフラットで推移。対する新興市場はじり高と明暗を分けております。もちろん、銘柄により天と地の差があります。

こうした日は、個別銘柄のどれに的を絞るかで大いに成績が違ってきますが、そうした個別銘柄でも、前場と後場では明暗を分けていたりします。例えば、7456松田産業。これは寄り付きに買って前場に売る以外に勝ち目はありませんでした。空売りも出来ないので後場は下がるのに任せるのみ。

一方4062イビデンは山が2つありました。一度寄り付きから勢いよく上げてから、その後はじり貧を辿り、後場に底を付けてから2時前までにはプラ転まで果たし、その後更に伸びるかと言えば、引けにかけてはマイ転に一度は落ちての終了です。

このイビデンの買い時、売り時ですが、いろいろなテクニカル指標がありますが、分足のMACDを1つ参考になさると良いかと思います。綺麗に底打ち、天井打ちが出ているのがお分かりかと思います。筆者は3分足で見ておりますが、前場のピークを+30あたりでつけ、そこから後場の始めまでに-40まで落とし、そこから反転して、再度+30まで伸ばした後、ジリジリとゼロ近辺まで落としての終了です。

このMACDは日足と同様に、ゼロを割ったら売り、ゼロを上回ったら買いという単純なものです。

8732マネパは今日のモニタリング銘柄でしたが、これはずっとプラス基調でしたので、ピーク値が5000近辺、ボトム値がゼロ近辺でした。ゼロを割るとマイ転していたものと思いますが、ゼロ近辺に2度ほど近づいておりますので、2度チャンスがあったということになります。

ついでに上方修正を昨日発表した6217津田駒。これは前場の終わりまでにピークをMACD上では付けております。朝の寄り付きはゼロ近辺で始まっており、そこから12までぐんぐんと伸ばしております。ここまでのタイミングが買いということになります。後は買ってもトントンが良いところではないでしょうか。MACDはずっと下げ基調です。案の定、最後にずどーんと利益確定の大きな売りが出て終了です。明日もまだこの売りが続く公算が大です。

さて、こうしたデイトレのテクニックもうまく活用しながら、明日のトラッキング銘柄です。

【明日のモニタリング銘柄】

1.3856リアルコム ストップ高パターン
 超上がり馬の株で明日はMACDがうまく機能するかどうかを試してはどうでしょうか。出来高も大きく上場来高値を付けた株です。高いところと飛びつき買いをしては絶対に駄目です。今日の10時過ぎから13時前までのような一直線の上げが明日はあるかどうかは全く不明。しかし、絶対に押し目に対する買いは入るはずです。

2.3244サムティ 後場終盤切り返し高値引けパターン
 これは今日の2時過ぎからは跳ぶ鳥を落とす勢いだった株。OSCは+9%の61%まで跳ね上がっております。明日はうっかりすると寄り付きでチョイ天井を付けた後は、利確の嵐に見舞われる可能性があります。その第一押し目狙い。

3.4281DAC 
 これは最後切り上げ型。ここからは明日は上げにかかるパターンですが、下げたら下げただけの反発力が蓄積されることになります。このところ買い戻しもあり連チャンで大きく上げております。まだ割安感はあり。しかし、一度一服してもいいタイミングなのでそこは注意。OSCは+8%の64%まで上昇。

4.9843ニトリ
 今日は低位でフのラット水準で頑張る。テコでも5000円割れは起こさせないという強い意思を感じさせる値動きでした。もうそろそろ勘弁してやってはどうでしょうか?RSIもOSCも今日は前日同値です。

ニトリとは一体どの鳥に似ているのか?多分、禁鳥の大瑠璃でしょう。羽の色はあの大瑠璃のような青と、丸山健二が「千日の瑠璃」で語った青です。明日はこの禁鳥の大瑠璃を是非見てみたいものです。

5.8924リサ・パートナーズ
 長らく低迷しておりましたが、ようやく9月3日の高値の225Kに今日はタッチしました。引けにかけての動意づきの勢いが明日も見られるかどうか。OSCは+1%の59%です。

6.5713住友金属鉱山 売り
 今日はじり貧の下げでした。9月26日にOSCで70%をマークしてから、やっと目に見えてのOSCの下げで57%になっております。この株、良くも悪くも相場を占うカナリア銘柄です。明日、地合が悪いとこの株の利確売りが勢いを増すのかも知れません。折しも、筆者が懸念した通りに、このブログを書いている時点ではゴールドが1オンス732ドルまで急落しております。例の悪名高いファンドの利確売りがまた始まったようです。700ドルあたりまで落とされるかも知れません。そのような訳で、この株に明日は注目。このような優良銘柄に売りをかけるのは気が引けますが、少しでもゴールドの下落ヘッジを行わねばなりません。その意味では1328金連動投信にも注目。こちらも空売り可能。

7.7897ホクシン
 OSCを10%も落として42%は9月12日の38%以来です。引けに安値を付けるなど、この地合で「日陰に隠れる」とは、仕手株の面目躍如?たるものがありました。しかし、この株は実業が評価されてのことですので、明日は更に押されてOSCが38%程度になったところからの反転があれば乗る手。後30円ばかり落ちれば申し分ないのですが。

以上です。昨日挙げたトラッキング銘柄は、そこそこ上げておりますので、一旦トラッキング停止です。
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唖然とするNYダウの上げ

2007-10-02 11:22:46 | 株に出会う
あのサブプライムの震源地のアメリカが、シティの減益決算でのコメントで来四半期は回復に向かうとのことを受けて、また製造業景況指数が予想値を下回ったにもかかわらず、好不況の境目となる50を2ポイント上回ったとの「変な理由」で、史上最高値を付けております。

考えてみれば、自国のサブプライムローンでの破産者の救済に大統領が乗り出したり、住宅証券化商品のツケは欧州の銀行に回したり、これでは世界が意図してかどうか、アメリカの脳天気な大量消費社会のその尻ぬぐいを世界中が協力しているという構図です。

そして、利下げに伴う更なる過剰流動性を利用してのファンドによる資源買いです。金もファンドの買い残が昨年の10月に匹敵する高水準になってしまい、インドなどの実需がぴたっと止まってしまったようです。過去の例からすると、これらのファンドはあるところまで引き上げておいて、一気に利益確定の売りを大量に出します。700ドル割れも当然視野に入ります。迷惑するのは普通の投資家です。

昨日は三井物産のロンドン渡しのゴールドを、田中貴金属に移管するための、消費税分上乗せの基準価格算定の日でした。とんでもない高い時に消費税を払うことになってしまいました。いずれ下がるのは目に見えておりますので、実にタイミングが悪い。

今日は高値掴みを警戒して、じわりと落ちてくるところと拾う戦法に徹しました。ところが、8732マネパを393Kで拾ったのは良いのですが、またまた早売りの愚を犯してしまいました。2755円で拾った6871日本マイクロニクスはうんともすんとも言わず。そのままホールド。

まあ、あまり地合に逆らわないように、落ち目の株、例えば9843ニトリや4062イビデンを落ちてきたところを拾いそうになりましたが、ぐーっとこらえたのが唯一の慰めか?こういう変な高値を付けた時は、決して焦らず、あわてず、放っておくぐらいの気構えで行きたいと思いますが、目の前に甘い蜜が差し出されると、空腹で死にそうな人間はつい、なけなしの金をはたいて、密にシャブリつきそうです。心せねば。
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