株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(10.23.07)

2007-10-22 20:02:44 | 明日のモニタリング銘柄
日経平均のOSCは8%落として42%となり、8月22日の38%&終値15900円以来の押し目を形成。

明日もNYダウと為替次第となりそうです。

そのNYダウは、金曜日にOSCを-11%の38%と大きく落としております。8月16日の17%以来です。その時はRSIが40%でしたが、金曜日は何と26%にまで落としております。

サブプライムの再燃やら、キャタピラーの業績下方見通しやらが理由の下げでしたが、8月と違って、金融危機につながるような構造的な下げではありませんので、この大きめの調整の反動から、今晩のNYダウは最初は少し押されるにしても、100ドルを越えてプラ転する可能性が大きいかと思います。

為替は午後から再度113円入りですが、こちらも金曜日に大きくOSCを下げ(46%→38%)、7月31日以来の30%台です。午後にかけてはUSドルはユーロに対しては高くなっておりますので、これが円にも効いてくれば114円台への復帰はあると思います。

そうした状況を横目に見て、新興市場の特定銘柄は後場に入ってかなりの強さを見せております。急な買い上がりがありとてもついて行けませんでした。どうも特定銘柄への大口の買い上がりがあるような値動きです。もうなるように任せておく以外にはありません。

さて、明日は日経がNYと為替の影響をかわして、今日の安値を死守できるのかが焦点です。NYが100ドル超で終われば、いきなりのプラス始まりでの押し目狙いとなります。その意味で重要な日が明日と言えます。

そこで、明日のモニタリング銘柄です。

1.2154トラストワークス
 新興の一番手に推しておきます。このところOSCを3日連続42%で膠着しておりましたが、今日の307Kまでの下落での灰汁抜けから、引けにかけての高値圏での終了でOSCを6%コンバージェンスさせての48%での終了。RSIも36%とこの株にしては8月9日以来の低さです。その8月9日に好決算を発表し185Kから424Kまで1ヶ月かけて伸ばし、その後は揉み合っておりましたが、今日で出来高も少し戻しての反発体勢完了です。

2.5411JFEホールディングス
 明日はまだ押される形での終了です。OSCは-4%の34%となり16日の32%、終値7970円に対してのダイバージェンスが強まっております。7000円割れがないことが条件でのリバウンド狙い。

3.6502東芝
 今日に続いてのモニタリングです。それにしても945円まで押された時の、その下方への売り圧力で、後場の先物の反転時期にも960円を挟んでの攻防で、どうしてもOSCを前日からプラスへは持って行けませんでした。-2%の32%です。RSIも-3%の27%です。明日はやはり945円近くまで押されて、そこで耐えてからの反転狙いです。945円が割れれば、9月14日の935円が次ぎの砦。

4.9843ニトリ
 久し振りにこれに注目。OSCが+11%の51%に上げての+70円終了は珍しい。RSIも18日の14%を底にして今日は29%まで回復。住宅の建築確認の手続きの遅延で家具が振るわないようですが、もしそうならそれはこの会社のせいではありません。中国からの輸入が主体のこの会社にとっては円高も追い風か。4700円前後で仕込みたいところ。

5.5108ブリジストン
 チに濁点をどう仮名漢字変換で入力したらよいか分かりません。が、会社名はあのタイヤの会社です。分かりますよね。モニタリング銘柄に抜擢するのは初めてでしょう。OSCが35%、RSIも29%と低いのがその理由。しかしこの株実に安定しておりますね。2200円台なら有無を言わさず買いでしょう。何せ、「世界の道を知っている」会社です。ちょっとやそっとの悪路にはへこたれません。この会社、その昔ファイヤーストーンを買収したせいで業績が落ち込んだ時は900円台でした。それ以前は今と同じような値段を付けておりましたので絶対に買いだと思ったものです。その頃、澤上ファンドならこっそり仕込んだのでしょうね。

6.7202いすゞ自動車
 自動車関連が軒並みやられております。しかし、RSIが9%はないでしょう。8月17日でも14%でした。OSCは+3%の43%とコンバージェンスはしております。16日の35%、606円からのダイバージェンスは拡大中。566円が破られなければ、一旦反発はあるでしょう。

7.5491日本金属
 明日は押し目から拾う手です。375円が割れてそのまま沈むようだと、一旦見送り。
素材関連、船舶などこれまで我が世の春を謳歌してきた銘柄が、しっぺ返しを受けております。まあ、ほどよい調整の範囲かと思いますが。

以上です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

身動き取れず

2007-10-22 11:22:38 | 株に出会う
いつもながらに、西洋ののんびりとした風景やらおいしい食べ物にどっぷり浸かった身にとっては、数字と欲の世界だけのトレーディングは、いささか刺激が強すぎます。

昔は、点滅する板情報に慣れるのに、数時間を要したものですが、最近はこの点滅については、もはや潜在的遺伝子に刷り込まれているらしく、意外とすんなりと入っていけました。ところが数字の動きの意味を読み解く勘のようなものは、元の習性へと戻されておりましたので、こんな厳しい相場では、ただ眺めているばかりです。

ジェイコム君のような「緊張感」をいきなり発揮しろといっても、そりゃチョイと無理ですね。もはや体だけでなく精神(いや、ヘーゲルに悪いので、「我欲」と訂正します。)もついていけません。おまけに、しばらく使っていなかった安物の純正マウスの滑りも悪く、手元が不如意のままです。トレードは控えろとマウスも言っております。

本来なら、シカゴCMEよりも180円も安く寄りついたので、また9月26日から27日にかけての窓も完全に埋めきったので、寄り付きでの買いが正解だったのでしょうが、そんなことは後講釈です。全面特売り症状をいきなり見ては、チョイと身がすくむというのが、人間の正常な精神状態かと。。

今日の更なる急落で、日経平均のOSCは-14%の36%にまで落ちました。8月17日以来の戻し局面の流れは完全に崩されております。ちょうど8月15日にOSCを9%落として38%になった時の状況と似ております。翌日は更に180円ほど下げて始まったので、一旦押し目買いが入りましたが、その後さらに下げたものの、そこからはOSCを+3%の41%にまで戻しましたので、筆者はこれで底打ちと「断定」し、引けに買いに入ったのです。ところが、翌日の8月17日に反発する予定が、更に100円以上も安く始まり、勝手が違うと思ってそのうちに反転するだろうと甘く見ていたところ、例の875円安まで持って行かれての終了です。これは自分の見込み違いと判断しての、いわば後場終わりにかけての投げ売りでしたが、その夜に何とFRBの緊急公定歩合下げでした。バーナンキ君にしてやられました。

今回の相場がこの通りに進むかどうかは保証の限りではありませんが、少なくとも終値でプラ転しない限り、テクニカルに反発を示したからと言って迂闊に買いに入ると、このようなことに往々にしてなりがちです。

その日の引けにかけて、前日の安値を下回ることなくプラ転を確信した段階で買いに入るのが正解ですね。

今回は、こうした前回の轍を踏まないように気を付けたいと思います。こんな状態でトレードをするにしても、下げすぎたと思われての悲観状態で下げが限定的になった時の、小反発狙いしかないでしょうね。

と言う訳で、前場は全く身動き取れず。既に寄り付きで突っ込んだ方々の利確は終わっているのでしょう。これからは更に身動きが取れないのかも知れません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする