【10月21日の午後に公開した同件名のブログの内容に、一部筆者の論理的な取り違えがありましたので、下記のように訂正します。基本的には、8月24日に書いたブログからは変更しないこととします】
今回のサブプライムローン問題での損失額を、当初FRBは最大1000億ドル程度と見立てておりましたが、その後IMFは9月24日に、あっさりと1700億ドルから2000億ドル(19兆から約23兆円)とほぼ倍に膨らむ可能性があるとしております。
本当にこの程度で済むのでしょうか?
8月24日のブログに書いたように、50兆円から90兆円規模の損失額が出るのではないかと見ております。しかし、この数字は差し押さえにあった住宅が競売に付されて、買値の17%引きから30%引きで売れたと仮定した場合の数字です。
【日本のバブル崩壊の時は、1990年の2456兆円という最盛期の(土地の)時価総額からは、2004年にはおよそ半分の1200兆円まで落ちております。もしその通りの下落になれば更に損失額が膨らむことになりますが、ここ1-2年での迅速な処理をしたとして、やはり控えめに見て、上記のような額になるのではないでしょうか。】
この数字は、「おかねのこねた」さんの10月19日付けの「IKBが緊急に必要とする金額の巨額さ」のブログで言われている、たったの1銀行で生じる230億ドルもの簿外債務からも、納得できる数字ではないでしょうか。
株式市場は、果たして今の2-4倍のインパクトを織り込んでいるでしょうか?まだ織り込んでいないようですね。
織り込まざるを得なくなるのは、今年末から来年にかけてのことと思います。その前兆が、ここのところの世界の株式市場の変調ではないでしょうか。
今回のサブプライムローン問題での損失額を、当初FRBは最大1000億ドル程度と見立てておりましたが、その後IMFは9月24日に、あっさりと1700億ドルから2000億ドル(19兆から約23兆円)とほぼ倍に膨らむ可能性があるとしております。
本当にこの程度で済むのでしょうか?
8月24日のブログに書いたように、50兆円から90兆円規模の損失額が出るのではないかと見ております。しかし、この数字は差し押さえにあった住宅が競売に付されて、買値の17%引きから30%引きで売れたと仮定した場合の数字です。
【日本のバブル崩壊の時は、1990年の2456兆円という最盛期の(土地の)時価総額からは、2004年にはおよそ半分の1200兆円まで落ちております。もしその通りの下落になれば更に損失額が膨らむことになりますが、ここ1-2年での迅速な処理をしたとして、やはり控えめに見て、上記のような額になるのではないでしょうか。】
この数字は、「おかねのこねた」さんの10月19日付けの「IKBが緊急に必要とする金額の巨額さ」のブログで言われている、たったの1銀行で生じる230億ドルもの簿外債務からも、納得できる数字ではないでしょうか。
株式市場は、果たして今の2-4倍のインパクトを織り込んでいるでしょうか?まだ織り込んでいないようですね。
織り込まざるを得なくなるのは、今年末から来年にかけてのことと思います。その前兆が、ここのところの世界の株式市場の変調ではないでしょうか。