明日のモニタリング銘柄（１０．２．０７）

今日の売りのモニタリング銘柄の８６９７大証が、後場の先物の下落にもかかわらず売り浴びなかったのでおかしいと思っておりましたら、ジャスダックとの統合話があるようです。これでは売れない訳です。

このように時として、その日のニュースをチェックしないままにテクニカル一筋で明日のトラッキング銘柄などにノミネーションすることがありますので、ご覧になる方はそのあたりは裏を取りながら参考にして頂きますようお願いします。

さて、市場は後場に反発しました。為替も１１５円台に入ってきたようです。しかし、既に高値圏であることは間違いありません。まだ１７０００円は回復出来た訳ではありません。今晩のＮＹ市場は微妙なところです。むしろ下落の確率の方が高いのではと思います。

そんな強気の相場展開ではありますが、ＮＹダウ次第で明日の雲行きは変わるとして、とりあえず可もなく不可もなくの結果でＮＹが終わったという前提で、明日のトラッキング銘柄を抽出してみたいと思います。

【明日のモニタリング銘柄】

１．８７３２マネーパートナーズ
　チョイと面白い形です。ＯＳＣは６％も落としての３７％でのダイバージェンスを示現。乖離幅は８Ｋあります。明日は一旦押されるか、それとも窓でも空けて上昇し、その後押されるのか、いずれにしても、明日の引けまでの形によって、勝負時は明後日となります。明日の値動きをとにかく監視。

２．６８７１日本マイクロニクス
　今日は金曜日の安値をセオリー通りに死守。ＯＳＣも＋１％の３８％に伸ばして、明日は反転の体勢にもっていっております。

３．３２４５ディアライフ
　引けに押されてもテクニカルにはまだいい形です。明日は１０８Ｋを崩されるようだと調整入りもあり得ます。

４．６４６３帝国ピストン
　９月２１日に上方修正してからほぼ一直線に上昇。ＯＳＣも７７％まで伸ばして、天井知らずといったところです。明日は硬軟両建てです。今日の高値の１０６３円が抜けそうにないなら反落も。もし越えれば更に上を目指すだけ。

５．５２０２日本板硝子
　これもじわりと上げてきており、ＯＳＣは前日同値の５８％まで来ましたが、明日は７１３円という９月５日の高値を再度越えていくようならそこに乗る手です。

６．４５６３アンジェスＭＧ
　このところ堅調に戻しておりますが、果たして明日はＯＳＣ＋２％の５６％からの上昇があるかどうか注目です。まだ上げ余地はありと見ます。

かなりこの間の上昇で行き着くところまでは行っております。上記の６銘柄も無理やり抜き出した感があります。つまり、明日はあまり魅力或る銘柄が見つからないということです。そうなると、場の雰囲気から強気銘柄中心に追随していく以外にはありません。

継続モニター銘柄の２４５９アウンコンサルティングは、フルスピードに連動したのか、今日はやけに強かったようです。大きな押し目もなく反転しておりました。しかし、ＯＳＣからは既に＋１２％の５８％にも伸びましたので、明日は一旦調整入りするのではないでしょうか。

空上げ気味？

「空上げ」とは初耳でしょうか？多分、筆者の造語ですが、日本語としての体はなしているかと。今日の前場の動きを見ていてふと思いつきました。

当然、日本語変換をかけると「唐揚げ」が正当な変換語として出てきます。「空上げ」は「唐揚げ」と同様、いずれ食される運命にあると言えます。何しろ、「空（クウ）」なのですから実態がない上げということになります。空売りもまさにそのようなニュアンスですが、これが売り板が空売りか実弾売りかが分かるようだと面白いかも知れません。ひょっとすると証券会社などが使っているシステムは、そのようなことまで分かるシステムかも知れません。これはどなたかご存じでしたらお教え下さい。

今日はシカゴＣＭＥの１６７６５円や、為替の少々の円高への振れを受けて、先物も気配値は１００円安くらいでしたが、始まってみると何と＋１０円でした。さらにそこから上へと舞い上がろうとしましたが、先週金曜日の高値の１６８４０円を抜けないと見るや、そこからは１６９００円を挟んでの揉み合いとなっております。

ところが、ＯＳＣで見ると先物は－１２％の４９％に、日経２２５平均も－６％の６２％にダイバージェンスしております。これがタイトルを「空上げ」とした理由です。「空ぶかし」などと言う言葉と同じニュアンスですね。威勢の良い音は出るのですが、一向に前に進まない様を言います。

この「空上げ」は明日の下落を示唆しておりますので、今日の後場での急転直下の１７０００円回復のような上昇がない限り、少しトレードは控えめにしておいた方が良さそうです。

前場は金曜日に仕込んだ売り玉の４２９６ゼンテックテクノロジーを１Ｋ安で買い戻したのみ。この株はインドのプロジェクトがもし正式発表されれば飛び跳ねますので、不用意な空売りでの持ち越しは避けておいた方が良いかと思います。

今のところ大きな動きがない限り、膠着状態での売買はフィフティ・フィフティの確率ですので、相場への参加はしないつもりです。