株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(10.5.07)

2007-10-04 21:12:42 | 明日のモニタリング銘柄
今日の日経平均はさすがにNYダウが連チャンで下げてしまっては4連騰を演じる訳にはいかなかったようです。OSCもやっと3%下げて69%です。

新興市場もヘラクレス指数が指数値は上げたものの、OSCは1%下げて80%です。逆にまだまだ強気で1%上げたマザーズ指数とOSCで並びました。RSIは79%(ヘラ)と83%(マザーズ)となっており、マザーズ指数は去年の8月25日以来の高い数字です。あの頃のマザーズは1387ポイントの高値を付けていたのですね。今は切り返したとはいえ、その時の6割弱です。だからといって、このまま青天井で息もつかさず上昇する訳もありません。過去のテクニカルな数字の推移を見てもこれは明らかです。

一旦、息を入れてから再度の上昇は、昨年の8月15日から25日にかけての8営業日でもありました。この8営業日の間に2回マイナスを記録しているのですが、いずれも10ポイント未満の小さな調整でした。今回も調整をするにしても、小幅で終われるかどうかが焦点となりそうです。これで、明日から来週にかけて、NYダウや日経平均が大きく調整しても、新興市場が小幅調整で済むのなら、新興市場の復活はいよいよ本物かも知れません。

明日の夜、9時半にアメリカの雇用統計の発表が控えております。これを見定めようとの動きで、週末要因とも重なって、今日よりも弱気で相場は推移するのかも知れません。

ということを踏まえた上で、明日のモニタリング銘柄です。

1.3845アイフリーク
 派手さはありませんが、下値を着実に切り上げてきており、OSCも+5%の48%とまだ控えめです。9月12日の314Kを抜くまでには至っておりません。今日も一時は押されて駄目かと思った、その後に切り返しております。240K前後までの押し目待ち。

2.6263プロデュース 
 ついに404Kの年初来高値を今日は更新。出来高も再度1000株オーバーに回復。PER34倍ですが、これぞ隠れた新興市場の雄でしょう。OSC63%はまだまだ序の口か。2006年1月13日の468Kという上場来高値が、ここしばらくのターゲットか。とにかく、この株貸借銘柄ですが、誰も怖くて売りをかけられないでしょう。

3.7012川崎重工業
 この遅れてきた青年、明日は地合にもめげずに9月3日の2番底462円を攻略するのか、それとも目前で頓挫するのか注目です。既にOSCは+2%の64%で一杯一杯の様子ではあります。RSIも73%となっており、7月25日を越えました。この鈍牛のような歩みの株にとっては、何かニュースが欲しいところです。陸・海・空に展開とは、まさに地球を制覇したようなもの。それにしては株価に華がない。

4.4062イビデン 継続モニタリング
 今日の引け際の上昇は凄まじいものがありました。買い戻しもあったのでしょう。最後は30円分まとめて70.3K株の買い上がりです。計6150万円也。筆者も思わず8680円で買い参入。こうした動きは四本足のテクニカルデータにははっきりと表れておりません。OSCは44%で2%ダウン、RSIも6%ダウンの40%です。乖離幅だけが今日の下げのきつさを物語っているに過ぎません。この上昇の熱気が明日も続くようだとひとまず危機を脱したことになりますが、果たしてどうなるか?本来はこのテクニカルな状態で買うのは御法度ですが、引けにかけてのあまりの過熱ぶりについ食らいつく。

5.5017AOCホールディングス 逆張り
 原油が下がっているためこのところ大きく調整。OSCの48%は9月21日以来です。明日は1600円台へ突入したあたりからの逆転がなるかどうか。あくまで押し目狙い、リバウンド狙いの株です。

以上です。

昨日のモニタリング銘柄のうち、4238ミライアル(地道に上昇)、9843ニトリ(明日が正念場)、5010日本精蝋(蝋人形のごとく)、そして6728アルバック(上昇傾向)は継続モニタリングです。
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任天堂も頭打ち気配

2007-10-04 11:19:37 | 株に出会う
朝方書いた任天堂関連銘柄に関するブログ。気になるので前引け後に任天堂の今日の調子を見てみましたら、高値は昨日と同じ水準で、安値は600円切り上げての100円のプラス終了でした。

この株、典型的な為替銘柄です。何せ、海外での売上げの利益率が圧倒的に良いのです。そのため、円安が進行すると上がりますが、逆だと下げます。8月17日以降の円高局面は、8月29日と9月10日です。逆に円安局面は9月18日の116.34円でした。この円高の日に2000円と1000円の下げがあり、9月18日前後は大幅な上昇があります。今回も円高傾向を先取りしてか、この2日で4800円も上げてしまったので、今日は円安にもかかわらずチョイと一服という面持ちでしょうか。

何か、懐具合に余裕のある方の、優雅な美術館巡りでの一服に似ておりますね。世間の風など素知らぬ顔で、一時(イットキ)の静寂の美を満喫している、その人生の余裕のようなものです。人生こうありたいものです。天に任せる気持ちで。

さて、日経平均も先物もさすがにNYダウが達成感からの調整に入る気配を感じてか、あまり元気がありません。新興市場だけは海外比率が低い銘柄も多いためか、まだ残された残飯をあさりながらの饗宴に浮かれております。この饗宴の咎は、北朝鮮の金正日のように、いずれ糖尿病を引き起こすほどに浮かれすぎと言えるかと思います。

まあ、これまでまさに飢餓状態におかれていた悪ガキが、突如目の前に差し出されたご馳走(投信の買いがこの秋から入っているはず)に狂い喰いするのは、全く理解できない訳でもありません。

前場は3つほどトレードするも上げる気配なしで、若干の損切り撤退です。持株はなし。方向感がはっきりするまでは、チョイトレードに徹する予定。

ところで、今日は「投資の日」(10月4日)だそうです。朝方に、「泣くなよ」(7974)非任天堂ホルダー諸氏と書いたのを、大日本証券業協会を代表して、「泣くなよ投資の日」に謹んで訂正させて頂きます。
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Wii関連ハードメーカー

2007-10-04 07:17:17 | 株に出会う
7974任天堂がまたしても高値更新です。年初は28780円だったので、2.23倍になった勘定になります。結果論ですが、世事への嗅覚に鋭い主婦などが、なけなしの貯金をはたいて「円天」などという怪しげな疑似通貨に手を出さず、年初に任天堂を買って、そのまま頑固に保持していれば、今年の日経の波乱相場でも最も利益を稼いだ部類に入るのではないでしょうか。あっさりと脱帽です。非ホルダーの皆さん、決して「泣くなよ!」(7974)

しかし、円天ならぬ任天とは改めて見ると凄い名前ですね。何しろ、天に任せると書きます。一体何を天に任せるのか?多分、精一杯努力した後の結果でしょうか。

既にご存じの方も多いかと思いますが、念のためこのWii関連ハードメーカーを3社ご紹介しておきます。(FINANCIAL TIMES、10月4日所収)

1.6767ミツミ電機
 無線LANモジュール、コントローラー部品、本体組み立ての1部を請負。DSの部品も供給。

2.6624田淵電機
 ACアダプター 1Q売上げ52%増、営業利益492%増。

3.6804ホシデン
 Wiiの組み立て受託。売上げ84%増、営業利益62%増。

今年のクリスマス商戦に向けて、Wiiを第一四半期に月産110万台ペースだったものを倍増させるそうです。

しかも、任天堂は部品メーカーに対して、月間の調達量を保証しており、部品メーカーにとってはリスクはありません。

筆者も、遅ればせながら、これまでソフトメーカーにだけ目が行っていたことを反省し、これら3社の株価のモニタリングを開始しました。

ざっと見たところそれぞれさすがに高値追いですが、田淵電機は、このところ上げすぎているものの、8月30日に付けた432円をまだキャッチアップしておりません。これはまだ伸びる余地があるかと。押し目買い候補。PER13.52倍。
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