株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(10.31.07)

2007-10-30 20:56:20 | 明日のモニタリング銘柄
今日も引け際に様々なドラマが待ち受けていたようです。

例えば3715ドワンゴの350Kから329Kまでの怒濤の売り。頭では前場の安値の328K近辺で一旦売りの嵐が収まるのではと思っておりましたが、皆さんの切り返しの注文が実にすばやく、また引けまでの時間が限られていることから、このリバウンドに乗れず。

そして、例の8728M2J(これ、マネースクウェア・ジャパンの略です。MJQがモダン・ジャズ・カルテット&ミルト・ジャクソン・クインテットの略であるように。M2Jとはモダンな洒落た略称ですね。)の引け際の阿鼻叫喚の売り攻勢。

M2Jのような下落基調の株は、上げると見せかけてどこかでズドーンと突き落としが来るものです。昨日の一気呵成の売り攻勢の延長線でしょう。今日も引け際にストップ安が見えるところまで落とされておりました。その後小反発しておりますが、ドワンゴほどの切り返しはありませんでした。ドワンゴは25本移動平均線を綺麗に抜いて終了しております。

しばらく1部中心にトレードを行っていた身としては、こうした新興市場銘柄の激しい値動きに今は体を慣らす段階ですのであまり無理はできません。無理すると心臓ショック死を起こしそうです。筆者、まだ生への執着は結構ありますので、それだけはご勘弁を。。。

今日は、先物の切り返し気配に誘われるようにして、引け際にあまりに落とされている6779日本電波工業を5920円で仕込みました。5960円まで大引けにあっというまに駆け上がっておりますので明日が楽しみの株です。

さて市況は、先物が後場によろよろしながらも、16500円の抵抗線を何とか死守。そこからは-60円まで戻しての終了です。これでOSCも前日同値の45%にまで回復。日経225平均はきちんと+5%の49%とコンバージェンスしての終了です。

新興市場は後場に2度ほどマザーズ指数がプラ転しましたが、結局息が続かず。OSCも4%落として56%です。一息入れた10月25日のOSCが57%ですので、これを1%とはいえ下回ったことは、どうやら下落サイン継続と見て良いようです。ヘラクレス指数のOSCも5%落としての57%です。同様の傾向です。

後から振り返ると、今日の勝負の分水嶺は、先物の14時あたりからの値動きでした。ここからは13時半頃にマークした16500円を更に目指すのか、それとも切り返しに転じるのかの、まさに分水嶺でした。この勝負所でキューンと100円ほど上げた先物が後場の相場を作ったと言えます。日経平均も昨日の窓をきちんと埋めました。

やはり、それなりの節目の数字をいくつか頭に入れておいてから、先物の値動きを監視できないといけませんね。意味を読み解くことができないと、上に行きそうなのか下に持っていかれそうなのかの判断が不能となります。これは大きな反省点でした。

さて、明日のモニタリング銘柄です。もう10月も最後です。今年もあと2ヶ月の勝負です。

1.3845アイフリーク
 この株にも新興市場物色の矛先がやっと向いてきたようです。出来高急増で引けにほぼ高値を付けての+28Kは立派。OSCも+10%の53%まで急伸。明日はあくまでも押し目を待ちます。一押しのタイミング次第で300Kあたりまでの切り返しは想定できるところか。

2.5401新日本製鐵
 もう1日この大型株。今日760円まで押された段階で、OSCは39%にまで落とされておりました。(後からのシミュレーション)25日の38%に肉薄していた訳です。そこから先物に引っ張られるようにしての切り返しで終了。明日は、この760円がキープできるかどうかが焦点になります。できるだけギリギリまで落とされてから拾いたいもの。5411JFEホールディングスも合わせて注目。

3.4043信越化学
 押しに押されておりますが、7190円という安値で打ち止まるかどうか注目。OSCは29%→31%へとコンバージェンスしておりますので、体勢は整っております。明日は、押されても7200円割れからの反発狙い。

4.6908イリソ電子工業
 これは逆張りです。OSCを6%落として45%は、10月19日の43%以来の低さです。指数値も10月では2番目の低さでRSIも29%と9月12日の30%を抜いての久々の20%台。更に押されたところ狙い。

5.5711三菱マテリアル
 これも今日の安値の664円を死守できるかどうか注目です。11月8日が中間決算。9月18日に上方修正をして10月15日にかけて770円まで駆け上がったその反動での下落。OSCが再度の38%→41%へとコンバージェンス。

6.4091大陽日酸
 工業ガス、空気分離装置などの会社。半導体や液晶関連装置メーカーとも言えます。今日は9月26日以来の1000円割れ。しかし、OSCは+6%の41%と切り返しております。明日、再度の1000円割れからの下値模索がないことを条件に、リバウンド候補としてのモニタリングです。

7.9650テクモ
 監視を外してから反発に転じたようです。明日が正念場。そのまま上に行くようだともう心配はないでしょう。押されても今日の安値の1443円までは下りてこないのではと思います。しかし、しばらく低迷しておりましたので、寄り付きのやれやれ売りには注意。むしろそこで拾うぐらいで。

8.5659日本精線
 これも引けにかけて強く切り返して、OSCも28%→35%へと上昇。RSIはまだ20%のままですが、乖離幅も6円あります。明日は押されても660円を死守できるかどうか。10月17日に中間決算を上方修正しておりますが、そこからはそれまでの上げ反動からか押されっぱなしでした。

以上です。
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新興も東証もガス欠ぎみ

2007-10-30 11:28:08 | 株に出会う
原油価格の高騰が影響してきているのでしょう。相場も段々と上昇余力がなくなるどころか、FOMCのイベントという一大坂道を目の前にして、いささかガス欠気味のようです。それを尻目に、石油株は在庫評価額の関係で調子が良いようです。

新興ではネット関連のファンコミや今日のモニタリング銘柄のエムティアイ、それに老舗のオプトなどが気を吐いておりますが、これは宴の余韻といったところでしょうか。

この9438エムティアイですが、朝方の258Kまでの一瞬の押し目をまたまた逃がしてしまいました。258Kで買うのは無理でしたが、260Kでは楽に買えた筈でした。ほんの30秒ほどの躊躇が後れを取ることとなり、その後の買い上がりに対しては、再度の押し目を待ちすぎるといういつものパターンでした。

朝一番では先物のMACDはまだデータが見えませんが、シカゴCMEより安く始まっての低迷の時は、後から見ると、今日の最低水準に位置しておりました。この段階でのエムティアイの押し目は買いでしたね。逆に8728M2Jなど昨日からの下落基調を継続している銘柄は、更なる先物の押し目が形成されるまでは手を染めてはいけない銘柄となります。現に9時半頃までの先物の下落が一段落するまでは押されております。しかし、下落基調の株は、分足のMACDで見ると、戻してもゼロ値近辺までです。楽天のマーケットスピードを見れる方は、それを確認できます。逆にエムティアイのような上昇基調の株のMACDはゼロを割り込むと一旦反発が起こります。エムティアイはどういう訳か、分足ではゼロ値から今日はスタートしています。そして直後の258Kまでの押し目からはほぼ一直線にストップ高です。この駆け上がりタイミングでの一呼吸を置いた、9時半頃の270Kあたりが真骨頂の買い場だったのですね。

これは昨日のブログで2月2日の高値の269Kを越えれば後は一人旅と書いた、その節目にピッタリと合致しております。筆者は、今朝になるとすっかりとそのような節目の数字を忘却しておりました。複数の銘柄を追っているので、個別株のそのような数字はどこかに吹っ飛んでいた訳です。この数字に対する感性というか記憶力というか、そうしたものがこの瞬時の売買判断において要求されるようです。これが、年を取って記憶力も判断力も咄嗟の瞬発力も衰えてきた方々には、デイトレのようなスピードと判断力が求められるトレードにはいささかハンディとなる所以かと思います。

と言う次第で、前場は先物が下落基調でもあり、ノートレードになってしまいました。

その先物は前場ではゼロ値近辺まで切り返しつつありますが、今日のような下落モードの日は、ゼロ値まで上がった段階で跳ね返されるのが通例のようです。10時頃のパターンがまさにそうでした。従って、後場はこのゼロ値からプラス圏にMACDが上がっていくのかどうかが、今日の相場が後場にどう動くかの鍵を握っているようです。先物自体のOSCは前場終了段階では-4%の41%ですが、日経平均は+1%の45%といささか微妙な位置取りです。

新興市場は明らかにOSCを落としております。マザーズ指数が-2%の58%、ヘラクレス指数が-5%の57%です。
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