株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(10.24.07)

2007-10-23 21:20:22 | 明日のモニタリング銘柄
しかし、今日の2時頃からの新興市場のドタバタ劇は凄かったようですね。皆さん、たちの悪いねずみ取りに一網打尽にされたのではないかと、人ごとながらも心配です。

幸い、筆者の家人はオンコセラピーをうまく売り抜け、ゼンテックテクノロジーを外出前に買ったのを+10Kで売り指しをしておき、帰宅したらうまく売れておりました。その後、買値から38Kも下がってのストップ安。全く幸運と言う他はありません。

筆者はと言えば、後場にまた170Kまで下がっていた2150ケアネットを買いましたが、一向に上に行く気配がなく、不穏な雰囲気が漂い始めましたので-1Kの169Kで逃げ切りました。その後161Kまで下げておりますので、まさに間一髪、ねずみ取りのレーダーの視野に入る直前で運良くすり抜けることが出来ました。

これで、マザーズ指数のOSCは-6%の56%、ヘラクレス指数も-3%の60%となりました。先週一度死んだふりをしてから、再度生き返った新興市場ですが、2度も生き返るほど相場は単純ではないでしょう。何しろ、如何に他人の裏をかくのかが勝負を決する修羅場です。相手は最新鋭の「レーダー探知機」を装備しております。一度うまく行ったからと言って、ノコノコと無防備で出て行けば、身ぐるみ剥がれるに決まっております。まあ、そうした雰囲気が読めない方々が、まだチョロチョロと出没するのも、これまた市場の面白いところではありますので、一概にこんな皮肉っぽいコメントを残すのもどうかとは思います。はい。。。

さて、先物も日経平均も首の皮一枚でプラス終了でした。後場にチョイと勢いを付けすぎたその反動で、引け際にかけては冷や汗ものでした。先物は良いとして、まだ日経平均の方は昨日の高値を更新出来ておりませんので、本復とは言い難いところですが、こうした小気配を逃さずに買わなければ、リスクをとるタイミングを逸してしまいますので、引けにかけて、クルマ銘柄3つ買いました。いずれも今日の値動きが強かった銘柄です。まず、クルマの外観に必須の高張力鋼板を作っている5411JFEホールディングスを、次にクルマを支える縁の下の力持ちのタイヤを作っているブリヂストンを、そして最後の投げ売りで拾った世界のディーゼル&ピックアップトラックメーカーのいすゞの3つです。

これだけ持っていれば、まさか最新鋭のレーダー感知器も筆者を掴まえることは至難の技かと思います。鉄でレーザー光線を遮り、かつゴムでその跳ねっ返りを吸収し、最後にコモンレール・ディーゼルエンジンのクリーンな排気ガスで、売り逃げる時の臭いまで消し去ることができるからです。いわば、新種の「3種の神器」株とも言えるかも知れません。

さて、冗談はさておいて、明日のモニタリング銘柄です。

1.8802三菱地所
 何とか高値・安値とも切り上げ、OSCは+1%の45%、RSIは35%と9月10日以来の低さです。10月31日に中間決算。

2.7751キヤノン
 実は筆者、この会社があまり好きではありません。いい会社なんです。しかし、トヨタと同じで、あまりにそつがなく、抜けたところや一途なところ、あるいは愚鈍なところがなく、そこがチョイと筆者に合わないのです。昔、仕事で結構親密に付き合いましたが、1つの契約交渉だけで6ヶ月もかかりました。あの御手洗氏の顔のような会社と言えば、分かりやすいかも知れません。その点、東芝や日立はいいですね。けれん身がないと言ったらよいのか、何となく気が許せる会社です。まあ、そんな私情は全く横にどけておいて、この株もきっちりと反発体勢にあります。RSIも9月13日以来の28%まで落ちております。(例に挙げたトヨタとホンダも明日は良さそうですよ)

3.6378木村化工機
 この仕手株、出来高がないとだらだらと下げます。今日も引けにかけてジリ下げです。モニタリングの理由は、指数値(真の高値・安値に基づく)が、8月28日と同じ水準まで低下しているのです。それだけ、持ち上げられてからずどーんと突き落とされる日々が続いていることを表しております。仕手株の宿命です。OSCは-3%の43%ですからまだ結構高いです。10月5日に35%、終値で1378円をマーク。この35%に近づくまで下落した時が買い時かと思います。明日がその日かどうかは定かではありません。そろそろ監視体制強化という意味でのノミネーションです。RSIの40%は8月20以来です。これも指標にしての監視を。

4.6581日立工機
 10月25日に中間決算を控えているので注意。RSIを昨日18%にまで落としていたせいか、今日はきっちりと反発しております。OSCは+5%の50%ですが、まだダイバージェンスしております。決算は良いとは思いますので、その前兆で明日あたり値を戻す勢いがあるならそこに乗る手です。

5.8086ニプロ
 このくそ真面目な株に異変です。今日の安値の2145円は8月17日の2125円に肉薄しました。8月10日の1Q決算で中間期への進捗率が85%にも達している会社です。単に人気がないだけだと良いのですが。しかし、OSCは1%ですがコンバージェンスしての38%です。;10月16日の30%からのダイバージェンスは強まっております。明日もう一度押される局面があって、2145円を割らなければ買っておいても良いのではないかと。

6.7012川崎重工業
 この株、かったるい値動きなので、あまり取り上げたくはないのですが、値段も手頃だし、少し長い目で見て持つなら、待てば海路の日和あり、かも知れません。とにかく、買い時ではあります。414円で1万株あたりでいかがでしょう。

7.4043トクヤマ
 昨日は久々にOSCを41%にまで落としての、今日は43%終了です。もう一度1600円割れの押し目を待ってから買いたいところ。多結晶シリコン・機能材などを手がける総合化学準大手。

8.7867タカラトミー
 強気相場ならこれ。好決算で出来高も増えこのところの高値更新中。OSCも+1%の66%ですが、売りをこなしながら値を切り上げていっております。押し目できっちりと拾う手が良いと思います。790円越えならその後は800円から810円までが当面の上げの視野に入ってきます。

9.6143ソディック
 今日で底打ったのかどうか。OSCはわずか1%コンバージェンスしての44%です。RSIもまだ34%で、9月25日の22%に比べて高め。一応、反発の形はできておりますので、モニタリング開始です。いずれにしても、放電加工機国内首位、世界3位の会社です。700円割れなら買いか。

以上です。
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リバウンド中、後場の動きは強いか

2007-10-23 11:15:30 | 株に出会う
昨日のNYダウは予想通りに寄り付きに下げて押されるも+45ドル終了と、+100ドル超の予想には届きませんでしたが、反発体勢に入っております。

日経先物は寄り付きにシカゴCMEよりも高く寄りついた(+35円)反動で、その後下げましたが、前場の後半から切り返しに入り、シカゴより15円ほど高く終わっております。

日経平均もほぼ先物に追随する動きです。先物はチョイとヒートしておりますので、後場の寄り付きが少し弱く始まる気配で終えておりますが、これが後場に強気モードで始まれば、今日の後場にかけては日経平均ともども反転体勢をとり、NYに追随するものと思います。

円も114円台を予想通りに回復。円はドル以外の通貨に対しては強く出ておりますので、ドルに対しての下げ(円安)からは、再度の113円台突入があるかも知れませんのでそこはチョイと注意。

今の調子だと、OSCもプラス、安値も割り込まず、といった情勢ですので、引けに少し仕込んでおくのも良いと思いますが、それは後場の始まりの気配からのじり高を先物が辿ることが条件となります。日経平均のRSIはまだ4%下げての37%ですので、ふらついているとも言えます。

前場はミツミ、日本金属、ケアネットでプラスでしたが、いすゞを不用意に高値追随で掴み、その後の分足のMACDの下向き傾向で-3円で処分。現在は建て玉なしです。

新興市場では、今日はやけにヘラクレス指数が強いですが、マザーズ指数のOSCは-1%となっており、高値でのもみ合いの様相です。銘柄毎に濃淡がありますので、上げ疲れの銘柄は伸び悩んでいるようです。こうした銘柄は、これ以上の上値がないとなれば、一斉に売りに入りますので、もし日経先物がマイナスに転じるような場面があれば、いち早く逃げるが勝ちかと。。(持っていないので、勝手なことを言いますが、株が道路と違うのは、ねずみ取りの一網打尽はありますが、一方通行はないことですので。)

以上です。

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