株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(6.12.09)

2009-06-11 21:32:13 | 明日のモニタリング銘柄
明日、6月12日(金)MSQ日のモニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。

MSQの当日の朝の気配値は、ストップ安張り付きなどの「操作」がよく行われますが、これは一切気にする必要はありません。

予定通りにNHKの7時のニュースのヘッドラインを飾りました。通常は、こうしたニュースが出ると、そこでそれまでの相場は一旦見切りを付けられることが多いようです。

明日以降、今回の過熱相場がどういった展開を辿るのか、かなり市場は神経質になっているようですが、さしずめ、今晩発表されるアメリカの5月の小売り売上高が注目されます。予想は+0.5%で前月の-0.4%からのリカバリーショットです。(結果は予想通り。除く自動車は0.2%増に対して0.5%増と健闘。)


【押し目からの反転期待銘柄】

 1.9831ヤマダ電機(5140円)
 2.4536参天製薬(2895円)
 3.7518ネットワンシステムズ(152300円)
 4.9432日本電信電話(3690円)OSC21%
 5.8732マネーパートナーズ(49700円)
 6.3770ザッパラス(203800円)
 7.5108ブリヂストン(1389円)
 8.3893日本製紙G本社(2555円)
 9.9022東海旅客鉄道(616K円)
10.7262ダイハツ(879円)
11.3843フリービット(606K円)
12.2432ディー・エヌ・エー(308K)

今日は、チョイと別の角度から、今の時点で押されている銘柄を中心に抽出してみました。明日、この結果を検証してみます。
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祝、日経平均1万円台達成。しかし。。。

2009-06-11 11:27:03 | 株に出会う
これで今晩の経済ニュースの種が出来ました。もう先物に義理はありません。

TOPIXのRSIは85%にまで達しました。去年の7月4日のアメリカ独立記念日はたったの8%でした。一昨年2007年10月10日の87%以来の高い数字です。このときは1658ポイントでした。

何をかいわんや、ですね。桁が1つ上がってスプレッドシートの長さが足りなくなった方が大勢いるでしょう。逆に昨年1万円を切った時は、何となく数字の桁が減っただけで、毛がごっそりと抜け落ちたような虚脱感を味わった方も大勢いたことでしょう。

持ち越しの8410セブン銀行は、寄り付きからの急落局面で大きな買い板に成り売りを入れましたが、システムがうまく作動せず、仕方なく指し値に変更し降りました。OSCは28%ですが、20%に近づくまではこの株は弄ばれるだけの株でしょうね。

返す刀で買った6378木村化工機も、今のところ不発弾の高値を掴んだようです。25本線が割れる時に損切り。

7717Vテクで少し取り戻すも、この株も昨日のような買い上がりの勢いはありません。416Kを勢いよく超えないと駄目なようですね。

後場は為替の動きと、達成感から虚脱感へと転じることによる下げに注意。明日はオプションのSQ値算定で限月が切り替わるメジャーな日です。これまでは良く下げておりましたが、5月のSQ値よりかずっと上にあるので、早々波乱はないと思いますが、100円ぐらいの下げは覚悟しておいた方が良さそうですね。
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市場概況(6.10.09)

2009-06-11 06:40:49 | 市場概況
先物がついに10000円にタッチした6月10日(水曜日)の市場概況です。 赤字部は11日朝の更新

◆日経先物:9990円(+210円)、OSC66%(+5%)6月9日の61%から最後の力を振り絞って一度は1万メートルの頂上を極める。指数値倍率:100(-2)
◆日経平均:9991円(+205円)、OCC63%(+3%)6月9日の60%から最後の力を振り絞って上昇し、陥落の危機から1万メートルの頂上目前まで迫る。
◆日経平均指数値倍率:100(-2)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:937.01(+18.8) OSC55%(+3%)6月9日の52%から最後の力を振り絞って年初来高値更新。
◆マザーズ指数:402.67(+6.12)、OSC58%(+4%)6月9日の54%で大雪崩に巻き込まれるも、よく這い出し、再度400メートルの山を極める。
◆ヘラクレス指数:634.41(+13.07)OSC72%(+1%)6月9日の71%から手負いになりながらも、年初来高値を奪還。
◆ドル・円:98.14円。(73銭円安)OSC59%(-2%)5月21日からの円安傾向は未だ継続中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.6475%(前日比-0.0025%)6月9日現在。5月21日から底這い状態になり、このところわずかな上昇継続も9日は下げる。
◆米10年債利回り:3.936%(+0.08%)-6月10日現在
◆日経先物イーブニングセッション:10050円(大証終値比+60円)
◆シカゴ日経先物:10015円(円建て、大証終値比+25円)更新
◆NYダウ:8739ドル(-24ドル)OSC59%(-4%)6月5日の67%からジリジリと下落中。更新

後場は、先物がついに10000円を奪還。終値は9990円です。日経平均は届かなかったものの、ニュースネタが必要なことから、明日は一時でも日経平均もタッチする筈。

個別株は先物と逆行するものも多く、またシーソー状態を繰り返す銘柄もあり、結局大きな益出しは出来ず。

持ち越さない限り利益が出そうもない8410セブン銀行を、230800円で仕込んだ持ち越しのみ。全く、この株は典型的なシーソー株です。一々反応していたら目眩がしそうだし、手数料負けします。まあ、やっと7連敗から脱出してOSCもわずかですが+1%の30%にしましたので、これで明日上がらなければ、もう触ることは止めます。

こうした状態に陥っているのは、1つには、100円刻みの値幅に変更したことがあります。これで一挙に新興銘柄のあのダイナミックな値動きが陰を潜めました。

まるで、パチンコ屋で1個ずつ玉を入れてきゃーきゃー騒いでいる子供の遊び場のようになっております。

この100円刻みは本当に投資家の賛成多数なんでしょうかねぇ?

しかし、1万円がこんなに早く奪還されるとは、株とは良きに付け悪しきに付けオーバーシュートするものですね。

-------11日朝のコメント-------

昨日のアメリカの経済指標では貿易赤字はほぼ予想通りの292億ドルの赤字だったものの、月次の財政赤字が先月の1659億ドルより更に悪化し1897億ドルの赤字と、予想を87億ドル上回り、2009年度の累積赤字額は9919億ドルと過去最高水準に達したことから、米国債の金利が上がり、かつ株式市場のダウも前日比130ドル近くまで落ち込みました。欧州株式市場は堅調。

10年債は4%の水準に近づいております。今日行われた10年債の入札は最高利回りが3.99%でした。応札倍率は2.62倍。日本は3.2倍程度ですので、やはり日本よりはタイトな需給ですので、こうして金利が上がりやすい状況です。ロシアや中国そしてブラジルなどのIMF債購入の動きも影響しております。

しかし、原油の週間在庫が438万バレル減と予想を超える大幅減で、原油が一時71.79ドルまで上昇しております。

それに加えて、ラッカー・リッチモンド連銀総裁が、今後FRBのなすべきこととして、「国債買い入れを増額する理由が見つからない」「FRBはインフレに対し過度に様子見すること、もしくはゆっくり対処するべきではない」つまり「利上げが遅きに失しないこと」と発言したため、ドル買いが進んでおります。

つまり、こういう構図ですね。

◆原油在庫減少→景気回復期待→原油続伸
             ↓  →インフレ懸念&早期利上げ観測
             ↓     ↓       ↓
           金利上昇→ドル高     株安
                  ↓
               ゴールド高(対インフレ懸念)
               ゴールド安(対ドル高&金利高)
                  ↓
              10日は前日と変わらず。           
         
一方では、貿易赤字と財政赤字は本来ドル安要因ですが、今の経済・金融を立ち直らせるためには仕方ない面が多いとマーケットでは捉えられているようです。

しかし、これは一時的な許容状態であり、景気が回復してきても財政赤字が膨らんだままでは、ドルそのものの信認が大きく地に墜ちることになるため、そろそろゼロ金利&量的緩和政策からの出口戦略やら、利上げタイミングを間違って、過剰流動性からインフレの昂進を招かないようにとの発言が多く見られると言う訳ですね。

金利上昇で何故株が安くなるのかという点は、企業の借り入れコストの利率が上昇することの他に、株式時価総額というのは期待金利と株式のリスクプレミアムで割り引いて算出されるためです。この記事を参照。
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