株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(6.10.09)

2009-06-09 20:37:55 | 明日のモニタリング銘柄
明日、6月10日のモニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。

【強気銘柄】

1.3861王子製紙(421円)
2.4521科研製薬(835円)
3.4911資生堂(1603円)
4.8028ファミリーマート(2770円)

【押し目反転期待銘柄】

1.7966リンテック(1543円)
2.8591オリックス(5370円)
3.4756カルチュア・コンビニエンス・クラブ(766円)
4.5802住友電気工業(1024円)
5.6752パナソニック(1305円)
6.9783ベネッセコーポレーション(3750円)
7.3382セブン&アイ・ホールディングス(2245円)
8.3092スタートトゥデイ(95300円)

少し多めに押し目反転期待銘柄を抽出しました。それだけOSC面でも今日は結構押された銘柄が多かったということになります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

袋小路に入ったかの動き

2009-06-09 11:28:27 | 株に出会う
いやはや、今の相場は下手に手がけずに休んでいる方が良さそうですね。

先物の動きを見ていても、パラパラとしか小口の売買しかありませんので、上下30円ばかりの値動きです。これが続くとボリンジャーバンドの幅は段々と狭くなるようです。

昨日の引け際やイーブニングセッションの7時以降がそうでした。

一旦切り返しそうな株を下で待って買っても、それ以上に上がらないため、ジリジリと押されてしまい、そこで拾わされた株は二度と買値以上には浮上できません。一時的な反発で利益が出ている時もあるのですが、「利益は最大に、損失は最小に」というトレードの原則と自らの欲が災いして、後は損切りタイミングを計るようなトレードになってしまいます。

前場は8410セブン銀行がちょうど前日のOSCを上回りかけたので231800円で待っていて拾いましたが、これはまさに線香花火のような銘柄に堕しておりました。値動きが軽く見えるため、つい軽い気持ちで拾っておこうと言う気になるのですが、線香花火を素手で拾うのはチョイと難しいもの。

もう線香が消えてぐったりしたところを拾いに行く以外にはありませんね。

それから4063信越化学も、もうそろと思い、一旦プラ転した後の下降局面の4780円で拾いましたが、これも節目の4800円を抜けず、ダラダラと坂を下っております。まあ、OSCも前場段階で31%なので、この値段帯からは5000円ぐらいには戻すと思いますが、地合がこれから悪化するのであれば、この株も一蓮托生で落ちる訳であり、どこかで手放すことになろうかと思います。

新興市場が比較的元気ですが、監視銘柄の7717Vテクは更にOSCを4%落として34%です。403Kが割れてしまったのでまだ底がありそうです。次は380Kですがそこまでの調整があるのかどうか。

そうなると、市場は話題の銘柄に移ります。6506安川電機などそのターゲットにされております。

電気自動車の駆動機構のビジネスに参入との日経の記事が発端ですが、昨日は日揮が寄り天になっていることでもあり、筆者は追っておりませんでした。気配値で20円以上高くなっておりましたので、日揮のようになるのではと思ったためです。

ところがどっこい、日経の1面の記事波及浸透スピードと、今日の安川電機では露出度が異なっていたようです。少しの押しを作っただけで一気に上昇しております。

こうして、同じ新聞記事に出ても日揮のように90円(5.8%)も高く始まるのと、29円高(4.9%)で始まるのでは、寄り付き後の値動きにこれだけ差が出るものですね。


それに日揮の場合はプラントですからかなり先の話。電気自動車はまさに旬の話。この違いもありそうです。

やはり、株はこうした評価が市場参加者の総意によって決まるだけに、目先だけ見ていると相当に難しいですね。

1つ、日経の記事で心配していた9020JR東日本は、当初押されたものの、テクニカル指標通りにプラスを回復しております。OSCも更に5%伸ばして41%です。

信越化学などに浮気せず、何故この鉄道会社を拾ってやらなかったのか?やはり、新聞記事で今日は落とし込められると勝手に思ったためですが、運賃収入が落ち込んでいることなど市場はとっくに折り込み済みでした。

やはり、安川電機のような「サプライズ」度合いを何とか計らねばなりませんが、いかんせん、真っ暗な袋小路では、ミネルバの梟でも借りてこなければ見通しが全く効きません。

そのミネルバの梟はあのヘーゲル家からの借り物となりますので、今では大変高価だとか。

と言う訳で、碌でもない6月9日の前場でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市場概況(6.8.09)

2009-06-09 06:17:12 | 市場概況
週が開けて6月8日(月曜日)の市場概況です。 赤字部は9日朝の更新

◆日経先物:9850円(+70円)、OSC66%(+1%)6月4日の64%から最後の力を振り絞って上昇。指数値倍率:101(-1)
◆日経平均:9866円(+98円)、OCC66%(-1%)6月4日の63%から最後の力を振り絞って上昇。
◆日経平均指数値倍率:101(-1)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:926.89(+10.3) OSC59%(同値)6月4日の58%から最後の力を振り絞って上昇。
◆マザーズ指数:405.91(+7.26)、OSC66%(同値)6月4日の60%から最後の坂を登坂中。
◆ヘラクレス指数:625.63(+11.39)OSC76%(同値)6月2日の75%から最後の坂を登坂中。
◆ドル・円:98.49円。(15銭円高)OSC60%(-1%)5月21日の37%から円安へと切り返し中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.6325%(前日比+0.00312%)6月5日現在。5月21日から底這い状態になり、そろそろ底打ちか。
◆米10年債利回り:3.899%(+0.071%)-6月8日現在。更新
◆日経先物イーブニングセッション:9760円(大証終値比-90円)
◆シカゴ日経先物:9860円(円建て、大証終値比+10円)更新
◆NYダウ:8764ドル(+1ドル)OSC65%(-2%)頭打ち観漂う。一旦下落調整か?更新

後場開始直後から下げに転じたものの、その後は9850円ラインを抵抗線としてのボックス圏での動きでした。

各市場ともOSCは前日同値か+1%で安値・高値ともに切り上げており、なお上を目指す勢い。新興市場の堅調が今日は目につきましたが、銘柄毎のバラツキがあるようです。明日あたりは日替わりで物色されるのかも知れません。

持ち越しはゼロです。

NYダウのOSCも+5%の67%にまで達しているだけに、今晩は下げないにしても上値は相当に重いはず。

1つ注意が必要なのは、先週金曜日段階の数字ですが、このところ米ドルのLIBORが横這いでしたが、金曜日はプラスに転じていることです。ユーロLIBORは一足先に金利上昇に転換しております。

金融システムはとりあえず安定して、ちょうど平時の状態に戻ってきているのかも知れません。今回のラリーはこのLIBORの金利低下から始まっておりますので、この面での上げ要因はほぼ出尽くした勘定です。

更に上を目指すための上げ要因が何か出てくるのか、それともこのまま揉み合ってから下げに転じるのかですが、筆者は後者の可能性を大きめに見ております。

------9日朝のコメント-------

欧州市場は1.5%ほど独・仏の市場では下落したものの、NYダウは一時130ドル程度落ちたものの、最後はわずかの上昇で終了。逆にナスダックとS&P500はわずかな下落と、ほぼ前日同値のラインで終了しております。為替もほとんど動かず。

金融株はまずまずですが、市況関連銘柄など多くのセクターが売られております。

失業率は増加を続けるだろうとFRB関係者として初の発言をした、タルーロというFRBの理事の話を聞く限り、流動性供給や政府保証が依然として脆弱な米経済には必要と言っておりますので、ここで出口戦略が囁かれてはいるものの、物価がまだ暴れていない今、金利が上がるのに任せるような状態ではないようですね。ロックハートアトランタ連銀総裁の、FRBは金融政策引き締めを待ちすぎてはいけないとの強気発言とは好対照。FRB内も割れているようですね。


なお、独の大手銀行が国有化されるのではないかとの噂からユーロ・ドルが急落。その後少し持ち直しております。

ところで、強気派のジム・クレーマーが「買え」と言っているセクターは、BOATだそうです。
つまり、Banks、Oil、Aerospace、and Technologyです。この中ではボーイングに代表されるエアロスペースが目を惹きますね。

今日のダウの下落を主導した市況関連銘柄は、中国の買い占めが一巡したとの話がバックグラウンドにあります。ついでに海運銘柄も最近は軟調ですね。

なお、株とは関係ありませんが、麻生首相が街頭演説で、「我々は戦うべき時は戦わなければならない。その覚悟をもたなければ国の安全なんて守れるはずはない」と述べ、北朝鮮との戦争の覚悟を語っております。さらに「この国のスーパースターは天皇陛下だけだ」とも発言。

何だか、1940年頃にタイムスリップした感じです。時代錯誤も甚だしい。世界の政治リーダーはこんな幼稚なことは誰も言っておりません。まさに戦争漫画の世界。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする