後場は、何とか前日安値の攻防を凌ぎきった6月19日(金)の市場概況です。赤字部は20日朝の更新
◆日経先物:9770円(+40円)、OSC54%(同値)6月12日の69%から下落中。指数値倍率:102(同値)
◆日経平均:9786円(+83円)、OCC46%(-5%)6月12日の68%から下落中。
◆日経平均指数値倍率:102(-1)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:918.97(+7.76) OSC43%(-5%)6月12日の63%から下落中。
◆マザーズ指数:425.03(-4.47)、OSC65%(-4%)6月15日の73%からまだ下降中。
◆ヘラクレス指数:638.72(+0.5)OSC59%(-3%)6月15日の81%から下降中。
◆ドル・円:96.27円。(25銭円高)OSC42%(-7%)6月12日の62%から円高へと落下中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.60875%(前日比-0.00125%)6月18日現在。5月21日の安値に並ぶ。低いほど金融安定を示す。
◆米10年債利回り:3.773%(-0.055%)-6月19日現在
◆日経先物イーブニングセッション:9830円(大証終値比+60円)
◆シカゴ日経先物:9830円(円建て、大証終値比+60円)更新
◆NYダウ:8540ドル(-16ドル)OSC40%(-3%)3月10日以来の40%更新
後場は先物が一時マイナス圏へと転落するも、9700円の抵抗線でよく踏んばり、引けにかけては一旦プラス圏へと値を戻していきました。
しかしながら、各市場のOSCは軒並みダウンしております。力強く切り返す動きは見られず。米株価先物と円高が一服していたのが、相場の崩れを防いだ形でした。
後場は、8766東京海上の2620円の指し値のみ残しておきましたが、この株、2625円までは来るのですが、昨日はあっという間に約定したのに、今日はあと一息で突き刺さらず。リベンジは来週に回します。
それ以外は6923スタンレー電気でまた少し取ったり、引け際に6779日本電波工業でスキャルピングで取ったりといった、憂さ晴らしのトレードのみ。
週末のアメリカ市場ではこれといった経済指標の発表はありません。海外からのニュースフローで為替や債券市場が動けば、ダウやナスダックも動意付くでしょうが、昨日終了段階では、ダウは一応切り返し気配です。多分数10ドルの連続上昇で終わるのではと予想しております。OSCが43%にまで押されているためです。これを30%台へと押し下げる大きなニュースが出てくるとは、今のところ思えません。
-------20日朝のコメント-------
欧州は英FT100が昨日の反動から大きくリバウンド。NY市場ではナスダックはアップルの新アイフォーン発売などで堅調。ダウは前日比あたりをウロウロし、結局マイナス引け。
原油は72ドルあたりから落ちて6月8日以来の70ドル割れ(69.55ドル)で終了。7月限から8月限への切り替えに伴うポジション整理の影響もあったようです。
今日のドル売りを誘ったのは、今頃になって出てきた格付機関ムーディーズのカリフォルニア州の格下げ可能性報道です。失業率は5月に11.5%にも達しているとのことですが、この州の問題はずっと以前から報道されております。簡単にまとめます。
・世界で8番目の経済規模(カナダ、ブラジルよりも上)
・1978年の住民投票で、3分の2以上の賛成がないと「増税不可」を決議。
・増税の予算案を問う住民投票を5月19日に実施。否決される。
・181億ドルの予算削減が必要。でないと2010年に253億ドル足りなくなる。
・6月中に予算案が成立しないと破綻する。
・破綻すると、学校、警察、消防、医療、公共交通などへの支払いができなくなる。
・オバマ政権はカリフォルニア州救済を拒否。歳出の徹底削減要求。
・6月15日までに州議会が予算案を議決しなかったので27日に現金が枯渇する予定。
州議会は共和党が支出削減、民主党は州の緊急準備金+増税での支出削減の緩和を訴え膠着状態。住民は増税拒否。
支出削減項目の中には、12億ドルの刑務所費用削減のため、囚人の釈放まで入っております。警察官、消防員、学校の教師なども減らしますので、悪ガキの増加、治安の悪化は必至。山火事も思うように消せない。
何だか、どこかの国の行く末と良く似ておりますね。
カリフォルニア州がここまで追い込まれたのは、金融恐慌による税収(キャピタルゲインやストックオプションへの税)の低下(注)が直接的な原因ですが、何よりもアメリカという国のこれまでの借金による消費過多の典型がこの州でした。 他にはミシガン州も危ないとのこと。
注:ワシントンポストによると、2007年の1300億ドルが2008年に520億ドルへ。今年は360億ドルへと更に低下することが見込まれております。凄い減り方です。
その意味では、アメリカの真の現状をこの州は体現しております。もし、この州が独立していれば、有無を言わさず大量の「カリフォルニア州紙幣」を印刷して、今でも何食わぬ顔して州の運営に当たっていることでしょう。お札の顔写真は、もちろん、シュワちゃんこと、アーノルド・シュワルツネッガー知事の得意満面の笑顔です。
なお、このお札にはこっそりと「透かし」が入っており、よく見ると「ターミネーター(この世の終わりの仕掛け人)と書かれているそうな。
◆日経先物:9770円(+40円)、OSC54%(同値)6月12日の69%から下落中。指数値倍率:102(同値)
◆日経平均:9786円(+83円)、OCC46%(-5%)6月12日の68%から下落中。
◆日経平均指数値倍率:102(-1)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:918.97(+7.76) OSC43%(-5%)6月12日の63%から下落中。
◆マザーズ指数:425.03(-4.47)、OSC65%(-4%)6月15日の73%からまだ下降中。
◆ヘラクレス指数:638.72(+0.5)OSC59%(-3%)6月15日の81%から下降中。
◆ドル・円:96.27円。(25銭円高)OSC42%(-7%)6月12日の62%から円高へと落下中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.60875%(前日比-0.00125%)6月18日現在。5月21日の安値に並ぶ。低いほど金融安定を示す。
◆米10年債利回り:3.773%(-0.055%)-6月19日現在
◆日経先物イーブニングセッション:9830円(大証終値比+60円)
◆シカゴ日経先物:9830円(円建て、大証終値比+60円)更新
◆NYダウ:8540ドル(-16ドル)OSC40%(-3%)3月10日以来の40%更新
後場は先物が一時マイナス圏へと転落するも、9700円の抵抗線でよく踏んばり、引けにかけては一旦プラス圏へと値を戻していきました。
しかしながら、各市場のOSCは軒並みダウンしております。力強く切り返す動きは見られず。米株価先物と円高が一服していたのが、相場の崩れを防いだ形でした。
後場は、8766東京海上の2620円の指し値のみ残しておきましたが、この株、2625円までは来るのですが、昨日はあっという間に約定したのに、今日はあと一息で突き刺さらず。リベンジは来週に回します。
それ以外は6923スタンレー電気でまた少し取ったり、引け際に6779日本電波工業でスキャルピングで取ったりといった、憂さ晴らしのトレードのみ。
週末のアメリカ市場ではこれといった経済指標の発表はありません。海外からのニュースフローで為替や債券市場が動けば、ダウやナスダックも動意付くでしょうが、昨日終了段階では、ダウは一応切り返し気配です。多分数10ドルの連続上昇で終わるのではと予想しております。OSCが43%にまで押されているためです。これを30%台へと押し下げる大きなニュースが出てくるとは、今のところ思えません。
-------20日朝のコメント-------
欧州は英FT100が昨日の反動から大きくリバウンド。NY市場ではナスダックはアップルの新アイフォーン発売などで堅調。ダウは前日比あたりをウロウロし、結局マイナス引け。
原油は72ドルあたりから落ちて6月8日以来の70ドル割れ(69.55ドル)で終了。7月限から8月限への切り替えに伴うポジション整理の影響もあったようです。
今日のドル売りを誘ったのは、今頃になって出てきた格付機関ムーディーズのカリフォルニア州の格下げ可能性報道です。失業率は5月に11.5%にも達しているとのことですが、この州の問題はずっと以前から報道されております。簡単にまとめます。
・世界で8番目の経済規模(カナダ、ブラジルよりも上)
・1978年の住民投票で、3分の2以上の賛成がないと「増税不可」を決議。
・増税の予算案を問う住民投票を5月19日に実施。否決される。
・181億ドルの予算削減が必要。でないと2010年に253億ドル足りなくなる。
・6月中に予算案が成立しないと破綻する。
・破綻すると、学校、警察、消防、医療、公共交通などへの支払いができなくなる。
・オバマ政権はカリフォルニア州救済を拒否。歳出の徹底削減要求。
・6月15日までに州議会が予算案を議決しなかったので27日に現金が枯渇する予定。
州議会は共和党が支出削減、民主党は州の緊急準備金+増税での支出削減の緩和を訴え膠着状態。住民は増税拒否。
支出削減項目の中には、12億ドルの刑務所費用削減のため、囚人の釈放まで入っております。警察官、消防員、学校の教師なども減らしますので、悪ガキの増加、治安の悪化は必至。山火事も思うように消せない。
何だか、どこかの国の行く末と良く似ておりますね。
カリフォルニア州がここまで追い込まれたのは、金融恐慌による税収(キャピタルゲインやストックオプションへの税)の低下(注)が直接的な原因ですが、何よりもアメリカという国のこれまでの借金による消費過多の典型がこの州でした。 他にはミシガン州も危ないとのこと。
注:ワシントンポストによると、2007年の1300億ドルが2008年に520億ドルへ。今年は360億ドルへと更に低下することが見込まれております。凄い減り方です。
その意味では、アメリカの真の現状をこの州は体現しております。もし、この州が独立していれば、有無を言わさず大量の「カリフォルニア州紙幣」を印刷して、今でも何食わぬ顔して州の運営に当たっていることでしょう。お札の顔写真は、もちろん、シュワちゃんこと、アーノルド・シュワルツネッガー知事の得意満面の笑顔です。
なお、このお札にはこっそりと「透かし」が入っており、よく見ると「ターミネーター(この世の終わりの仕掛け人)と書かれているそうな。