株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(6.24.09)

2009-06-23 20:52:36 | 明日のモニタリング銘柄
明日、6月24日のモニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。

【強気銘柄】

1.4062イビデン(2520円)

【押し目からの反転期待銘柄】

1.6363酉島製作所(1371円)
2.6594日本電産(5660円)
3.6330東洋エンジニアリング(315円)
4.6753シャープ(980円)
5.5016新日鉱ホールディングス(459円)

以上です。結構やられておりますね。

石油株など上の新日鉱に限らず叩きのめされております。強気銘柄にイビデンを挙げておりますが、これはインテルが昨日例外的に良かったためと思われます。反動安に注意。

比較的、蚊帳の外だったのが新興市場の日替わり銘柄です。これは日替わりですから、そこは注意。

なお、朝鮮中央通信が報じたところによれば、日本が船舶検査を実施するなら、稲妻を送り込むとのこと。この稲妻が何かは、当然ながら不明です。

一方では、金正日の死が近い(あるいは、既に死亡)との報道が、韓国や中国筋から出ているようです。

「カンナム1号」なる怪しい船が米軍に追尾されているようで、どうやら、この件とも絡んでの「稲妻」発言でしょうが、一体何のことやら? 原爆を連想する「ピカドン」も稲妻の一種かも知れませんが、それを「送り込む」とは言わないでしょう。

イエス・キリストがゴルゴダの丘で処刑された後、稲妻を伴う猛烈な地震とともに岩などが激しく割れ、お墓の中から多数生き返った聖徒達。これで、盗人バラバよりイエスを処刑するよう求めた大衆は心底から驚愕し、「イエスはまさしく神の子だった」、と深く信ずるに至りますが、この合唱(Wahrlich,dieser ist Gottes Sohn gewesen)がマタイ受難曲の極めつけのハイライトです。

未だに、1980年にわずか50歳で急死したカール・リヒターの盤に勝る、この合唱の美しさにお目にかかっておりません。多分、あれ以上をこの世で求めるのは無理でしょう。まさに、金字塔のようなわずか1分ばかりの合唱です。この1分のために、前後3時間を超える演奏が必要でした。

こうした聖なる稲妻を、果たして金正日は起こせるのか? あの出っ張った腹では到底駄目でしょう。
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市場心理一気に悪化

2009-06-23 11:32:49 | 株に出会う
さすがの、強気一辺倒だった日本市場も、欧州やらNY市場がたわいもなく崩れていくのを目の当たりにすると、もう観念したかのような下落ぶりです。

GSユアサなど仕手株は別にして、リバウンドらしいリバウンドもなく、前日引けにかけて、2番底、そして3番底を付けにいく始末です。

世界銀行の景気見通しがやはり相当に効いたようです。何しろ、景気の早期底打ち期待だけでここまで突っ走ってきました。

確かに一部の数字は底打ったかのように見えました。景況感指数などという、いわば人間の心理状態に影響される指標がその代表格です。

そりゃ、自らの不徳が招いたにせよ、ここまで重篤な病気に罹って既に半年。病床で毎日思うことは、朝晩のナース達による体温や血圧、そして、奢侈から招いた血糖値や尿酸値の検診結果でした。

「病は気から」などという「格言」にもすがる思いで過ごしてきましたが、この春頃に、チョイと気分だけでも切り替えてみたのです。そうすると、こうした数値が意外や意外、ほんの少しですが良くなっておりました。(実は、統計上の誤差の範囲)

血圧が端的に示しておりました。リラックスしたお陰で少し下げていたのです。担当のナースが、これまでのきつ~い中年の姐さんから、経済状態が絶好調のインドネシアからの若くてピチピチした研修ナースに変わったのが良かったのかも知れません。まあ、バーナンキ張りの髭面のドクターも、後少しで家に帰ってもいいよ(公的資金の返済)などと、呟いてくれたものですから、まさか、ここからまたICUに入れられることもなかろうと思い直したのが功を奏したようです。

ところが好事魔多し。昨日、たまたまセカンドオピニオンを貰いに行った病院、それも「世界病院」という、世間では大変に学識豊かな先生方が、その道一筋にその患者の病気について研究をしているらしい、この世でも最も権威ある部類に入る病院の、それも同じ髭面でもお茶の水博士のような風貌の大博士(ハカセ)に、「あなたの容体はもっともっと悪くなります。これまでの見通しは楽観的ですね。このままだとまたICUに入って、生きるか死ぬかの瀬戸際に追い込まれます。」などと囁かれたものですから、もうたまったものではありません。

一気に楽観論は陰を潜めました。そうなると、毎日のナース達による定期的な検診にも心理的にも悪影響を与えます。つまり、同室の患者全員(欧州から来た人や生粋のアメリカ人など)が醸し出す、何とも言えない悪寒のような雰囲気が部屋中に充満し、それが益々病態を悪くしているような、とにかく皆が密かに恐れていた事態に向かって突き進んでいるかのようなのです。

前場は、その悪寒が充満する部屋に迷い込んでしまい、5802住友電工を962円で掴み、963円までは確かに行ったのですが、一気に同部屋の全員が「気絶」してしまったらしく、皆さん、癒しのために持ち込んだペットともども、放心状態に陥ってしまいました。

一刻も早くこの不吉な事態から逃れようと焦ったのがいけなかったようです。既に出口は塞がれておりましたので、窓から953円で飛び降りてしまいました。誰かに後ろから背中を押されたように一瞬感じましたが、自分の意志だったようです。結局、ここは前場の底値近辺でした。

なぜ、正々堂々と部屋の出口から出なかったのだろうか。。。

後場は、9500円の節目が一旦破られるかも知れません。でも、すぐには諦めないで下さい。そこで、窓から皆さんが一斉に飛び降りて「自殺」するのを待ってから、部屋の中に残された「金品」をあさる方々が必ず暗躍します。

もうどうでもいっか??! 既に「自殺」してしまった人間が、あの世から語るこんなたわいもない話。。。
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市場概況(6.22.09)

2009-06-23 06:15:16 | 市場概況
後場に健闘するも、引け際に力尽きた6月22日(月)の市場概況です。赤字部は23日朝の更新

◆日経先物:9830円(+60円)、OSC49%(-5%)6月12日の69%から下落中。指数値倍率:101(-1)
◆日経平均:9826円(+40円)、OCC47%(+1%)6月12日の68%から下落中。
◆日経平均指数値倍率:102(同値)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:922.48(+3.51) OSC43%(同値)6月12日の63%から下落中。
◆マザーズ指数:439.22(+14.19)、OSC67%(+2%)6月19日の65%から切り返したか?
◆ヘラクレス指数:652.25(+13.53)OSC65%(+6%)6月19日の59%から切り返したか?
◆ドル・円:95.88円。(39銭円高)OSC43%(+1%)6月15日の62%から円高へと下落中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.61188%(前日比+0.00313%)6月19日現在。上昇へと切り返す気配。注意。
◆米10年債利回り:3.699%(-0.082%)-6月22日現在
◆日経先物イーブニングセッション:9740円(大証終値比-90円)
◆シカゴ日経先物:9600円(円建て、大証終値比-230円)更新
◆NYダウ:8339ドル(-201ドル)OSC35%(-5%)3月9日の29%以来の低さ。更新

後場は途中までは日経平均のOSCも17日に並ぶ51%と健闘しておりましたね。ところが、9900円を抜けないと見るや、ついに最後の10分ぐらいで、先物の脳天逆落とし技が炸裂。

筆者も買い上がっていた5802住友電工を2円安の996円でかろうじて損切り。それ以外にも指していたものは全て撤回。こんな雰囲気でわざわざ買いに出るほど馬鹿馬鹿しいことはありません。

これでNYダウでも大幅高になれば別ですが、行ったり来たりの膠着状態だと、明日の寄り付きからの下落モードは確定的です。

今日の日経平均は、高値・安値ともに前日比でプラスですが、OSCが前日比でたったの+1%に終わっておりますので、明日はどちらにでも転がる位置取りですね。トレンドとしてはまだ下降トレンドの方が勝っております。

まあ、明日も慌てることはあまりないと思います。今日取り逃がした、8804東京建物のような、明らかなテクニカルに反発局面を迎えている銘柄で、短期の鞘取りを考える程度でしょうか。

ところで、米ドルのLIBORの金利が、19日は1ヶ月ものから6ヶ月ものまで軒並み上昇しております。今日のデータは明日の朝に出ますが、これは良くない予兆です。

ずっと5月21日あたりから頭打ちになっており、一時切り返すも、19日段階では明確に頭を上にもたげております。これも、今は買って持ち越す局面ではないことを示唆しているようです。

-------23日朝のコメント------

欧州株もNY株も大きく下落。

世界銀行が世界経済の成長率見通しを下方修正(-1.7%→-2.9%)したことから、原油も一時66ドル台まで下落。資金は再度、ドル買い、米債券買いへと向かいました。米国のGDP見通しも09年が-2.4%から-3%へ、10年も+2%から+1.8%へと下方修正。これはIMFの見通しよりも悲観的なもの。

つまり、3月中旬以来のいわばミニバブル状態が剥離しかかった様相となり、昨秋のようなドル高・債券高以外は何もかも下落といったモードに類似した状態へと回帰です。

但し、ブランジャールとか言うIMFの調査局長が、米経済の持続的な回復のためには純輸出の大幅増が不可欠である。そのため、中期的にはドル相場の調整が必要になると、真っ当な意見を述べております。

昨秋に一時そうであったように、ドル安=輸出増とはなりますが、国内物価は上がりますので、長期金利も上昇し需要は冷え込みます。そうした経済が更に輸出を増やせるのかどうか? 米国に中国や日本のような輸出で食べることが出来る国になれといっても、それはチョイと無理ではないでしょうか。

金勘定(金融部門)だけで贅沢に生きてきた人間に、日雇い事務所にでも行って土方仕事をやって、体を張って日銭を稼げといきなり言うようなものです。落差が大きすぎます。それに性根がついて行けません。多分、1日で腰の筋肉がパンパンに張ってダウンでしょう。若い頃の筆者もそうでした。

NYダウのOSCは30%台へと入り、底が見えなくなりましたね。ちょうど2月23日の状態に似てきております。ここからは7118ドルが一気に6469ドルまで落下。経済指標の発表が何もなく、世銀の単なる経済見通し発表だけでここまで落ちたことに、今までの相場の腰の弱さが改めて露呈しております。

今晩は5月の中古住宅販売件数がありますが、前月比+12万戸の480万戸を市場は予想。これはひょっとすると攻略出来るかも知れませんが、このチャートを見る限り、ノコギリ状の歯が今度は下へと向かう気がしないでもありませんね。いずれにしても500万戸を奪還しないと、とても回復したなどと言える水準ではありません。

改めてこのチャートを見れば分かるように、2007年2月の660万戸から、一気に500万戸レベルまで下降し、昨年9月に一度今回のようなジグザグの軌跡を描きながら少しリバウンドしてから、この510万戸という2000年12月以来守ってきた「安値抵抗線」が上抜けできなかったため、一気に二番底に向かって落ちている様がよく分かります。

ダウが14198ドルの高値を付けたのは、中古住宅が高値から陥落し始めた時より8ヶ月も遅い2007年10月11日でした。この年の中古住宅市場は結構厳しい下落が続いたのですが、これがバブル崩壊と株式市場には認識されなかった、今思えばこの不思議。
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