株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(6.19.09)

2009-06-18 21:12:29 | 明日のモニタリング銘柄
先ほど発表のカナダの5月の消費者物価指数が、事前予想よりも強く出ているようです。0.4%→0.7%、コア指数も0.1%→0.4%です。カナダは資源国であり、かつ、金融で被害た少なかった国です。そうした普通の状態だと、やはり世界の過剰流動性がインフレへと押し上げております。

アメリカの場合は、例のブラックホールが大きく、資金はその不良資産処理やらデレバレッジのための資金需要やらに消え去っているようですね。

さて、明日のモニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。

【トレンド転換した買い銘柄】

1.7731ニコン(1484円)

【押し目からの反転期待銘柄】

1.6753シャープ(1015円)
2.6762TDK(4100円)
3.6379新興プランテック(802円)
4.5201旭硝子(708円)
5.6330東洋エンジニアリング(323円)
6.8766東京海上HD(2500円)
7.8058三菱商事(1762円)
8.7267本田技研(2565円)

以上です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

逆パターンで目眩まし

2009-06-18 11:24:45 | 株に出会う
結果的には持ち越し玉はすべて損切り。前場早々の場が落ち着くまでに指していた新規の買いもすべて損切りと最悪の結果になりましたが、その筋の手口は、こうして冷静に振り返ってみると、昨日とは全く逆のパターンでした。

・日経先物はシカゴの値段より45円も高く始まる。
・その仕掛けは9時にかけて急速に進んだ円安。
・場が始まって96円まで持ち上げておいての一気の円高。
・それに呼応して先物の急落。
・10時の為替の仲値決めが終わった後に円安へ。
・そこから先物は一気に上げるフリをして、第2弾の突き落としが決まる。
・後は今日のイベントは終了しダラダラと下げるのみ。

このもの凄くタチの悪い地合にもろに影響を受けたのが、6674GSユアサでした。1228円の最高値で掴んだ方は、1102円まで一気の下落です。最低単位でも12万円ほどがほんの数分でチャラ。

もちろん、この高値への買い上がりからの売りを虎視眈々と狙っていた方は、最高の稼ぎ場となった訳です。

それにしても、最初の押し目の1100円近辺は、昨日13時頃からの急騰局面の初動の値段でした。まさに節目の節目でピタリと止まっております。

そして、同じ値段に再度押されましたが、同じ柳の下には2匹目のドジョウはいないのが、この世界の厳しいところです。1130円あたりまでの切り返しを前場の終了間際に見せましたが、そこは今度はトリックスターが待ち受けている場所でしたね。

こうした後講釈を平然としておりますが、もともと触る気がないので気楽に書いております。大金を掛けた当事者は、それこそ気も狂わんばかりの乱高下に、めくるめく思いをしたことでしょう。それにしては負けた時の代金が高すぎる。ぼったくりの暴力バーの10倍ほどか?

まさに、相場は下落一途ですが、こうした悲観が勝ちすぎる局面では思わぬ仕掛けをする方も多くいるようですので、何とか、前場の損失をリカバリーできるように、できるだけ冷静に対処したいと思います。

しかし、相場が荒れてきましたね。

前場は10時に来客があるので急いでトレードしたのが敗因と一応慰めておきましょう。何かある時は、持ち越し玉の整理だけを考えておくべきでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市場概況(6.17.09)

2009-06-18 06:10:31 | 市場概況
後場の先物は、いきなり前場の抵抗線の9770円を突き破って一時マイナス圏に落ちるも、そこからはジリジリと切り返し、前場の高値をも13時前には抜き去り、後は9810円を死守しながらの終了でした。 赤字部は18日朝の更新

その6月17日(水)の市場概況です。

◆日経先物:9830円(+60円)、OSC55%(+1%)6月12日の69%から下落中。指数値倍率:101(-1)
◆日経平均:9841円(+88円)、OCC53%(+2%)6月12日の68%から下落中。
◆日経平均指数値倍率:102(-1)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:923.03(+8.27) OSC49%(+1%)6月12日の63%から下落中。
◆マザーズ指数:435.85(+10.66)、OSC68%(-1%)6月9日の54%からまだ上昇中。
◆ヘラクレス指数:650.38(+12.59)OSC68%(+1%)6月9日の71%から上昇中。
◆ドル・円:95.71円。(70銭円高)OSC42%(-4%)6月12日の62%から円高へと低下中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.61313%(前日比-0.00125%)6月16日現在。5月21日の安値に並ぶ。低いほど金融安定を示す。
◆米10年債利回り:3.645%(-0.013%)-6月17日現在
◆日経先物イーブニングセッション:9760円(大証終値比-70円)
◆シカゴ日経先物:9725円(円建て、大証終値比-105円)更新
◆NYダウ:8497ドル(-8ドル)OSC42%(-4%)3月10日の40%以来の低さ。ここから反転しないとズルズルと落ちる可能性大。更新

後場は開始直後に押されてどうなることかと思いきや、その後は買い優勢で場を終えました。

アジア株式市場が全面安の割には、日本市場は堅調でした。円高が一服したこととダウの先物が堅調だったことも後押ししております。特に前場開始早々、そして後場の押し目からの反転は、見事に円安への急な切り返しと軌を一にしております。NYダウがまさか3連敗は喫しまいという見込みもあったのかと思います。

そうした押せ押せの雰囲気ならば、GSユアサはもう狂ったような上昇ぶりでした。とても危なくてこの火遊びには参入できず。ここで運良く勝っても、後の肥やしになるようなトレードではありません。まさに丁半博打ですね。

持ち越しは3715ドワンゴと4043信越化学の、今や地味系と化した2銘柄です。買値は終値と同一。ここは一旦切り返し気配ですので仕込みました。

-------18日朝のコメント-------

欧州株は全面安でしたが、NY株はナスダックがプラス、ダウは小幅安で終了でした。円高は更に進んで95円台に。

S&Pが、米銀22行の格下げを発表する一方、米国の長期債格付を当面見直す可能性が低いと発表したことで、長期債の利回りは低下しております。サブプライム問題で政府や議会にこっぴどくやられた格付会社ですから、イギリスの国債に対してネガティブと述べたような「謀反」はとても出来ません。

こうした発表を時折行って、飼い主に対して何かと機嫌を取ることが宿命付けられた飼い犬に似ておりますね。まさに生殺与奪権を握られた格付会社。

原油は70ドルを挟んでの攻防が続いております。週間在庫統計で、精製後のガソリンの在庫は338万バレル増えていたものの、原油が387万バレル減っていたためです。

この原油在庫というのが曲者です。ひと頃、原油が安かった時、海上の大型タンカーに原油を「避難」させておりました。そのうち上がるだろう、今の値段で売っては損、という考えからです。

そこで、当局は海上に浮かぶタンカーの原油も在庫統計に加えようという構えを見せております。何しろ大型タンカーですから結構の量です。へそくりの財布の大きさどころではありません。このあたりも虚々実々の駆け引きがあちこちで行われているようです。

当局としては、何としても今の70ドルを上限に安定させたいでしょう。産油国もどうやら同じ気持ちのようですが、内心は早く景気が良くなりもっと上げて欲しい、でしょう。

金はほとんど動かず。しかし金の値段を見ていれば、今の経済状況がよく分かりますね。(+)は上げ要素。(-)は下げ要素。

・米消費者物価指数(5月)の前年比が1950年4月以来の下落率を記録(-)
・FRBによる早期の金融緩和の解除の思惑の後退(+)
・米銀22行の格下げによるドル安(+)
・1Qの米経常収支の予想以上の赤字拡大(+)
・株式市場がプラス圏になりリスク資産への流れ(+/-)
・米国長期債格付見直し可能性低い(-)

結局、ドル安は進んだものの、金は小幅高で終了。円換算の金の値段は大幅下落。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする