株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(6.17.08)

2009-06-16 22:04:45 | 明日のモニタリング銘柄
夜に入って、ロシアのメドベージェフ大統領が、ドルその他の準備通貨は役割を果たしていない。世界は超国家的な通貨が誕生する可能性が高いと述べ、「スーパー通貨」誕生への思惑からドルが売られております。

イギリスの消費者物価指数の5月度は予想の倍の0.6%でした。前月は0.2%でした。前年比でも+2.2%にもなります。

何やら波乱含みの時期を迎えつつあるようですが、明日、6月17日のモニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。

【強気銘柄】

特になし。

【押し目からの反転期待銘柄】

 1.6804ホシデン(1183円)
 2.4118カネカ(625円)
 3.6923スタンレー電気(1551円)
 4.6762TDK(4240円)
 5.1605国際石油帝石(757K円)
 6.5016新日鉱ホールディングス(516円)
 7.5541大平洋金属(779円)
 8.9697カプコン(1710円)
 9.6594日本電産(5810円)
10.6366千代田化工建設(768円)
11.5631日本製鋼所(1174円)
12.8766東京海上ホールディングス(2570円)
13.8031三井物産(1177円)
14.7203トヨタ自動車(3690円)
15.3715ドワンゴ(146K円)

以上です。全般を見ると今日は押されすぎ。典型的な反転の形です。欧州株もプラス推移だし、アメリカの新築住宅の着工件数、建築許可件数ともに予想を上回っておりますので、明日は一旦切り返す気配です。ドル・円も97円まで回復しております。
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局地戦が勃発し衰退中

2009-06-16 11:29:04 | 株に出会う
戦国時代の歩兵になったことはありませんので、この際、確かなことは分かりませんが、これまで戦いを有利に進めてきたものの、既に兵糧も尽きかけている現在、ここは一旦撤退するのか、それとも、最後の力を振り絞って全員一丸となって突き進むのかは、その軍団のいわば、「士気の現状」に大いに影響されることでしょう。

士気は悪化しております。97円を切ってしまう円高が士気の悪化を更に招いております。円高=兵糧の減少ですから、腹が減っては戦はできぬの喩え通り、これは致し方ありません。

そうなると、これまでの戦線をどう守っていくのか、そして撤退する手勢を如何に少なくせずにするのかが焦点となってきます。

今日の相場では、この戦略を最も効率よく推進するために、いわば破れかぶれの野武士軍団を最前線に配置し、決死の戦いを挑むという奇策に出ているようです。

例えが悪いものの、あの1年前のアキバ事件。レンタルトラックで歩行者天国に突っ込み、トラックから降りて誰彼となく刺していったあの忌まわしい事件。

あの時のトラックが、今日の相場では第1に6674GSユアサです。今日こそ落としこまれると誰もが思ったにもかかわらず、993円の安値から1059円まで66円もの上昇で高値更新です。

一度プラ転しそうな時に再度1016円あたりまで押し込まれておりました。この時の空売り筋を筆頭に、その後のあまりに厳しい戦いで士気が落ち腰が引けた見方の兵士をも踏み倒しながらの突進は、鮮やかと言う他はありません。

その他では、些か軍団の質は見劣りするものの、8111ゴールドウィンが、ユアサの燃料補給の後方支援に活躍中です。後は兼松日産農林といった、これも得体が知れない白蟻退治の名人が、その際に使う「サリンまがい」のようなものをまき散らしながら、敵の反撃を押さえ込んでいるよう姿が、この荒涼たる戦場にかいま見れるのが、前場の戦況でした。

とても危なくてGSユアサには近寄れませんでした。8804東京建物の切り返しのタイミングを見てはいるのですが、これも昨日の出来高からすれば、まだ「敗残兵」を多く抱え込んでいるようで、一気に上抜けるような勢いが出ておりません。

前場は落ち目の7762シチズンホールディングスのプラ転からの下落局面でまたしても掴んでしまい-9円あたりで撤退。25本線も何もかも急に割り込んで来ましたが、朝からの反撃の勢いがまぶたに焼き付いており、切るのが少々遅れました。

後は、因縁の4063信越化学がプラ転しているのを見て、少し下の4650円で指し約定。これは鉄の蓋が覆い被さっているかのような値動きです。OSCは前日同値の31%です。プラ転さえすればOSCも31%以上には回復しますのでホールドしますが、奈落の底に近いところまで、どういう訳か落とされた株ですので、4630円が割れてしまえば一旦撤退しなければなりません。

後場にドル・円が切り返してくれば、ここまで一気に押されておりますので、少しは戻して終了するのではないかと思います。

しかし、激しい局地戦が勃発しており、この戦場には「追い剥ぎ」(Highwayman)と称される、本当の荒れ馬に乗った野武士集団も跋扈しているようですので、呉々も丸腰で迂闊に、金目のものを拾おうとして、この戦場に足を踏み込まないように。。。
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市場概況(6.15.09)

2009-06-16 06:10:26 | 市場概況
後場の先物は金曜日の安値の10030円に何度かタッチ。しかし、そこが割れずジリジリと買い戻しも入るも、結局は安値圏で終了した6月15日(月)の市場概況です。赤字部は16日朝の更新

◆日経先物:10040円(-100円)、OSC64%(-5%)6月12日の69%から下落に転じる。指数値倍率:99(+1)
◆日経平均:10040円(-96円)、OCC66%(-2%)6月9日の60%からまだ上昇基調継続。
◆日経平均指数値倍率:100(+1)数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:946.82(-3.7) OSC63%(同値)6月9日の52%からまだ上昇基調継続。
◆マザーズ指数:433.07(+12.12)、OSC73%(+6%)6月9日の54%から更に年初来高値更新中。
◆ヘラクレス指数:656.5(+15)OSC81%(+3%)6月9日の71%から年初来高値を更に更新中。
◆ドル・円:97.82円。(59銭円高)OSC58%(-4%)6月12日の62%から円高へと切り返したか?更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.62438%(前日比-0.005%)6月12日現在。5月21日から底這い状態継続中。
◆米10年債利回り:3.709%(-0.082%)-6月15日現在
◆日経先物イーブニングセッション:9960円(大証終値比-80円)
◆シカゴ日経先物:9825円(円建て、大証終値比-215円)更新
◆NYダウ:8612ドル(-187ドル)OSC50%(-10%)5月22日の43%以来。当面の底割れ。更新

後場は、為替が少々円安気味だったこともあり、ダウの先物が-50ドル程度で推移しているにもかかわらず、先物は金曜日の安値を死守。日経平均は10円ほど割り込んでおります。

日経平均のこの金曜日の高値・安値を割り込む形は、OSCの低下と合わせて、下落基調へと転じたかに見えますが、6月9日の水準からはまだ上に位置しており、明らかな調整過程に入ったとは断じることは出来ません。

ダウ先物は今のところ調子が良くないようですが、金曜日のNYダウはOSCを3%上げて、切り返し気配を見せております。ダウが更に上昇すれば、明日の日本市場も再度息を吹き返す公算が大かと。

しかし、一応の調整含みの値動きでしたので、後場はいくつか指していたものの、無理をしなかったため、ノートレードに終わりました。持ち越しもなし。

-------16日朝のコメント-------

欧州もNY市場も株式は大幅に下落。6月の全米住宅建設協会による「NAHB住宅価格指数」は前回16ポイントを下回る15ポイントで予想を2ポイント下回っております。

原油も金も下落しておりますが、これはユーロとの相対的なドル高が1つの背景。ECBがNY時間に、2010年までに不良債権の追加評価損の計上として2830億ドルの見通しを示したことが大きな理由です。

これで2010年末までの評価損の総額は6490億ドルとなります。

内訳は、銀行の不良債権2180億ドル、貸し倒れローンの引き当て4310億ドルです。

なお注目は、4月の対米証券投資が予想の600億ドルのプラスに対して、たったの112億ドルだったことです。3月分(修正後)は554億ドルもありました。

このデータは米国が外国からの資金でうまくファイナンスされていることを見るのに重要なデータですが、昨年10月は4億ドルの赤字、11月も256億ドルの赤字、今年1月も368億ドルの赤字と変調?が続き、やっと2月、3月と持ち直してきただけに、また腰を折られた感じです。

この資金の大きな流れは、株式市場の盛衰にリンクしているようです。NAHB住宅価格指数といい、どうもこれから市場が一旦調整を深めそうな予感のする数字ですね。

上の数字はネット長期TICフローのデータですが、4月の短期のフローは前回の250億ドルのプラスに対して、-532億ドルに大幅低下。民間部門が582億ドルも売り越したのが響いたようです。

日本の金融機関も米国債などから、少しでも逃げて呉れていれば良いが、と思って財務省のデータを見れば、4月は2兆6千億円強の買い越しでした。5月も1兆8千億円強の買い越し。この買い越し(ドル買いに相当)でドル・円は大きく円高に振れることなく推移しておりますが、米ドルの価値がとりざたされている時に、まさに飛んで火に入る夏の虫。

最後に、NY連銀製造業景気指数(6月)も、前回-4.55、予想-4.6、結果-9.41でした。雇用指数は若干良かったようですが、在庫がまたまた増えているようです。これが大きく足を引っ張っております。ここからも中国特需は一服していることが窺えそうです。

大分、お化粧がまだら模様ながらも剥げ落ちてきているようです。そのうち顕わになる「素顔」が、きつすぎるメイクアップの後遺症で、荒れに荒れているかどうかに注目。
コメント (2)
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