株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(8.12.09)

2009-08-11 20:07:07 | 明日のモニタリング銘柄
今回のラリーは、5月18日を起点としております。それまでは日経平均の終値がふらついておりました。5月11日に一度9500円までつけ、それから9000円を割り込むことなく5月18日に終えたのが大きいと思います。

それが約2ヶ月後の7月13日に再度9000円割れ寸前まで追い込まれましたが、それをも凌いで、後は怒濤の上げです。

2007年10月の17489円の高値から、2008年10月の安値6995円までの38.2%戻しは11003円です。これが視野に入ってきました。

まさか、ここまでの切り返しがこれだけ短期に達成されるとは思っていなかった方が大勢でしょうね。

さて、明日のモニタリング銘柄です。

1.3941レンゴー(円高・原油安銘柄につき注意。1Q進捗は晴れだが。)
2.9783ベネッセ(頑強な底値固めか、それとも単なる頑固株か)
3.6594日本電産(十分に高値圏だが、OSCは+3%の39%と買いどころ)
4.6326クボタ(これもOSCが28%→34%へと立ち上がり妙味)
5.8113ユニチャーム(日経転けた時の安全牌。OSCは39%→42%へ)

しかし、決算が悪くても買い戻されたり、GSユアサのように公募や赤字決算を踏み台にして上昇したり、言ってみれば、これまでの常識があまり通用しない、戦国相場に入り込んだようです。

こうしたテクニカル分析から導き出すような冷静さは、既に市場は失っているのかも知れません。もう、流れに淡々とついていく以外にはありませんが、備えだけはこれまで通りにしたいと思います。 一体全体、何の備え???
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標準時間停止中につき

2009-08-11 11:24:47 | 株に出会う
またまた、「はずれびと」を演じてしまいました。何も、株アカデミー賞を狙った訳ではないのですが、この世の中、結構、巧妙に出来ておりまして、一筋縄ではいかんのです。

今日のモニタリング銘柄の前場段階の採点をすると4勝5敗でした。

その他、隠れモニタリング銘柄(これはボラが高すぎたり、出来高が少なすぎたりする銘柄でとても世間に対して発信できない銘柄)を合わせると、一応8勝7敗にはなりますが、これでは今の相場では負けたも同然です。

今日のモニタリング銘柄全体での勝ち組のトップは2178トライステージ。あまりに値幅が大きくとても手をつけるどころではありませんでした。

負け組のトップは3349コスモス薬品。

今日は、この秋に咲くはずの銘柄について、一言だけ釈明を。

一言でいうと、昨日の+9円での終了は「騙し」でした。OSCの43%というのは、よく騙しが出る箇所です。お狐さんが、夜道で夜鷹に化けて待ちかまえている裏通りといえば、それなりの年配の方には理解が早いでしょう。

こんな綺麗な名前を持っていながら、このコスモス、今日は化けの皮が剥がれました。一応、後講釈ですが、何故騙しだったかの1つは、昨日は1850円という安値を更新しておりました。まだ下があることを示唆していたのです。

次に、この株7月10日に本決算を発表しており、ほぼコンセンサス通りに着地しておりました。翌13日は何と、それまでに上げすぎた反動からか-124円で終わっております。

しかし、捨てる神あれば拾う神あり。やはりこのご時世右肩上がりの業績好調株は貴重とばかりに、その後2180円まで買われました。しかし、これはコンセンサス通りの業績だとすると、少々上げすぎてしまいました。

となると、124円下げたあたりまでの調整は不可避となります。その日の終値が1814円です。昨日の安値は1850円です。まだ40円ばかりの調整が必要ということに相成ります。

叩く時はトコトン叩くのがこの世界ですね。多勢に無勢。安いからと拾うと、お狐さんが心を込めて捏造した枯れ葉素材の銭を掴まされることになりますね。

と言う訳で、このコスモス薬品、1814円が底と筆者は賭けてみます。前場で1850円という昨日の安値に並んでおりますから、ここが破られれば、そのあたりまで一気に行くかも知れません。もし、防御できれば、数日の揉み合いからは、夜鷹を追い散らすことが出来るかと思います。

それまでは、闇夜には近づかない方が身のためかと思います。

しかし、夜鷹といえば、30数年前、ウィーンの駅の裏側で沢山たむろしていた、足がすらりとした西洋夜鷹を思い出します。すーっと、高級乗用車風のクルマが近づき、何やら話をしていた光景が印象的でした。

やはりあちらの夜鷹は迫力がありましたね。それに比べれば、コスモス薬品など昼鷹か???

あっ、そうそう。前場はこの先物の値動きでは手出しできず。ノートレード、ノーホールドです。

地震と台風が来ている不穏な世の中です。ここはあまり無理をしない方が良さそうです。
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市場概況(8.10.09)

2009-08-11 06:05:19 | 市場概況
8月10日(月)の市場概況です。 赤字部は11日朝の更新

◆日経先物:10550円(+130)OSC66%(+1%)8月5日の57%から再度の切り返し中。昨日のOSC71%は入力ミスがありました。訂正しました。指数値倍率:94(-1)
◆日経平均:10524円(+112円)OCC62%(-4%)8月5日の57%から再度の切り返し中。山高し。
日経平均指数値倍率:95(-1)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:969.24(+12.5)OSC62%(-1%)8月5日の56%から再度の切り返し中。
◆マザーズ指数:462.59(+5.76)OSC43%(-3%)8月3日の60%から下げに転じる。
◆ヘラクレス指数:632.81(+7.55)OSC62%(-3%)8月3日の77%から下落中。
◆ドル・円:97.17円(32銭の円高)OSC65%(-2%)8月7日の67%から円高へと押し戻される。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.45875%(前日比-0.0025%)8月10日現在。下落継続中。0.5%以下が定着。
◆米10年債利回り:3.782%(-0.074%)-8月10日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:10510円(大証終値比-40円)
◆シカゴ日経先物:10520円(円建て、大証終値比-30円)更新
◆NYダウ:9338ドル(-32ドル)OSC66%(+1%)ここから切り返すかすかな胎動が。更新

後場は、一時先物が10500円を割れるも、そこからはしぶとく切り返して、結局寄り付きの値段に戻して終了しております。

先物だけはOSCを伸ばしておりますが、他の市場は全てOSCを落としております。勢いがなかったということになります。ダウも1%ですが落としており、このところの上げでテクニカルには何時反落してもおかしくないポジションです。

後場は幾つか指していたものの、本気で売買する気はなく、結局売買も持ち越しもゼロ。こういう勢いだけでプラス終了した日はチョイとリスクがありますね。

AMIちゃんこと、3773アドバンスト・メディア(AMI)だけは122枚の売買だけ成立してのストップ高でした。この株、愛称の名前は良いだけに、お年寄りに好まれるアプリケーションを是非提供して貰いたいものです。

筆者としては、この際、擬声語変換という世界初の技術にチャレンジして欲しいと思っております。それは、お年寄りが発する擬声語を介護施設のナースステーションに直結させ、そこで変換された翻訳語を宿直のナースが判断し、かけつけるかどうかを決めるようなものです。

例えば、便意を催す場合の擬声語の数々を辞書に登録しておきます。「クソー」とか、「ゴロゴロ」とか、「プー」とかですね。腹が減った場合は、「グー」とか、「ガツガツ」といった、お年寄りが発する擬声語を正確に認識する技術ですね。

何だか、深夜の「野生の雄叫び動物公園」のような雰囲気に介護施設がなりそうです。ここはやはり、AMIちゃんの技術は使わない方が、ニチイ学館および近隣住民のためかと。。。

-------11日朝のコメント-------

アメリカは経済指標の発表もなく、決算発表もピークを過ぎ、昨日の流れを引き継ぐにしても、上げ材料がない中では株価は調整する以外にはないという、真夏のまさに閑散相場でした。

そんな中、マグドナルドだけが7月の既存店売り上げを4.3%も伸ばして上げております。米国で2.6%増、アジア、中東、アフリカで2.1%の増、そして何と欧州が7.2%も増えております。

どうも、先日のイギリスの中央銀行によるマーケットの意表を突いた量的緩和の強化に続いて、経済成長見通しを引き下げるとの今日の報道で、日本の失われた10年へと陥る危機が欧州では懸念されているようです。そこに、以前から言われていたバルト3国のエストニアとラトビアの格下げです。ラトビアはついにBB格となりました。

こうやって見ると、マックの欧州での好調ぶりは、欧州景気と反比例しているのではないかと思わざるを得ません。人は金がなくなるとジャンクフードに走る、という訳ですね。

にもかかわらず、(ここ2-3日は別にして)ユーロがドルよりも優位に立っているのは些か理解に苦しむ現象です。ユーロが売られてくると、どこかの政府系ファンドや投機筋が買っているようです。

となると、巷間言われているように、本当にアメリカはこの第3四半期で景気後退は終了し、来年早々にも利上げに転じることになるのかどうか?です。

こんなにも、今回の危機は早期に克服できるだけの浅いものだったのか?ということです。

少なくとも、今回の信用危機から完全に脱するためには、FRBと財務省がとった政策対応の3つ、

1.TALF(ターム物資産担保証券ローンファシリティ)でのノンリコース融資
2.銀行への直接資本注入
3.政府機関からの直接融資

こうした非常時の政府の対応(救命装置)が平時に戻る必要があります。それをそのままにして、利上げ(退院)とはとんでもありません。

少なくとも3に関連して、ファニーメイは、第1四半期の232億ドルよりか改善したとは言え、第2四半期で純損失を148億ドル(前年同期は23億ドルの赤字)も計上しており、財務省に107億ドルの追加支援を要請しております。(しかも焦げつきローンは1710億ドルもまだあります。)

アメリカは欧州に比べて、こうした数字が公にされるほどに「透明性が高い」のが救いといえば救いですが、こうした政策対応による巨額の国債発行への懸念が益々高まっているのが現状かと思います。

GDPに占める各国の債務残高の割合を見ると、現段階でもアメリカはドイツや英国より10%ほど高く、78%になっております。医療保険改革への今後の支出を含め、今後は益々借金が増えることへの懸念がまだ解消されている訳ではありません。(日本の借金はもう持続不能と欧米からは見られております。)

今日の日本市場は、ダウの小反落を受けて、10500円を巡る攻防となりそうです。上値は10800円というのが「相場」ですので、ひと息入れて、果たしてこれを攻略するのかどうか?
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